ピスコ <Pisco>





 ペルーでは、どこに言っても「ピスコサワーはどうだ?」と勧められた。

 白葡萄を蒸溜して作るペルーのお酒ピスコ
 そのままだとアルコール度数40〜45度くらいのキッツイお酒だ。

 ピスコサワーは、ピスコを飲みやすいカクテルにしたもの。

 ピスコ3 : レモンジュース1
 砂糖と卵白を少々加えてシェイク
 仕上げにシナモンを振り掛ける

 卵白が入っているからテーブルに出された時には泡が立っていて、暫くすると落ち着いて泡の量が少なくなった頃が飲み頃だろう。
 なんだかまるでビールみたいだ。

 ペルーにはピスコという地名があるのだけれど、アルコール“ピスコ”の名産地はイカ。
 イカはペルーの首都リマから車で約3時間半、地上絵のあるナスカから車で約2時間、小田蘭の2004年4月の旅ではナスカの地上絵観光の拠点として宿泊していた所だった。

 ピスコを作る為に必要なのは糖度の高い白葡萄で、イカの周辺がその葡萄を作るのに適しているのだそうだ。ピスコを生産するワイナリーではワインも作っていて、試飲をさせてもらったらとても甘みが強かった。

 チリにもピスコというお酒があるが、それはアルコール度数の高いもの(70度程度)に水を加えて度数を落としている。ペルー産のピスコは水を加えずに40〜45度のアルコール度数なのだ。

 空港のお土産屋や地元のスーパーでは、インカらしいデザインの小さな瓶が売っていた。レモンや砂糖が合わさって粉末になった「簡単ピスコサワーの素」も売っている。 その粉末の袋の裏には作り方が書いてあるけれども、それは当然スペイン語だ。詳しくは読めないながらも、スペルを眺めたり書かれているイラストをみると、この粉末はピスコだけではなくウィスキーでもウォッカでもジンでもラムでもいけるらしい。

 日本ではなかなか見かけないピスコ
 ペルーに行った時には、ひとつお土産にいかがですか?


 

last up date/2004.07.20


:参考ページ:
  http://www.lead-off-japan.co.jp/product/pisco.html
  http://tatsuya-s.tripod.com/pisco.html