11■コパン







ホンジュラスにはコパン遺跡に行く為だけに入国した。
本当はもっと他の場所も見て周りたいけど、それはちょっと旅行日程的に苦しい。
でもせっかくのマヤ遺跡めぐりなんだからキリグアとコパンはセットで見たい。
この2つはお互い関係の深い遺跡なのだ。

アンティグア〜コパン間は直通のシャトルバスも走っている(片道約6時間)。
この国境を通る人が多い為もあるのだろう、出入国の手続きも簡単で、グアテマラ側で10ケツァール(約150円)、ホンジュラス側でUS$3の出入国税を支払ってパスポートにスタンプを押されて終了だ。
荷物チェックも何もない。
事前情報ではガイドブックでも旅行会社でも国境を行き来する度に出入国税が必要だとのことだったけれど、私の場合はコパンのみ1泊2日の滞在だったからか、行きにそれぞれの出入国税を払ってパスポートとは別な紙にもスタンプが押され、帰りはその別紙を回収されるだけでお金の支払いは不要だった。
帰りなんて私を含めてスタンプの押された別紙を持っている数人は車に乗ったままで、コパンから乗り込んでいたシャトルバスの係員がパスポートに挟んだ別紙を回収してまとめて窓口に持って行っていただけ。
別紙を持っていない人は直接窓口に足を運んでいたけれど、私たちに対してはパスポートの確認もなかった!
なんだか簡単すぎて国境を越えたって感覚がないよ。

コパンはそんな交通の良さもあってか観光客が多い。
ホンジュラスとコスタリカにいる協力隊員だという日本人女性2人組にも会った。
フランス人女性2人組のガイドをしていたおじさん(というよりはもう少し年配)は、私が日本人だと分かると日本語で挨拶をしてきた。
揃いのポロシャツを着た高校生くらいの集団が何組もいて、お互いに説明しながらその様子をビデオに撮っていたのは、もしかしたらこの国の観光学科の学生なのかもしれない。

駐車場にはツアーバスが何台も並んでいた。
遺跡の敷地も広く整備もしっかりされていて迷う心配もなく歩きやすい。
それにしてもUS$15の入場料は高くない?
ティカルは50ケツァール(約750円)だったのに、その倍以上するなんて!