11■アレキサンドリア01










カイロから列車で約3時間のアレキサンドリアはエジプト第二の都市と言われている。
肥沃な土地のデルタ地方。
プトレマイオス朝時代の中心で、その後ローマに支配されたアレキサンドリアにはローマ遺跡も多く残る。
見所はなんといっても、アレキサンドリア図書館が有名ドコロ?
後はポンペイの柱にカタコンベ、カイトベイの要塞、等々。
カイトベイの要塞がある場所は、もとは古代世界の七不思議と言われたファロスの灯台があった所だという。
地中海も望めるぞ!

日帰り予定のため6時台の列車に乗ろうと、早朝5時半に宿を出た。
ガイドブックによると、カイロ−アレキサンドリア間の列車は頻発しているとのことだった。
ところがだ。
ラムセス駅に到着して窓口へ行くと、アレキサンドリア行きの列車は8時になるというじゃないですか!
8時!?
今まだ6時半だよーっ。
どこが頻発してるって?
日本の感覚でいてはいけないということね。。。
バスターミナルまで移動してバスを使うか、このままここで8時まで待つか。
4人で相談の結果、駅にあるお店をひやかしたりコーヒーショップに入って8時まで待つことにした。
バスターミナルまで移動してバスを探して待つことも考えると、ここで待っていてもアレックス(アレキサンドリア)到着時間はそう変わらないだろうということで。
それに、8時の列車はノンストップでアレックスまで行くから乗車時間も多少短縮されるとのことだし。

到着したらまずは帰りの足を確保。
列車を予約をしてから観光だ。
ところがこれがラマダンの盲点だった。
なんと、15時の列車の後が19時までない!
空白の4時間。
窓口の上に掲示されている時刻表にはその間も列車は表示されているから普段は走っているらしい。
アレックス−カイロ間は約3時間。
15時に出た列車は18時頃カイロに到着する。
これの意味する所は明白だ。

それは、ラマダンだから!

つまり、イフタール(ラマダン期間中の日没後の食事)に引っ掛かる時間帯には列車を走らせないということか!
この時期の日没は18時前。
18時〜19時の間に列車を走らせていると運行に関わっている人たちがイフタールを食べられないから?
こんな所にもラマダンの影響が!

仕方ないので15時の列車を予約。
滞在時間約5時間弱。
みじかっ。
でもラマダンだから、しょうがないね。
今度はゆっくり泊まりでこよう。
シーフード美味しくて満足だったし、街中で迷ったのもおもしろかったけど、アレキサンドリア図書館に行けなかったし・・・(涙)。
1泊か2泊しての〜んびり地中海沿いを散歩ってのもいいよね〜。
いかん。。。
エジプト、心残りばっかりだ!


あ、ホントは駅構内の写真は撮っちゃいけません(汗)。
撮っていると注意されちゃいます。
知らなかったんだよねー、最初は。。。




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【写真:上】 
カイロ、ラムセス中央駅

【写真:中】
アレキサンドリア駅のホーム

【写真:下】
アレキサンドリア駅