14■チワワでブーツ





チワワに到着した翌日、私もウェスタンなブーツを買おうとさっそくブーツ屋が集まるエリアを歩いてみる。
気に入ったのはつま先から足にかけてが茶色で、ブーツの筒の部分が落ち着いたピンク色で模様の入った1足。
小田蘭の足の形から先の尖ったものは苦しいし、オーストリッチのようにつぶつぶした皮や、クロコダイルのようなボコボコしたものは好みに合わない。つま先がアニマル柄なブーツもあったけれど、それもどうにも・・・。
そんな中でつま先の形が丸く、つぶつぶでもボコボモでもアニマルでもない、普段の洋服にも合いそうなブーツを見つけた。
さっそくいつものサイズを伝えて試し履きをさせてもらう。

・・・キツイ。

足の幅がキツくて入らない。悪戦苦闘していると店員さんがビニール袋を持ってきて、
『これで足を巻いて履いてみて』と言う。摩擦を減らして足を入れ、入ったらビニール袋だけ抜き取るらしい。
だがしかし。
なんとか入ったはいいけれど、幅と踵がキツキツでこれではとても歩けない。
革なら慣れれば多少は広がるだろうけど、これはそんなレベルではないキツさだ。1サイズ大きいものを探してもらうけれど、この色はもうこの上のサイズがないのだと言われた。
赤ならあるとのことだけど、さすがに真っ赤なウェスタンブーツは小田蘭の手持ちの服には合わないし普段使いも苦しそうだ。
サイズが合っても履かない靴はもったいない。
他の店でも同じピンクを見かけて聞いてみたけれど、やはり合うサイズはなし。

残念ながら購入にはいたらなかったチワワのウェスタンブーツは物によっては4,000〜5,000円くらいから買えるからサイズと色の好みによってはオトク感いっぱいだ。
まぁ、私が気に入ったのは1万円を超えておりましたが、それでも日本でそういうブーツを買うことを考えたら・・・ね。