■カラコル







グァテマラに近いこの遺跡は地図上で見るとそこまで遠くないように思ったのだけれど、この遺跡はサン・イグナシオから1日かけてのツアーだった。
朝の8時にホテルへピックアップに来てくれたのだけれど、時間に合わせて8時ピッタリにフロントに行こうと思っていたらホテルのスタッフが部屋まで呼びに来てビックリ。
ラテンアメリカなのに5分前行動とはヤラレターっ!(笑)

カラコル遺跡は42mの高さのピラミッドを持ち、マヤ古典期の中でも有数の規模を誇る都市国家だと言われている。
これは小田蘭としても期待が大きかった。
わくわくしながら車に乗り込み、途中で雨に降られたりしつつも2時間強かけて遺跡に到着。

いや…。
これは1日ツアーになるわ。
もともと遺跡までの公共交通機関がないのでツアーに参加するか車をチャーターするしかない場所なのだけれど、距離が長いのではなく、道が悪いのだ。
これじゃあ公共交通機関ないのも分かる。
雨季だからというのもあるのだろうけれど、ぼこぼこの道は所々大きな水たまりになっているし、途中で渡る川は両脇に柵もなく橋の幅は車が1台通れるだけで川の水は増水中。
うーん、すごい。

というか、ベリーズって、特に地方は村の中心しか道路は舗装されていないのね…。
途中でいくつか通った村も、舗装されていた道は村の中心付近だけで周辺は未舗装。
舗装されている道路はスピード減速の為の盛り上がりがしょっちゅうあって、車に乗っているとこれにもボコボコ上下に揺すられる…。
そんな状態ではとても写真なんて撮れず、撮ってみたのは見た目まともな道路っぽいですが。

そうしてやっと到着したカラコル遺跡は…。
めちゃくちゃ人がいない!
ってか、観光客って私たちと1組2組見かけたくらいで、後は遺跡整備の人が草を刈ったりのんびりと…。

もったいない!!

こんなに大きい遺跡なのに。
ティカルくらいの規模はあるんじゃないのかなぁ(ティカルの3号神殿は51mでマヤ遺跡最大です)。
まだまだ整備途中なので草木に埋もれている遺跡たち、という雰囲気はローカルな雰囲気満載で自分的には好みだ。
交通の不便さもあってあまり観光客がいないのが今の良さでもあり、もったいなさでもあり。
まぁ、この道路状態だと大型観光バスで大人数ツアーってのはまだちょっと難しいかもしれないかもしれないな。