■ラム














キューバと言えばラムが有名。
ということだけは知っていた。
文豪ヘミングウェイが通ったバーで飲んでいたラムのカクテル、ダイキリとモヒートも有名だよね。

ええ、ラムについてはそんな知識しかありませんよ、ワタクシ。
日本でラムを飲むことも殆どなかったし。
以前旅仲間の家飲みで誰かが持ってきていたラムが美味しくて、その後一度池袋でラムを飲みに連れて行ってもらったことがあるくらい。

そんな状態なので、キューバでラムを買おうと思っても知識も情報もなかった訳です。
せっかくキューバに来たんだから日本に入ってきていないものを買いたいよね、と話しながら社会主義国で売っている物の少ないスーパーに入ったのだけど、周りの品数に比べてラムのコーナーだけやけに種類が多くて眺めるだけで選びきれずに退散したこともありました。

と、とりあえずハバナクラブ以外だったら大丈夫かしらん(汗)。

ラム好きなビール仲間達にネットで聞いてみようと思っても、ここはキューバ。
政府の意向によるものか、ネット環境なんて殆どありません。
個人経営のカサは言うに及ばず(ネット環境そのものがない)、ホテルでもインターネットが使える所は限られていて、有料でWifiが使えるという高級ホテルにネットを使いに行ったとしても、
『今日は調子が悪いからWifiは繋がらないんだ』と言われること多々です。
結局滞在中は一度もネットに繋ぐことが叶わずに帰国となったのでありました。
キューバのネット事情は想像以上に悪かった。

結局情報なしに適当に並んでいるラベルと中身の色で何本か選んできたのですが、日本に戻って知らべてみたら成城石井で一部取り扱いがあるものもあったりして…。
うーん、やはり調べて行かないとこうなっちゃうか。
お土産ミニボトルも含めて結構銘柄はバラけて買ってきたつもりだったんだけどねー。
「Santiago de Cuba」
「Arecha」
「SANTERO」
「Mulata」

物にもよるけど、キューバだとこれらのボトルが数百円(安いものだと200~300円)から買えちゃいます。
ラム好きにはきっとたまらないだろうな。
いつものビール仲間にもラム好きがいるので、今回の帰国後試飲会はビールとラムで開催だー♪
ふふふ。お楽しみに。
よく知らないから普段飲みに行く時は自分で選択しないお酒なので、こういう機会は私にとっても楽しみなのです。
ストレートだけでは強すぎるのでコーラで割ったりモヒートにしたりして楽しみましょ。

キューバではラムを使ったカクテルもあれこれ飲んできました。
まずはやっぱり、の代表選手「モヒート」。
「モヒート」と「ダイキリ」はヘミングウェイ御用達だったバーに行って飲んできました♪
どちらのバーも店内はそれらのカクテルを飲みに来ている観光客ですごい混雑!
カウンターの人はそれしか作ってないんじゃないの、って勢いで何杯も何杯も作ってます。
「ダイキリ」のフロリディータにはヘミングウェイがよく座っていた席に銅像があり、今でもここを訪れる沢山のお客と共に楽しんでいる様子(笑)。
「モヒート」のボデギータはバーカウンターのある1Fは身動きとれない程の混雑だったけれど、2F3Fはレストランになっているので食事をしながらモヒートを楽しめる。
そして壁にはここを訪れた人達が書き遺して行ったサインが沢山!
有名な方は写真と共に飾られていたりするけれど、普通の観光客も隙間を見つけては壁に書いて行く。
よくそんな所まで…、そこにどうやって書いたの?というような高い位置にまで書かれている。

レシピも簡単でオールインクルーシブのホテルでも良く頼んでいたのはラムをコーラで割った「クバ・リブレ」。
見事な3層に分かれたオリジナルカクテルもあった。
ホテルのビーチで飲んだオレンジ色の「ラムパンチ」も見た目が鮮やかでよかった。
「カン・チャン・チャラ」はトリニダーの町中に生演奏と共に飲ませてくれるお店があるというので足を運んで飲んできた。
カン・チャン・チャラは、丸っこい陶器の専用カップで飲むのがいいね。
ホテルのプラカップで飲むよりちゃんとした入れ物で飲んだ方が当たり前だけどやっぱり美味しい。

ラムを使ったカクテルってどれも美味しかったなぁ。


last update / 2013.06.19