2015年6月アーカイブ

Nile Group Festival Japan 2015 Tokyo
年に4回エジプトはカイロで開催されているベリーダンスの祭典「Nile Group Festival」。
それが今年、そのまま日本にやってきた!
6月末の金土日が東京で、その翌週7月頭の金土日が大阪と福岡で開催。
このフェスの日本でのオーガナイズを担当したのが旅友繋がりで最近レッスンに参加しているベリーダンサーLatifaさんだったもので、私も結構ガッツリとお手伝いしてきました。

6/26(金)。
まず昼間はコンペティション。
来日したナイルグループのマスターティーチャー陣が審査員となり、事前にビデオ審査を通過した人達がオリエンタル(ソロ)とフォークロア(群舞)でそれぞれ踊って1位~3位が決まります。
夜はオープニング・ガラ・ショー!
海外勢も日本勢もフォークロアもあり、楽しく華やかに幕開けです。

土日は海外勢によるワークショップ。
2日間に渡って朝から晩まで、1日中クラスを渡り歩いてみっちり参加している人もいらっしゃいました。
最終日である日曜日の夜は初日よりももっとくだけた感じのパーティで、海外勢も日本勢もお客さんと近い距離で踊る!なんならディスコタイムで一緒に踊れちゃう♪

っとまぁ、そんなこんなでスタッフ側としてはまさに怒涛の3日間。
それでも私は土曜日は前々から別件を予定していたので朝イチのミーティングに出て午前中だけお手伝いをして途中抜けさせてもらったのですが、それでもまぁ......。
ほんっとーに全てにおいて予測不能でなかなかに綱渡りな裏側でございました。
とりあえず、また何かやるならやると決まった段階から絡ませなさい!と思ったのがイベント慣れした私ともう1人の感想です。
まぁなんとか終わってよかったよ。

しかし、こういうイベントスタッフで毎回感心される動きっぷりなのは、絶対あの暑かったり寒かったりする混沌の混雑を繰り返してきた経験だよねぇ。
相当場数踏んできたもん(笑)。
本業オシゴトっぷりが空軍と評される由縁もそんな所にあるのかもしれん。
いったい何回「現場判断で」「了解」「なんとかします」と言っただろう。
それだけ不測の事態がおこりまくりだったということで、都度グループメッセで状況を共有しつつ各自がそれぞれの判断で動く。
進行を止める訳にはいかない。
久々に最前線って感じ。
まさにThe Show Must Go On!

SWANNY ファスビンダー二本立て公演『ゴミ、都市そして死』『猫の首に血』

2年前に日本初上演された『ゴミ、都市そして死』。
今回の再演はもう1つのファスビンダー舞台と共に2本立てだとか。
2本立てのもう1本『猫の首に血』の方は今回がやっぱり日本初上演。

『ゴミ、都市そして死』の初演は紀伊国屋ホールで、上演が近付いて気づいた時にはもう満席で行けなかった記憶がある。
今回はしっかりと予約をして観に行ってきた。
元ナチスのファシストで今は女装の酒場歌手で主人公の娼婦ローマBの父親という、字面だけ見ているとなんだかよく分からない役を伊藤ヨタロウさんが演じるのですよ。
このカオスな配役がもうヨタロウさんだなぁ...というかね(笑)。

世田谷パブリックシアターは3階席まである劇場で、以前何かを観に入ったことはあるけどそうしょっちゅう観に来る場所ではかったので久し振りでした。
紀伊国屋ホールより客席数も増えて劇場も大きくなっての再演。
しかも2本立て。
そして日本にはあまり馴染みのないようなドイツ演劇。
ファスビンダーは映画も撮っているようだけれどそれもあまり知られていないような。
といういろんな要因もあったのか、どうも前売りの伸びがよろしくなかったようで...。
残念だけどここ数年は本当にこういうお芝居関係の集客は二極化しているように感じます。
事実、今回私が観たのは『ゴミ、都市そして死』の千穐楽だったのだけれど、千穐楽だというのに客席の熱量が低かった。
役者さんたちの集客ツイートの甲斐もあってか客席はそれなりに埋まっていたようだったけれど。
カーテンコールも1回のみで、その後も少しは拍手が続いていたけど役者たちが2回目のカーテンコールに出てくることはなくそのまま終わってしまった。
確かに熱狂するような芝居内容ではないけれど、なんというか客席にいて客席側の温度が低かった。
そういうのは舞台上にも伝わるよね。

舞台美術は幻想的だったし照明も綺麗だった。
照明は昨年のコクーン歌舞伎『三人吉三』も担当していた人だ。
あの照明はすごくすごく綺麗だったので今回も楽しみにしていたし、実際すごく綺麗だった。
演出の千木良さんが、やはりコクーンで演っていた『もっと泣いてよフラッパー』の照明が綺麗だったからと指名したのだそうだ(twitter情報)。
舞台の両袖にある普通は黒い袖幕まで白いビニールのような質感の布に替えられていて、同じ質感の上から下がる布と舞台内にある左右の幕にはクリスマスツリーのような電飾が飾られていて、背景には大きな月のオブジェ。
その前にこぢんまりとした部屋のセット。
袖にハケる人達が通ると袖幕がカサカサと乾いた音を立てて、それが若干冷たい印象を受ける照明と相俟って寒々しさを感じさせていたのはいい演出効果だったんじゃないかと個人的には思っている。

冷戦下のドイツ・フランクフルト。
都市でありながら同時に月面上。

ナチスに親を殺されたユダヤ人の金持ちが、元ナチスの将校で今や女装の酒場歌手の娘を買う。
その元ナチスの将校(女装だけど)を演じるのが日本のこの現状を憂えるヨタロウさんだというのもなんの皮肉なのでしょうかね。
その背景に合った幻想的で寒々しい雰囲気のある舞台美術。
歌や踊りを挟みながら寓意的に展開される芝居は社会風刺に富み、時々グサリとささる台詞がある。
私にとって刺さった台詞の1つがローマBの言うこれ。
「真実は痛いもの、嘘だけが生き延びる力を貸してくれる」
うん、痛いんだ。真実ってやつは。

こういう内容の芝居だからなのか、客席ももう少しぎゅうっと空間的に客席どうしが詰まった密度のある劇場の方がよかったんじゃないだろうか。
舞台上で寒々しさが演出されるのはいいけれど、客席まで寒々しくなったらそりゃ悲しいわ。

主演の緒川たまきさんの佇まいはそれはもう美しく。
渚ようこさんの様々に変わる衣装と歌唱はカッコよく。
劇場全体に響く女装の酒場歌手、伊藤ヨタロウさんの歌声に震える。

それでも全体を通して客席の熱量が逃げてしまった感が否めない。
う~ん、もったいない。
劇場選びってのも重要だな。
ただ規模が大きくなればいいってもんでもない。
規模の大小ではなく芝居の内容に合った劇場ってのがあるんだろうと思ってしまった公演でした。

個人的にはホールに響くヨタロウさんの歌声が聴けたのが一番の収穫だったかもしれません。
音楽も好みで、特にカーテンコールに使われた曲が好きで、出演者が順々に出てきて最後に棺に入れられていたローマB役の緒川たまきさんが中から出てくる演出が好きでした。
最後の曲がまた聴きたくて帰りにサントラ買っちゃったもん。
サントラに入っている歌モノは実際に舞台上で歌っていた人ではなかったのが残念だったけれど、追加販売で渚ようこさんの歌う「レザーボーイ」の入ったCDも売っていたのでこちらも購入。
tiwtterでヨタロウさんの歌もあるという情報を見かけたので楽しみにしていたのだけれど、物販の所で書かれていた文言にはそのような記載はなく、帰って聴いてみてもやっぱり「レザーボーイ」しかはいっていなくて残念だった。
...と、そんなことをつぶやいたら渚ようこさんの関連アカウントから連絡をもらってやりとりをして、「そんなことで世界は滅びやしない」が間に合わなかったので...、と送ってもらうことになったのが大層嬉しく有難く。
いやね、こちとら音源発売を待つのとかメトロの頃から慣れっこですから(笑)、あぁやっぱり間に合わなかったんだ~くらいにしか思っていなかったので!!
まさかの本人歌唱ヴァージョンが手に入るなんて思いもしなかったですよ。
嬉しや嬉しや。
早く届かないかな~♪
今回はタイトルなかったねー。
メトロファルスやヨタロウさん関連はタイトル名付けも楽しみの1つだったのでちょっと残念。

それはともかく。
6/10は2月以来、4ヶ月ぶりにヨタロウさんのガッツリLive!
間に沖縄で仲間のライヴに飛び入りしている様子が上がっていたり、5月にチギリホメリwithヨタロウで歌われていらっしゃいましたが、ガッツリたっぷり観れる(聴ける)のは久し振り♪


まずは10日のJIROKICHIから。
この場所はブルースの老舗ライヴハウスということで、天井付近の梁や壁の上部にいろんな人のサインやメッセージやらステージの天井もちょっと低くていかにもって感じ。
フードメニューも多く、時期モノでカキ氷まであってお子様たちに人気だったりしたのもおもしろかったのでありますよ。

「三十数年前のメトロファルス超初期の曲」をやるとかツイートされていたのでワクワク...ってかドキドキでした。
Limbo島以降の新参ファンである小田蘭ですから(笑)。←それでも1996年w
いやでも!
まさかそれが公式音源に収められていない曲とは!!
ヤラレタ~。
オトコンテって本当いろいろやってくれるけど、まさかの未収録曲ですか!
ふぇ~。やってくれるわ、ヨタロウさん。
80年代前半?にリアルでこれらの曲を聴いていた人ってこの日の会場にはいなさそうだったけれど、これヤバイでしょ!
往年のメトロファンとか涙モノじゃないの?
うーわーっ、こういう時こそセトリを!
後からでもいいのでセットリストを上げて周りに周知してほしいっ!
......と思っていたら(twitterでも呟いていたら)、高円寺のライヴ翌日の夜中にメトロファルス公式twitterからセトリが上がった!!
これ、14日の甲府でもやるんだったらみんな来れるといいのに。
もうもう、だから集客には適度な情報公開がね、、、などと中の人でもないのに余計なお世話で思ってしまうじゃないですか。
ホントこういう所もったいないんだから~。

あぁ、ちと取り乱しました(笑)。
未収録曲以外にもいつもの定番曲ももちろんあれやこれやあり、アンコールでは初夏の...いや梅雨か...のこの時期にあの曲を?!
しかも客席のテーブルも使ってキャンドルを灯しながらとか。
もうね、こういう選曲やアレンジや演出やらがね、毎回来たいと思わせてくれるのよ。
もっと上手いこと周知できれば甲府ももっと人が集まるんじゃないのかなぁ。
甲府駅なんて新宿から特急で1時間半くらいだし、在来線でも2時間半で行けるし、高速バスも出ているし。
駅から歩いて行ける桜座で17時スタートなんて関東圏なら十分日帰り可能でしょ。
逢魔が時に桜座でライヴとか雰囲気バッチリじゃない。
桜座の並びにはアウトサイダーブルーイングのブルーパブもあるしね♪ ←って、これはビール好きな小田蘭の個人的趣味(笑)。


続いて14日は甲府の桜座。
ライヴの前に甲府駅周辺をうろうろしていたら戦隊モノの格好をしたご一行様が普通に歩いていて、なんだなんだと目が追いかけてしまったこともありまして。
舞鶴城公園ではまさにその撮影中で、ヨタロウさんのツイートでそれがご当地ヒーロー「甲州戦記 サクライザー」だと知ったのでした。
普通に歩いて移動中とか日曜の城址公園で撮影とか、ご当地ならではでおもしろいなぁ。
そして桜座のある通りに移動して、数件隣にあるアウトサイダー・ブリューイングのブルーパブ「Hops And Herbs」で一杯引っかけてから向かうのです。
カウンターに座ったら先客が渋谷カタラタスのオープン当時に何度か行ったことがあるという方で、しかも旅好きで、カウンターの中にいた人も旅好きで、甲府でキューバに行ったことある人が3人も!!とか旅バナで盛り上がり。
ライヴ後も時間があれば寄ります! と、また戻って飲んだりしたのも楽しうございました。

JIROKICHIは満席だったけれど桜座は満席とはいかず...でもゆったりと観ることができたし、来た人特典(笑)なんかもあり、地方ライヴってやっぱりオイシイよね!
まぁワタクシは特典には参加せず(希望者ツーショット撮影会ww)、そそくさと数件隣に飲みに戻った訳ですが。
あと、高円寺では言っていなかったけど年内オトコンテ音源化&映像化ってマジですかっ!
去年も映像化(DVD)の話ってどこかでしていたと思うのだけど(去年の甲府の後だった「宇田川の乱」でかな?)、今年はメトロファルス35周年とかだし、来年はヨタロウさん赤いなんとかでここ2年ほど日程ハズしていた誕生日ライヴも当日その日にやるといかいうお話も出ておりましたし、それに向けていろいろ動いていらっさるのでしょうかねぇ。
気長に待ちますわよ。←メトロの頃からここポイント(笑)

メトロファルス公式twitterからは10日のも14日のも写真付きでセットリストが上がっていたので、覚書の為にもリンク張って転記しておきます。
twitterは140文字だしタイムラインで日々情報が流れちゃうからね。
セットリストは両日とも同じで、高円寺のセットリスト見て「ええっ?!」ってなった人が甲府に来たとかもありそうだよね。
そしてその甲斐あったよね。
やっぱりある程度の情報公開って大事だよ。
そのサジ加減が難しいとは思うんだけど。

6/10(水)JIROKICHI
6/14(日)桜座

《1部》
1.CRUEL MOMENT
2.儀式
3.地大工節
4.そんなことで世界は滅びやしない
5.愚かなる者に降る雨は
6.拝啓大統領殿
7.Tornado Warning
8.灰の如く

《2部》
1.マラスキーノ伯爵の大快楽園
2.錦絵の都
3.ジュネフィユ
4.夜のポストリュード
5.居候の恋
6.50%JUNCTION
7.薔薇より赤い心臓の歌
8.LIMBO島
9.さまよえる楽隊

《encore》
1.Dom Perignon,Noel,Santa Maria
2.しゃらくせいや
3.米の歌


川村亘平斎のウェブサイト
【クラウドファンディング】
影絵師・川村亘平斎と音楽家・田中馨の新しき物語のカタチ 初のDVD化プロジェクト

ガムラン演奏と影絵パフォーマンスを演る「滞空時間」(川村さんのソロプロジェクト)のことは数年前から知っていた。
CDも持ってる。
でもライヴは未見だった。
それが、滞空時間ではないけれど川村さんの影絵と音楽が、行こうと思っているライヴの前日に同じ桜座というハコであるとは!
これはもうタイミングですね。
行くしかない。
ってことで、さっそく桜座に週末2日間の予約を入れて楽しみにしていました♪

全体の天井が高くて階段状の畳敷に座布団の客席、奥行きがあってコヤの空気に広く包まれるような気持ちのいい場所、桜座。
そこに吊るされた白い幕。
最初の音楽パートも川村さんは幕の向こうで影絵となって演奏していたのだけど、このガムラン演奏と歌が思いの外ファンキーで楽しい。
小さい子供が泣いていたり、未就学児が影絵に合わせて動いて騒いで影絵を演じる川村さんが子供たちと掛け合いしたり。
スタート時間も昼過ぎからだったし、桜座の空間が昼下がりの田園風景広がるバリ島あたりの農村のユルい村祭りな雰囲気になっていて、とてものんびりとしたいい時間が流れていた。
演っている途中でも「横から観てもいいよ」と言われていたけど、終演後にも幕の裏手で影絵の種明かしとか質問にフランクに話してくれるのも楽しく、また観に行こうと思うのでした。
いやでも、影絵とガムランの初見が桜座だったのって大満足♪
帰りにはリリースされたDVDとまだ持っていなかった滞空時間のCDも購入いたしましたん。

それにしても。
この日の村祭りみたいな空気感から、翌日のオトコンテではこれまたうって変わって濃密な空間が出来上がるんだろうと思うと桜座の場の力と懐の深さにはまいっちゃうね。
KRYZLER & KOMPANY

再結成ライヴツアーの最終日は武道館!
5/21に初日のかつしかを見てから3週間。
ついにこのツアーもファイナルまでやってきました。
いやぁ、今回は開催場所がら解散コンサートの時のように追っかけはしなかったけど(当時は日帰りできるところはガッツリ行った)、初日と千穐楽を両方観ることができたのは嬉しかった。
初日はやっぱりまだ手探りな所もあったのかなー。
ツアーを回っている間にパワーアップして、しかも解散コンサートのファイナルと同じ武道館ってこともあり、演出もド派手になって曲数も増えてめちゃめちゃ楽しいコンサートでした。
「愛の悲しみ」をやったら「愛のよろこび」もでしょ、って思ったら追加されてたし、「タイスの瞑想曲」もやったっけ?と思って検索して見つけたセットリスト掲載サイトを見ると、ツアーの途中から追加されたっぽいね(http://set-list.net/c36655/)。

いやしかしもう、初日も思ったけど今回は余計に思った!
オープニングの幕が落ちた時からスタンディングしたかったよ!!
でも抑えたよ~。
だけど葉加瀬さんのスタンディング合図はもう2曲前倒しして欲しかったな。
「ヴィーナス・ラブ」は踊るでしょ、ステージでは後ろに映されたシルエット映像だけでなくリアルに女性ダンサーも出てきてノリノリだし、続く「恋は魔術師」も3人のステップあるしさ。
同じ列の人達も19年前の武道館解散コンサートに来ていたらしく、一足早く魔術師のイントロで立ち上がったから思わず一緒に立って踊りはじめちゃった。
後ろの列や隣のブロックでも1人2人とここの2曲で立ちだして、アンコールの「交響曲第5BURN「炎のベートーベン」」ではリアル炎が上がり、金銀テープが飛び舞う!
アリーナで「恒」うちわとか見つけてどこのアイドルコンサートかと思い、はかせんすとかバブルなニホイもありつつ(笑)。
さすが武道館はクラシックな音楽をやるようなホールとは違ってド派手で楽しかったね♪
もちろんクライズラーですから、中盤にはアコースティックな3人編成のパートもあり。
中央に花道が出来てるなー...と思ったら、アコースティックパートはそこにピアノやコントラバスをセットしての演奏となり。
で、クライマックスの盛り上がりでは動ける人はそこまで出てきてノリノリだ!

クライズラーは...というか葉加瀬さんは大阪ノリでMCも楽しいけど、今回はファイナルってこともあってかいつもより長い長い(笑)。
各人に振ったりもしつつ......ってか、恒サマ「フィンランディア」作成の経緯が聞く度に違うんですけど?(笑)
初日は「2015年はシベリウス(フィンランディアの作曲者)生誕150周年でフィンランディアを耳にする機会も多くなるから...」
とか言っていたと思ったのに、
クライズラーのサイトでは「新譜で新録になる過去曲2曲を撮り終えた後の打ち上げ会場のレストランでBGMにフィンランディアがかかっていて、その場でこれやりたいと言って帰ってからアレンジした」って...(http://kryzler-and-kompany.com/interview.html#id361
でもってファイナルのこの日のMCでは「フィンランドに行った時に聴いてクライズラーでやってみたいと思ったけど、その時は解散した後だったから今回のこの機会でやってみようと」
って、恒サマったら。
たぶんどれも本当で部分部分を1つずつだけ取り出して話しているんだろうな。
解散後にフィンランドで聴いた時にやりたいって思ったことも真実で、それを去年復活の話がでた時に2015年はシベリウス生誕150周年だからちょうどいいかもと思ったことも本当で、それを皆で集まった時にポロリと話した時にはまだアレンジは出来ていなかったけどイメージだけは頭の中にあった、ということではないんだろうか。
と、勝手に想像する小田蘭であった。

コンサート後半は私もヘドバン気味にノリノリで踊っておりましたけれども、葉加瀬さんが女性ダンサーと一緒にステップ踏んで踊るのみならず、往時のコンサートと同じように3人でステップ踏んでいるのがまた観れて嬉しい!
そしてなにより、初日よりも更にますますキレッキレに踊る恒サマ!
今年50の大台に乗ったとはとても思えませんよ(笑)。
いや最近の50歳はめっちゃ若いけどもね。
もう目が釘付け!
竹下さんも渋くなってカッコイイけど、やっぱ相変わらずの飄々としたMCや雰囲気の恒サマ好きだわ~。
学生の頃から服装も自分でアレンジしちゃうと言い、ピンクのスーツとか葉加瀬さんが言うのを聞いてそんなんが似合うなんてアッキー(O.L.H.)か古田新太かいっ! いや、恒サマなら充分似合うな、と心の中でツッコミしてしまったじゃないですか(笑)。

今日で終わりではない、という意味の葉加瀬さんの言葉を胸に、次に会える時を待ってるよクライズラー!


セットリスト付きコンサートレポート
キャラメルボックス
『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』

初演で大泣きに泣いたカレッジ。
それが個人的に好きな女優さんである西牟田さんを迎えてやるなんて!
ってことでさっそくチケット確保。
しかも30周年の特典で昔からサポーターズクラブに入っている人にはDVDの特典付きチケットなんてものまである。
震災以降のキャラメルは本当に出し惜しみせずにあれもこれも突っ走っているね。
これは震災以降、劇団としての姿勢が変わったからだということだけど(いつ何があるか分からないんだから、機を待つよりやりたいことからやっていこう)、時に振り落とされそうになりつつも要所要所でこちらも気になる所は押さえていきますよ!

いやー、今回も泣かされたわ、カレッジ。
泣くの分かっているから昨日に引き続き、すっぴんメガネで。
始まる前からハンカチ常備!
初演の時は最後にどわーっとキたんだけど、今回は要所要所で泣けてくる~。
高梨家族のストーリーと、鉄平&あやめ&菊川のストーリー、それぞれに泣けて後半2つの話が交差していく展開に更に泣ける!!
はー...。
泣きたい時にはこれ(カレッジ・オブ・ザ・ウィンド)とおばあちゃん(広くて素敵な宇宙じゃないか)だな~。
「ピラミッドのこと、すべてお話しします!」
~最新科学と先端調査が明かすピラミッドのいま~

遺跡好きの小田蘭としては一度行ってみたかったのです、河江さんの講演会。
それが、今回の主催が田中真知さんだと知って余計に行くぞー! とね。
そーか、真知さんと河江さんは古い友人だったのね。
エジプトって、海外の日本人ネットワークって、狭いわぁ。

まぁそんな訳で詳細がでて早々に申し込みをしておりました。
まさか自分が踊ることになる翌日だとは思わず(笑)。
踊った後、観に来てくれた飲み友達とうっかり終電を逃してしまい、そのまま新宿で朝を迎えて一旦自宅に戻り、一眠りしてお風呂に入ってからなんとか出かけたのでありますが。
結構直前まで眠っていたので、すっぴんメガネに帽子とスニーカーという格好で出かけていきました。

300人から入る学研の会場に人いっぱい。
子供の姿もちらほら。
終わった時には河江さんの元へ長蛇の列。
さすが...メディアに出るとすごいんだねぇ。
私は河江さん本人を特に知っている訳でもなく、真知さんにご挨拶して帰ろうかと思ったけど主催の一人でもある為こちらも忙しそうで、ラフすぎる恰好が恰好なこともあってそそくさと帰ってきてしまいました。

しかし内容は大充実!
2時間ノンストップの講演会は大変面白く興味深く拝聴させていただきました。
古武術を嗜みガッチリとした体躯がまさにインディジョーンズなビジュアルでもある河江氏ですが、講演の中でデータの重要性や考古学とは仮説ありきではなくデータを元に組み立てていくのだというようなお話をされていたのがとても印象深かったです。
仮説ありきで検証して当時なかった技術を説に組み入れてしまってはダメなのだとか。
そりゃもっともだ。
エジプト考古学は他の地域の考古学に比べて発掘品に注目が集まりがちでそういう部分が遅れているということもお話されていましたね。
だからまず、データを取りたいと。
ふしぎ発見でピラミッドに登りながら1段ずつ石の幅を測ったのもデータが欲しかったからだということ。
考古学者=発掘、というイメージは違い、発掘するのは発掘を専門にする人で、出てきたものやデータを分析するのが考古学者だというのも改めて聞くとふむふむと納得します。
最近は科学技術も進歩しているので、いろんな分野の専門家が集まってチームを組んでいるんだとか。
夢とロマンのピラミッドを思い描いてエジプトに向かった河江さんが、今や実在の過去を知る手がかりを探る学問としての考古学者になっているのですね。

データ分析で分かる過去!
なんだかますます遺跡に対するワクワクが盛り上がってきました。
マヤ遺跡とかでも普通の人がこうやって気軽に話を聞ける場があるといいのになぁ。
そういう部分ではエジプトのピラミッドって皆が知っていて馴染みやすくて間口が広いよね。

Fatima

| トラックバック(0)
モロッコ風 ベリーバー ファティマ

先生のショーの合間に1曲踊りました。
しかもソロで。
今、小田蘭は2012年に在住友人を訪ねて行ったエジプト旅で当時友人とアパートの部屋をシェアしていたベリーダンサーさんの元で習っているのです。
縁とは異なもの さずかりもの(by METROFARCE)ですねぃ。

同じような時期から先生の元に通い始めたベリ友と2人で、1部と2部の先生の衣装替えの間にそれぞれ1曲。
最初に誰か踊らない?とメッセージが流れてきた時には、私はまぁまだそんな立場じゃないだろうしな~。
と思っていたのです。
本当にダンサーになりたくて通っている人だっているし、ステージに立つことが目標の人だっているからね。
そういう人達が踊ると思っていたのですよ。
そうしたら、そういう人達は割と直近で踊っているし6月末の大イベントの準備で大変だったりして、手上げの人がどうもいなかったみたいで。
私に何が踊れるかを相談の上で踊らせてもらうことにしました。
それが5月のGW明け。
本番まで既に1ヶ月を切り、先生の都合上プライベートレッスンで踊る曲のチェックをしてもらえる期間は本番前の20日間。
フルタイムで一般企業に勤めるワタクシには平日は当然オシゴトがある訳で。
その間にプライベートレッスンを週2ペースで設定し、自主練も合間に入れ、なんとかかんとか迎えた本番でございました。

いやでもやっぱり、当たり前だけど1対1でガッツリ見てもらうと上達するよね。
観に来ていた同じ先生の元でレッスンするベリ友にも以前のレッスン時に比べて踊り方が変わったと言われ、雰囲気も「かわいい」とか「可憐」とかおよそ普段の小田蘭からは縁遠い形容詞を言われたり、てことは多少は雰囲気を演出できていたのでしょうか。
ベリ友が正面とか横で見てくれているというのは本当に心強いものです。
そして、そんな自分でベリーダンスを踊っている人たちが殆どの客席の中、観たいと言ってくれたいつもの飲み仲間や10代からのイベント友達が2組6人も来てくれたのがとてもありがたい!
もー、テンション上がりまくりました!
昔っからのお友達には腹の肉と色気をもうちょっとと言われたりもしたけれど(笑)、それでも概ね良い感触を持ってくれたみたいでよかったよかった。
精進します、色気!
......って、こんな力強く言うもんじゃないよね、色気って(笑)。

こういう機会はめったにないのですごくレアな場だったけれど、もしまたこういう機会があれば。
1

プロフィール

小田蘭
旅と写真と音楽と食べることとetc.
日常の記録をブログにて
旅のサイト時遊空館はこちらから
小田蘭へのメールはこちらから

このアーカイブについて

このページには、2015年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2015年5月です。

次のアーカイブは2015年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.01