友人とバンコクにいた時のこと、その前年に小田蘭が一人旅をした時に入った古式マッサージのお店に友人達を伴って行ってきた。 そのお店はバンコク在住の日本人女性が開設しているホームページから情報を得て、行ってみたら技術的にもすごい気持よかったからもう一度行ってみたいと思ってた所だ。 お店の場所はマッサージ店が集中している歓楽街とは離れているし、日系大型デパートから割りと近くにあるからお店に行くまでの道も危なくないし、昼間というのも安心材料。 さて、そのタイの古式マッサージ。 まずマッサージ師の指名方法がめちゃくちゃアヤシイです(笑)。 その指名方法を知らなかったら、いくら看板に「トラディショナル・マッサージ」と掲げてあっても、入った瞬間に後悔するかもしれない。 マッサージ師は殆どが女性で、そのアヤシイ指名方法とは。 ■複数の女性が階段状になった場所に座って雑談している ■彼女達の胸には番号プレートがついている ■それを見てマッサージ師を指名 ね、なんだか風俗のお店みたいでアヤシイでしょ。 でも本当に普通にトラディショナル・マッサージのお店での指名方法なんだよ。 こんな階段状じゃないお店もあるけど、マッサージ師の氏名は基本的にどこでもできる。 でも階段状にしろそうでないにしろ、マッサ−ジ師を選べるって言われても旅行者のあたし達にはマッサージの上手い人が誰かなんて分かるはずもないし、お姉さん達もこっちがロクにタイ語を話せない旅行者だって分かるから、適当に割り当てられてマッサージの場所へ向かいます。 リラクゼーションの為か照明を落とした部屋の中に、1列にいくつかカーテンで仕切られたベッドが並んでいる。 一人ずつカーテンで仕切られたベッドに案内され(床に置かれたマットレスのこともあり)、ゆったりとしたパジャマみたいなものを渡されてそれに着替えると、着替えた頃を見計らって水(お湯もありだったかな?)を張った洗面器を持ってお姉さん再登場。 足の指まで丁寧に洗ってもらったらいよいよ施術開始。 足のつま先から始まって徐々に上に向かって揉み解してくれ、マッサージ師のお姉さんも肘とか膝とか腕や足を使ってツボを押したり、足や腕を引っ張ったり。 全身た〜〜〜っぷりほぐしてもらったら、終盤はアクロバティックにえびぞりだっ! いやでもね、ここまで2時間たっぷり時間をかけてほぐしてもらってるから、えびぞりも平気なのよ。 で、今回お話ししたいのは、実はここからです。 この時あたし達は3人で横に並んで施術してもらってて、あたしがいた場所の片方隣は既に別な人が入っていたのか最初からカーテンが閉まっていたのですよ。 マッサージを受けている間はぐいぐい押されて隣ともカーテンで仕切られてるから友人達と会話ができる訳もない。 マッサージしてくれてるお姉さんは殆ど日本語が分からないし、施術してもらってる時は「横向いて」「仰向け」とかのカタコト日本語とタイ語(+ジェスチャー)と、揉みほぐしているかすかな音しか聞こえない。 しばらくはぼーっと施術を受けてたんだけどね、そのうちな〜んか、気付いちゃったのですよ。 隣から聞こえてくる音はちょっと種類が違う気がする〜〜〜(汗) って。 なんか微かな吐息っぽいのとかっ! 音もなんか、マッサージぐいぐいしてる感じじゃないしっ!! ひ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ(汗) ちょっとまって、ちょっとまってっ! ここって普通に古式マッサージのお店だったよね? 1年来てなかった間に変わっちゃったの? それともそういうのも平行してやってるお店なの?? うわ〜〜〜〜〜〜〜ん。 もう、めっちゃ焦りました。 リラクゼーションどころじゃなかったって。 受けてたマッサージ自体は良かったんだけどさぁ。 ああビックリした。 |