香港
1999年1月13日(水)〜16日(土)

last up date/2006.09.24

1999年1月13日(水)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
タクシー代(チップ込)
      /空港〜ホテル
370.00 5,702
ホテル/
 ポーターチップ(荷物1つ)
5.00 77
オクトパス・カード 150.00 2,312
許留山/デザート 37.00 570
タルト2個 12.00 185
金島燕…/夕食4人分(チップ込) 500.00 7,705
 自宅寄り駅から成田空港に到着するまで乗換えを含めて電車で約2時間かかる。最寄り駅から実家までは近いとはいうものの、それでも朝の5時に置きだしてコーヒーとりんごを少し。これだけじゃあやっぱり足りないので、最初の電車で友達と合流して乗換えの上野駅で新たに朝ごはんを仕入れるのでありました(笑)。
 午前中の成田は混んでいる。夕方〜夜便に乗る時の成田空港は割りと空いているんだけど、朝〜昼の成田は人が多いよ。サクサクサクっと進まなきゃ。
 今回の香港は合計4人での旅行なのだけど、そのうち成田出発は3人で、大阪から1人。更に成田発の3人も、2人がJALで1人がANA。ANAの1人ってのが小田蘭だ。なんで成田発が3人なのにみんな同じ飛行機に乗らないのかって? それは、私の航空券がマイレージの無料航空券利用だから。成田発の私以外の2人は各種検討の結果JALに落ち着いたということで。大阪からも成田発のJALもANAも、香港到着の時間があまり変わらないので成田出発の3人は一度成田で待ち合わせをし、最寄り駅が近かった小田蘭ともう1人は時間を合わせて同じ車輌に乗り合わせる。そして、最終的に香港の空港のバゲッジクレイムで待ち合わせることになっている。
 友人2人が成田空港で国際携帯電話をレンタルする。1999年は海外で使える携帯電話はまだあまり普及していなかった。JALがレンタルをしていたくらいだったと思う。確か、それを使いたいのもあって友人達はJALにしたんじゃなかったっけ。
 ANAの方が出発が若干早かったので一足先に進んだのだけど、さすが連休前の午前中だ。セキュリティーもイミグレも大混雑! 出国カウンターに並んでいたら後からきた友人2人に追いつかれちゃったよ。
 思った以上に混雑していて、搭乗ゲートに着いたら既に乗客はみんな中に入ってしまった状態だった。うわー、人いないじゃん。
「全日空にて香港へ行かれる方いらっしゃいませんか〜?」って係員が声かけているところを「すいませ〜ん!」と機内へ向かう。私の後にも何人か入ってきた人はいて、予定より若干遅れての離陸となった。

 へー、この機体、離着陸の時にシートのモニターで外の様子を見ることができるんだ。おもしろい!
 着陸前のアナウンスでは
「香港の天気は小雨。気温は10℃」。って、一昨年のあの暖かい香港はどこへいったの? 前回と同じ時期なはずだけど、なんで今回はこんなに気温が低いんだろう。一昨年は半袖でもいいくらいだったんだけどな〜。
 一昨年は香港島の空港だったけど、今回は新しくできたランタオ島の空港だ。すっごい広い! 飛行機を降りて入国のカウンターまで行くのが遠いよ・・・。歩いても歩いてもなかなかたどり着かないよー。
 途中でLUNA SEAメンバーのシールを貼ったバッグを持った人たちを見かけたんだけど、彼女達は日本からのおっかけですか? 出発前に香港観光協会だったかのホームページを見ていたら、1月に香港でLUNA SEAのコンサート予定があったのだ。1/14(木)って、そういえば明日じゃんね。
 そんなこんなでやっとたどり着いたイミグレはすごいガラガラ(笑)。カウンターが沢山あるけど開いているのは奥の方から半分くらいで、でも人がいないからあっという間に抜けちゃったよ。質問も何もなかったなー。私が出た後にどんどん人が増えてきたからタイミングが良かったのかな。
 そして、待ち合わせはバゲッジクレイムにて。お互い乗る便が分かっているので、その便の荷物が出てくるターンテーブルの周りで待ち合わせをしていたのだ。大阪からの友達とも無事に合流できて、タクシーに乗ってホテルまで向かいましょう。4人もいて私以外みんな大きなスーツケースだからこういう時はタクった方がお得です。
 タクシー乗り場で赤いボディを捜して乗り込む。私たちが今回泊まるホテルは香港島にあるので、タクシーも選んで乗らないとそっちまで行ってくれないのですよ。赤いボディは香港島を走るタクシー、黄色いボディが九龍で、緑が新界なのだそうだ。なんだか面倒くさいね。
 機内アナウンスで言っていた通り、香港の気温は肌寒くてタクシーに乗るとフロントガラスに霧雨があたっている。せめて雨は止んでくれると助かるなぁ・・・。
 今回は奮発してコンラッドにお泊りです! 前回泊まった友人がいたくお気に入りでね。日本人のスタッフもいたので、禁煙階で予約されていたのを喫煙階にしてもらい、2部屋隣同士コネクティングルームで繋いでもらう。ベッドには小さな熊のぬいぐるみが2つ、バスルームにはアヒルが1つ。このアヒルが可愛くってね〜♪ ホテル内のお店でも売っているから何個も買ってお土産にしちゃったのですよ。沢山買ってごろごろこいつが転がっているのがめっちゃ可愛い!

 荷物を置いて、一息ついたらさっそく外出。地下鉄駅でオクトパスカード(今の日本のsuicaみたいなもの。この頃は日本にこんな便利なものはなかった)を買って遊びに出かけましょー! まずは銅鑼灣。タイムズスクエアへ行こうと歩いていると、おもしろいポスターを発見して立ち止まってしまう。H10.11.27の日付の入った東急線代官山から110円の切符を使ったポスター。なにこれー、と笑いながら見てたら、通りがかりの兄ちゃんに話しかけられてしまったよ。「コン」さんとか言う兄ちゃんで、 
「私は香港で生まれた」とかなんとか話しかけられ続け、エスカレーターに乗ってもまだついてきて話しかけてくるし、どーしよう…。みんな先にどんどん行っちゃうし、私だけ置いてかないでー。みんながどんどん先に行っちゃうから、「あ、みんなが先に行っちゃうから…。バイバイ」とか日本語で言って振り切って先進んじゃったけど、「名前は?」「どこから来たの?」「香港へは何しに?」「どこに泊まってるの?」等々。うわーん、疲れた…。みんなも置いてかないでよっ。後でみんなと話してて、「LUNA SEA観にきた」って言えばよかったかもねー、と大笑い。街中にも大きな看板あるんだもん。香港の気温が一昨年よりも寒かったからついここで長袖を買ってしまった小田蘭でした。旅行中に着ようっと。
 で、友達2人がジャニーズショップでお買物。ええっ? 香港にもジャニショってあるんだ!! そっちにびっくりしたよ、私は。
 買物を堪能した後は、ごはん♪ごはん♪ 今回一緒の友達は事前準備がすごい人で、出発前には
「●●と○○と■■にはごはん食べに行くから! あと▲▲で××買って、◆◆もね」という感じでごはんいついては全てお任せ。今日の夜ごはんはそのうちの1つ、広東語の読めない私たちは最初の文字から「カナシマ」と呼んでました(笑)。
 そのお店へ行く途中ですごく人だかりができて更にきちんと並んでるお店がある。服屋みたいだけどなんだろう?と思ってこの日は通り過ぎたんだけど、翌日判明。次の日もこのあたりを歩いていたらチラシをもらって、そこにスーパーウォームとかなんとか書いてある。一緒に注文用紙も配っていたよ。暖か肌着か〜。香港のダマール?
 ごはんを食べて、デザートも買ってお持ち帰りしてホテルの部屋でも食べる。んんー、シアワセ♪



1999年1月14日(木)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
ホテル/枕チップ@1人 5.00 77
バス代/中環〜赤柱 8.50 131
デリフランス
    /アイスレモンティ
11.00 167
デリフランス
    /ミニチョコパイ
4.00 62
赤柱/花文字 70.00 1,079
海皇/お粥、他 28.50 439
飽飯店/麺、他 56.00 863
マクドナルド
  /マフィンセット×2個
35.60 549
 今日は小田蘭一人みんなとは別行動で、友人達がブランドショッピングしている間に赤柱(スタンレー)へ行ってきます! まずはMTRで中環へ行ってトラベルセンターで日本語のバスルートマップ貰う。そして、エクスチェンジ・スクエアのバスターミナルから6Aのバスに乗る。赤柱までのバス代はHK$8.4。これがピッタリなくて仕方ないからHK$8.5で。
 2F席前から2列目に座って窓の外を見ながらバスに揺られること約40分。しかし、どうしてこんなに高いビルばっかり、しかもストーンと伸びてるのが多いんだろう。地震のない国だとは言え、いつかバタッと倒れるんじゃないかと思うよ。そして、香港仔(アバディーン)トンネルを抜けると、なんだか建物が小ギレイになったと感じるのは気のせい? 淺水灣(レパルスベイ)から赤柱までは山道をぐるぐると回る回る。
 なんだか賑やかな辺りにきたから、ここかな? と降りてったら大当たり。赤柱マーケットでした。マーケット内をふらふらして、工事中のトンネルを抜けて天后古廟とか言う寺院にも行ってみた。ちょうどお昼時だったからそこらでお弁当食べてる人とかいるし、工事現場の人も昼食買いにでかける人がいたりして。でも私は朝がいっぱい食べ過ぎてちっともお腹空かないんだよね〜。さっき降りたバス停から先に2つ程先のバス停まで歩いてみたり、マーケットでお土産もいくつか買った。
 お腹はほとんど空いていなかったけど一休みを兼ねてデリフランスでお茶をして、その後またふらふら。結局3時間くらい赤柱にいて、香港仔トンネルを通らない6番のバスに乗り込んで左側の席を確保。帰りはこっちが海側になるのだ。灣仔あたりから渋滞にはまったけど、なんとかギリギリ皆で決めた時間までにホテルの部屋へ戻ることができました。
 やっぱ香港に来たからには1度はアフタヌーンティに行きたいよね、ということで、アイランド・シャングリラのライブラリー(図書室でお茶ができる)に行く。アフタヌーンティできるほどお腹が空いている訳じゃなかったんだけど、行きたかったんだよー。っていうか、15時過ぎてもお腹が空かないって、いったい朝ごはんをどんだけ食べたんだよ(笑)。
 結局ライブラリーは閉まっていてホテル内でケーキバイキングとなりました。
 夜になって再びお出かけ。尖沙咀へ行こうとMTRに乗ったら、後から乗りこんできたおばさんに広東語で話しかけられる。多分
『これは○○へ行くのか?』と言ってたんだろうと雰囲気で思うけど、そんなの広東語で答えられるはずもない。「ソーリー、アイドントノウ」。ごめんね、おばさん。私は旅行者なのよ。その後、HMVでもレジで広東語で話しかけられる。うーむ、そんなに私は旅行者っぽくないのだろうか。ま、同じアジア人だからパっと見は分からないんだろうなー。いやでも!友達と数人で固まっているのに、何故私だけがこうなのだ。友達と「私、地元の人に地元の言葉で話しかけられた時には「ソーリー、アイムツーリスト」って言わないとダメかな」と言って大ウケしてました。
 デューティーフリーや信和中心に連れられて行った後(私は買物をせずに付いて回っているだけだけど)、お粥やその他をお持ち帰りして22時半頃やっとホテルで夜ごはん
 なんというか、今日は朝ごはんで1日が終わった感じでした(笑)。


1999年1月15日(金)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
タクシー代/ヒルサイド・エスカレーター〜中環 15.00 231
トラム 2.00 31
文武廟/線香 20.00 308
ペニンシュラ/チャイニーズ・アフタヌーン4人分(チップ込) 400.00 6,164
?/お粥、麺 197.00 3,036
許留山/デザート 53.00 817
 今日もたっぷり1時間以上朝ごはんに時間をかけて、の〜んびりお昼前にホテルを出発。中環のギャレリアでお買物をして、映画「恋する惑星」でも使われていたヒルサイドエスカレーターを登るのだ。やっぱ乗るからには最初からだよね、と下から延々上まで上っていく。一番上まで上ったらタクシーで下へ降りて、ここで私はまたもや皆と別れて別行動。今度は一人、トラムに乗って上環へ。ウィンドウショッピングしながらキャットストリートやハリウッドロード歩いて、文武廟に入って見様見真似でおまいりなんかもしちゃったりして。線香の煙がすごくて、静かでなんか静粛な気分だわ〜。
 15時にペニンシュラのプラダで待ち合わせをしで、スプリングムーンでチャイニーズアフタヌーンを食べる。日本人ばっかりだわ、ここ。
 その後はまた待ち合わせを決めて私は一人でふらりふらりと(笑)。みんなと買物しているより一人でふらりと街歩きしている方が好きなんだもんね。
 19時にホテルの部屋に集まって、今日の夜ゴハンは火鍋を食べようと銅鑼灣へ向かう。でもまだお腹はそんなに空いてない。ってことで、またもや小田蘭だけ別行動で街を徘徊(笑)。21時半頃合流して火鍋屋へ行ってみるも、すんごい混んでて諦めることにした。この時間に待つと、食べられるのはいったい何時よ?って感じだもんね。ホテルに戻る途中でお粥でもお持ち帰りして部屋ゴハンにしようと決定。デザートも買って帰ってぐったり部屋ごはん。


1999年1月16日(土)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
郵便局
 /日本までエアメイル1通
3.10 48
タクシー代(チップ込)
    /ホテル〜香港駅
37.00 570
切符代/香港駅〜空港 70.00 1,079
 帰国日なので、チェックアウト前にホテルの部屋で待ち合わせをしてそれぞれ最後の街歩き。私は中環の中央郵便局でエアメイルを出して、ふらりと周りを歩きながらホテルに戻る。
 12時ギリギリにチェックアウトして、まずタクシーで香港駅へ。ここから新しくできた列車で空港まで行こうというのだ。出来たばかりでお試し価格(?)、本来100香港ドルがこの時は70香港ドルで乗れたのだ。そして、ここでチェックインも出来るんだよね〜。さっそくチェックインしてしまえば空港で慌てなくても大丈夫。
 なんだけど!
 最後の最後でやっちゃったよー!!!
 成田に到着して、降りる時に飛行機の座席ポケットに日記やお金の記録をつけていたノートを忘れてきちゃった!
 やばい。
 気づいたのは帰りのバスの中で、家に帰って22時過ぎとなると電話も通じない。翌日起きてさっそく電話をしてみたんだけど、
「昨日の清掃では届いておりません」って。そんなー!!!
 
「この後出てくる可能性って、低いですよねぇ…」「そうですね、その機体が次の飛行の時に誰かが見つけて届けてくれるということもありますが、その可能性は低いですね」「うう、もしそれで出てきたら連絡して欲しいんですけど」「わかりました」
 というやり取りを交わし、もう諦めて一生懸命使用金額や行動を思い出して書き出していたら、後日ANAから見つかったとの連絡が!!! やったぁ! 言っておくもんだ、と着払いで送ってもらうことができたのだ。よかったよかった。