ハンパもん達の行方

ドイツ
2001年6月9日(土)〜18日(月)

last up date/2001.12.25


■出発前

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
航空券NRT-FRA往復/TAX込 134,230
インターシティ・ホテル
 ツイン1泊分
7,000
ジャーマンレイルパス
 ツインパス7日間(2人分料金)
39,300
 始まりはミレニアムな2000年の年末だった。
 会社に入っている旅行会社の前を通った小田蘭の目に飛びこんできたのは、ドイツのクリスマス市の旅行パンフレット。
 イルミネーションめっちゃ綺麗! グリューワイン(ホットワイン)飲みたい! でもヨーロッパの冬ってとんでもなく寒いんだろうなー。
 これが発端。
 ドイツと言えば、なんしいちょんよね♪ と、インターネットで知り合ったドイツ好きの彼女のホームページの掲示板でこの話しをしたところ、同じくネット友達のすずさんも話しに加わり、あっというまにドイツ行き決定!
 でも2000年のクリスマスには遅すぎる。2001年のクリスマスまでは遠過ぎる。ま、みんながいるなら別にその時期じゃなくてもいいか、と旅行の時期は2001年6月にまとまった。この時のメンバーは、なんしいちょん・なんしいちょんの後輩・すずさん・小田蘭。
 さて。年が明けていよいよドイツ行きの計画を進めましょう、とメンバー全員で1度集まることにした。なにしろネットで知り合った仲間なのだ。小田蘭が会ったことあるのはなんしいちょんにすずさん。なんしいちょんはすずさんに会ったことないし、すずさんは小田蘭しか実際に会ったことがない。そして後輩ちゃんはネット環境にないので掲示板で話しをしたことすらないのだ。
 お互いの日程を調整して2001年3月に大阪で全員の顔合わせをしよう、となったがすずさんが風邪の為ダウン。しかも旅行の日程も調整がつかなくなって、すずさんが不参加となってしまったのだった。
 3人だとジャーマンレイルパスのツインパスが使えないんだよね〜。残念、どうしよう…。
 そこで匿名希望の牛さんこと、きよちゃん登場(笑)。これで人数はバッチリ。小田蘭の大阪出張にかこつけてきよちゃんにも会い、東京で手配した航空券を渡してお金を受け取り、フランクフルトの初日1泊とジャーマンレイルパスも日本で手配して、いよいよ出発だ〜い♪




2001年6月9日(土)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
鉄道/FRA空港駅〜FRA中央駅 6.10 340
地下鉄/中央駅〜レーマー 2.10 117
ホームの売店/アイス 2.60 145
レーマー/ソーセージ 4.00 223
夕食/一人分 25.00 1,393
 成田から小田蘭。到着予定時刻は14:50。
 関空からなんしいちょん・きよちゃん・Mちゃん(なんちょんの会社の後輩)。到着予定時刻は14:20。
 到着予定時間にそれ程差がないので、待ち合わせはフランクフルトの空港駅のインフォメーションで。両替する人はここでドイツマルクに変えて、まずはSバーンでフランクフルト中央駅へと向かいます。
 ホームの売店でアイスを見付けてさっそく食べる。ドイツで初お買物がアイスか〜(笑)。あ、その前に自販機で切符買ったっけ。

 ドイツの鉄道の駅名には○○○という地名の後にHauptbahnhofと付くものがある。これは「中央駅」というドイツ語で略してHbf.、他にも地名の後に「北」だのなんだの、単純にフランクフルトだけだとどこの駅のことを言っているのか分からなくなることがあるのだ。
 で、このHauptbahnhof。ハウプトバンホーフと読むんだけど、なんちょん達と同じくネットで知り合ったかずみさんがスイス旅行をした時に「ハウプトバンホーフ」が「ハンパもん」に聞こえたという話を聞いて(かずみさんのホームページ:スイス旅行記参照)、以後旅行中の私達の間で「中央駅」は「ハンパもん」(笑)。
「ここが○○○ハンパもんだからー…」等々ことある毎に使ってました。そしてこの旅行記のタイトルもそこから。かずみさんありがと〜(笑)。

 インターシティホテルは中央駅のすぐ側。チェックインしたらレーマーの辺りまで遊びに行こう♪
 レーマー広場周辺はソーセージ屋台が出てたり、舞台があって歌ってたり踊ってたり。なんちょん曰く。
「ドイツはこの時期、土日はだいたいどこでも広場ではお祭りみたいなことやってるよ」とのこと。夏が短い北ヨーロッパは暑くなったらおもいっきり外に出て楽しむのね。

 ところで、皆さんは旅に出る時のお金はどう持ち歩いてますか?
 私はお財布も持っていくけど、外貨に両替したらポケットがお財布。紙幣もコインもパンツや上着のポケットに入れて、必要時にはそこから取り出すのが基本。クレジットカードなんかはお財布に入れてしっかりバッグの奥にしまってるけど、その日に使う分の現金はポケットです。特に外ではお財布出してもたもたしてると危ないことも多いからね。
 実はこの日、屋台でソーセージを買っていると2人の女性(生粋ドイツ人ではなさそう)が
「電話をかけたいから2DMを小銭に両替してくれない?」とやって来たのでした。私のポケットにはコインが少なくて2DMには満たなかったので、手に出して「これしかない」と言っているのに彼女達はしつこく隣にいたMちゃんにまで声をかける。こりゃーアヤシイ。断固としてお財布は見せずに「これしかないからダメ!」と言っていたら諦めてソーセージを買ってたけど(だったら最初っからソーセージ買ってお金崩せ〜〜)、多分これはお財布出して開いたところでお金取ろうとしてたんだよね。後でソーセージ食べてる時に、近くにいたおじさんからも「彼女達はジプシーだから気をつけないとダメだよ。危ないからね」と忠告を受けたし。

 この時期ドイツは夏時間。しかも22:00過ぎくらいまで明るい! 時間感覚なくなっちゃうよね〜、と言いながら到着日なので早々にホテルに帰ってお休みタイムに入るのだ。
 おっと、その前に。
 今回のドイツは関西組が16日に帰国、小田蘭は17日に帰国となる。最終日にはみんなと空港駅で別れた後、一人でフランクフルトをふらふらしようと思っているので、最終日の宿泊先をここで予約しておこうとインターシティホテル近くのホテル・クリスタルへ予約に行くことにした。
「フランクフルトでの宿泊ならここがオススメですよ」と言われていたのだ。インターシティへ戻る前にみんなにも付き合ってもらって直接フロントで17日を1泊予約。インターシティへ戻ってシャワーを浴びていると……ん? 私17日1泊って言ったよね。17日って飛行機に乗って帰る日じゃん! ダメだよ17日じゃ! 泊まるのは16日だ〜〜! シャワー終わって慌てて一人、予約の変更に向かいましたとさ(笑)。



2001年6月10日(日)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
宿泊代/日曜日一泊(ツイン)
 ホテル・ドイチャー・カイザー
149.00 7,977
昼食/ドネルケバブ 5.00 279
    チャイ 1.00 56
入場料/おもちゃの博物館 8.00 446
入場料/カイザーブルク
 博物館と塔
10.00 557
パン挟みソーセージ 3.70 206
夕食/一人分(チップ込み) 20.50 1,142
  内訳:ボンゴレ 15.50 864
  内訳:ビール 4.00 223
 朝食前に一人で朝散歩♪
 明るくなった早朝なら危なくないし、海外に出ると私はよくこの「朝のお散歩」をするのが好きなのだ。この日も同室のMちゃんに声掛けて一人でフラフラ。中央駅の地下を歩いていると、若い兄ちゃんが
「俺はホームレスだから恵んでくれよ」と寄ってくるのを降り切って地上へ上がり、駅構内で絵葉書を買ってカイザー通りをフラフラと。部屋へ戻ったらなんちょん達に声を掛けて朝ごはん〜♪
 
「なんちょん、きよちゃん、朝ご飯いこ〜!」と向かいの部屋へ行ったらきよちゃんが朝の散歩に出たまま戻ってこないって〜? きよちゃんこれが初海外でしょ? よく地図も持たずに出かけてったなぁ。ま、食べてる間に戻ってくるかもしれないしね、とりあえず部屋に書き置きを残して朝食バイキングへと向かう私達であった。
 レストランの入口から見えやすい場所に席をとり、食べ初めてしばらくしてもきよちゃんは戻る気配もないのだ。いったいどうした? 迷子? それともなんかあった? と食べながらも心配する私達。食べ終わっても戻ってこなかったら探しに行かないとね、と話している時、きよちゃんが現われたっ! よかった〜。やっぱり迷ってたの? と聞けば、歩いて迷ってレーマーの奥まで行って、しかも手持ちの僅かな小銭でサンドイッチを買って食べたら地下鉄に乗るお金もなくなり歩いて帰ってきたという。そして更に! 迷って周りの人に
「ハンブルグどこですか?」って聞いていたって〜〜〜(大爆笑)!
 ま、なんにせよ無事に戻ってこれて良かったよ。うぷぷぷぷ(笑)。

 本日はニュルンベルクへ移動
 フランクフルト中央駅でジャーマンレイルパス乗車のスタンプを貰って、ICに乗って約2時間。車窓が緑いっぱいでのどか〜。
 到着後は宿探し。ガイドブックでアタリをつけて、城壁内の1軒のホテルへチェックイン。
 日は長いのに博物館とかお店の閉まる時間は遅くならないんだよね。閉館までにおもちゃの博物館とカイザーブルクを大急ぎで見て周る。カイザーブルクの博物館や塔は入場時間決まってるけど、庭なんかはいつでも入れるから塔に登らなくても城壁の上から街並みを眺められればいいって人は特に時間を気にする必要はないんだよね。でもせっかく行くなら塔にも登りたかったのだ〜。←登るの好き(笑)。

 明日は世界遺産の街バンベルク♪



2001年6月11日(月)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
プレッツェル 0.80 45
レープクーヘン(1袋) 3.70 206
昼食/1人分(チップ込み) 20.00 1,114
ラオホビール 3.60 201
ICE予約手数料(一人分) 5.00 279
夕食/1人分(チップ込み) 21.25 1,184
 今朝はMちゃんと朝食前の朝散歩。
 街中にある温度表示を見ると11℃! 湿度がないから体感温度はもっと低い感じがして寒いのだ〜。小田蘭が持ってきた着替えの中で長袖といったらGジャンと長袖Tシャツが1枚くらいなもの。それではとっても耐えられなくて、朝食後に百貨店がオープンした時間を見計らって長袖のパーカーを購入してしまいました。
 でもね、季節は夏に向かう時。ウィンドウのディスプレイは既に夏物ばっかりで、売り場の中にも長袖っていい物がなかったのですよ。とりあえず着れるもの(サイズと、形や色の好み)を探して買ったけど…。  この日は雨も降り出すし、長袖Tシャツ+Gジャン+長袖パーカーという格好でもまだ寒かった。皮のコートを着て歩いている人もいたし、ドイツってこの時期本当にこんなに寒いものなの〜? 5月に旅行した人の話では「暑かった」って聞いたはずなんだけどなぁ。
 朝食後はバンベルク行きの電車の時間まで自由行動。私は寒さ対策の長袖を入手して、Mちゃんはおもちゃ屋さんへ(ニュルンベルクはおもちゃの街でもあるのだ♪)。そしてそれぞれの目的を達した後、お菓子屋さんで待ち合わせてニュルンベルク名物と言われるレープクーヘンを買ってから待ち合わせの駅へと向かう。

 今日のメインは世界遺産の街バンベルク♪
 なんちょんから教えられて始めて知ったんだけど、ここは「小ヴェニス」と呼ばれているらしいのだ。川が流れていてその脇には第二次世界大戦の戦火を免れた中世の頃の街並が残っているというのだね。
 ニュルンベルクからバンベルクまではREで約40分。ホームに止まっていた列車は2階立てで、しっかり眺めの良い2階席をキープして買ってきたレープクーヘンを食べつつ向かうのさ。
 バンベルクに到着後はまず帰りの列車の時間を確認。ふむふむ。17:24に3番ホームね。そしたら大聖堂へ向かおうか〜!
 歩いているうちにどんよりとした空からはついに雨が落ちてきた。レグニッツ川に架かる橋の上にある旧市庁舎へと辿り着いてみれば川の水は増水していて流れも急で、のんびりと河畔の散策なんて雰囲気にはならなかったなぁ。晴れてたら川沿いを散歩するの気持よさそうだったのに。この雨と寒さが全てを阻む。
 とにかく雨が降っていて気温も下がって朝より更にさ〜む〜い〜の〜だ〜〜!  お店に入って暖まりたい! と大聖堂まで歩いて近くのお店に昼食に入る。本当はラオホビールが飲めるお店でビールを飲みながら昼食♪ という野望があったんだけど、目指すお店が見つからなかったんだな〜。
 昼食中になんとか雨も止んでくれ、大聖堂・新宮殿(庭だけ(笑))・聖ミヒャエル教会と観光に歩き回って再度別のラオホビールが飲めるお店を探す(笑)! やっぱねー、“名物”とか言われると食べたり飲んだりしたくなるじゃない。ねぇ。
 次のお店もガイドブックで見つけてその地図を頼りに探すんだけどなかなか見つからず…。あうぅ、どーしてああいう地図って見づらいのかしらん。なんとか見つけてホッと一息♪
 バンベルク到着時に調べた列車の時間にあわせて駅まで行って、定刻発車でニュルンベルクまで戻ってきました。
 駅についたらまず列車の時間確認。これやっとかないとねー、各地へいろんな列車が出ているけど行きたい場所へ通っている列車って、以外と少なかったりするのだ。
 明日はリューデスハイムへ移動する予定なんだけど、直接ニュルンベルク→リューデスハイムというのはなくて、経路としては「ニュルンベルク」→「フランクフルト」→「ヴィースバーデン」→「リューデスハイム」となるのだな。フランクフルトまでのICE座席予約をしてみよう♪ と窓口へ行ってなんちょんにお願いしてもらう。ありがとう、なんちょん。やっぱりその国の言葉が出来るってすごいよね。予約手数料、一人DM5.00也。



2001年6月12日(火)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
宿泊代/月曜日一泊(ツイン)
 ホテル・ドイチャー・カイザー
179.00 9,667
エアメイル/日本まで1通 2.00 111
ゴンドラリフト往復 10.00 557
入場料/ワイン博物館 5.00 279
アイス(2段) 2.40 134
ワイン(フルボトル) 12.00 702
アイスワイン(ハーフボトル) 26.50 1,476
夕食/1人分(チップ込み) 30.00 1,671
 今朝もやっぱり朝散歩♪
 朝食後にMちゃんと出かけて4軒のお店をハシゴして昼食用にサンドイッチを買いこむのだ。ほらほら、私達に食料調達を任せるとすごいことになるよ〜(笑)。Mちゃんのリュックの中身がパンでパンパン(洒落ではない…)。
 朝の散歩の時に見た気温表示は13℃。昨日よりはすこ〜し気温も上がって、この日は晴れのいい天気。ど〜して移動の多い時にこんなにいい天気になるのよ〜。ま、移動で荷物持って外歩いている時に降られなくて、それは助かるんだけどね。
 10:28/ニュルンベルク→12:55/フランクフルト(ICE)車中で昼食、列車は若干の遅れで到着。13:12/フランクフルト→13:55/ヴィースバーデン(S1)。14:12/ヴィースバーデン→14:45/リューデスハイム。
 本日選んだ宿泊先はアヒルの置物やイラストが随所に見られる(というか、アヒルだらけ(笑))可愛いホテル
 リューデスハイムはライン川を行き来する船が止まるんだけど、それにしてはめっちゃ小さい町なのだ。ぐるりと歩けばすぐに全体が把握できる。賑わっているのは船が発着する時の船着場と、ワイン酒場やお土産屋さんが軒を連ねる「つぐみ横丁」くらいなもの? ここには泊るというよりも、日帰りでやってくる人が多いみたいで、「つぐみ横丁」も昼間は多少混雑してたけど、夜になったら人通り少なかったわ〜。もうちょっと気温が上がる6月後半以降になれば混んでくるのかな?
 ここでの目的は、ワインを買う!
 いや、だってね。ドイツと言ったらビールやワインが美味しい! ワインを免税範囲ギリギリまで買って帰ろうと思ってるんだも〜ん♪ だから今回の私の荷物はスーツケース♪(小型だけど) 現在中身はスッカスカ(笑)。
 それにここはワインの産地♪ ぶどう畑が広がってワイン博物館まであるのだ〜。ワインについてはきよちゃんが詳しいので、興味のある人は掲示板で聞いてみよう。きっといろいろ教えてくれる…はず(笑)。
 「つぐみ横丁」を歩いて試飲をさせてもらったりして、この日買ったワインはフルボトル1本にハーフボトルが3本! その内アイスワイン2本♪ 美味しかったぁ!


2001年6月13日(水)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
宿泊代/一泊(ツイン)
 ホテル・トラップ
138.00 7,627
ケーキとお茶 12.60 702
 昨日はめずらしく暗くなるまで出歩いていたので本日の朝散歩はなし。暗くなるまで、って言ってもこっちは今22:00くらいまで明るいからなぁ。船着き場でライン川を行く船の時間や、駅で鉄道の時間を確認していたらホテル到着が遅くなってしまったのだ。
 船着き場で確認したら、当初予定していた12:35のリューデスハイム→マインツのKD船(ライン川を行き来している船)がなくなってる〜〜。時期によって運行時間に変動があるみたい。しまったなぁ…。リューデスハイムに1泊したら船でマインツへ移動しようと思っていたのに、早朝と夕方にしか出て無いんだもん。朝はもっとゆっくりしてたいし、夜に向うに着くんじゃホテル探しが大変だ。その場で予定変更。
 リューデスハイムにもう1泊することにしたから、今日はフロントで延泊しなくちゃ。…と思ったら朝食の場にオーナーがいるわ。なんちょんに聞きに言ってもらうと即OK! さーあ、今日はどうしようっかな。
 ゆっくりと朝食したら、まずは昨日時間が合わずに行けなかった自動演奏楽器コレクションへ! 大掛かりな仕掛けで動くものもあって、なんだかそのレトロな音ものんびりしてていい雰囲気の場所でした。係員の案内で一緒に見ていかないといけないから自由に自分のペースで回れないのが残念だけど、ピアノとバイオリンや打楽器が一緒に演奏するものとか、その内部構造が見えるんだけど、よくこんなの作ったなぁ…と感心しちゃう。
 ああっ、そういえば私ら入場料払ってない! 入口にお金払う窓口なんてなかったし、
「後から来る団体と一緒に案内するから」って待たされて、学生集団がやってきたらそのまま中に連れられてっちゃったからなぁ。ううむ…。バスの無知乗車に続いてここでも私らってば(汗)。
 その後ケーキとお茶で一息ついたら、電車でコブレンツまで約1時間。そこでちょっとふらっとして、電車でリューデスハイム手前のカウプまで戻ってきて、夕方のカウプ発リューデスハイム行きのKD船でライン川を下るのだ。ん…? この場合川の下流から上流へ向かうわけだから、「ライン川下り」じゃなくて「ライン川上り」になるのかな?
 カウプ到着時点で17:30。だけどこの明るさはとってもそうは思えない! 日射しも強いぞ〜。
 船の中では食事もできて、生バンドも入っててそのうちみんなでダンスなんかして大騒ぎしてたけど、私達はデッキで岸を眺めながらのんびりなのだ。時々アナウンスが入って、川の両脇に立つお城の紹介とかしてるみたいなんだけど、ドイツ語だしわからないって。もうホント、のどかで寝ちゃいそう〜〜。ただ、水の上を走ってるもんだからずっとデッキにいるとちょっと寒いかもね。


2001年6月14日(木)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
マクドナルドのサラダ 1個 4.85 270
夕食/1人分(チップ込み) 24.50 1,365
  早朝、かすかに鐘の音を聞く。そう言えばこのホテルは教会の近くだったっけ。
 ごはんを食べたらマインツへ移動するのだ。昨日駅で調べておいた時間に合わせてホテルを出発! しばらく歩いて……
「あっ! ホテルにサングラス忘れた〜〜!」荷物を3人にお願いして先に駅まで行ってもらい、慌てて取りに戻るおだらんでした(汗)。うん、無事にありました。フロントで鍵を借りて、ベットメイクしている最中のおばちゃんに「えっと、忘れもの…」と言ったらちゃんと保管してくれてました。良かった良かった。
 走ってみんなを追い掛ける時に近道しようと教会の前を通ったら、なんだか昨日とは違う装飾がなされているわ。結婚式でもあるのかな?? 川沿いの通りに出ると大勢の日本人がぞろぞろといるわいるわ。
「朝のライン川下りの時間にはここから乗船する日本人ツアー客が…」と某ガイドブックに書いてあったけど、この小さな町がホントーに日本人だらけでびっくりだわ〜。
 駅前で3人に追い付いて、10時過ぎの列車に乗ってマインツへ。
 マインツでもまずはホテル探しから。いくつか見て回って、結局駅の目の前のホテルにチェックインしたらさっそく外へ出かけるぞ〜♪
 まずはごはん! ってゆーか、野菜が無性に食べたくなって、お昼は野菜ともらい物のイチゴでした。
 大聖堂へ行って、シャガールのステンドグラスがある教会へ行って。その間に両替したいと思っていたのに、お昼時間だからかな? 銀行とか閉まってるのよ。なんでかお店も閉まってる所多いし、ヨーロッパは昼休み長いもんねー…と思っていたら、どうやら本日は休日だったらしいのだ〜。15:00過ぎても銀行も開かないし、駅の両替屋もやってないし、開いているお店の人に聞いてみたらば、
「今日は祝日だから」とあっさり言われてしまいましたとさ(笑)。
 ホテルに帰ってガイドブックをよく見てみると…後ろの方に書いてあるじゃないのさ。今朝の教会の装飾はだからだったのか。州毎に祝日が設定されているなんて、しかも私たちの旅行中にそんな日があったなんて、全然知らなかったよ〜〜〜!


2001年6月15日(金)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
朝市/ぶどうジャム 4.00 223
昼食/魚料理のテイクアウト4人分 35.87 1,998
昼食/パン(5個で) 1.50 84
昼食/サラダ2つ 9.60 535
インターネットカフェ(30分) 3.00 167
ワゴンセールのCD 2.00 111
ワゴンセールのCD 9.99 556
ワッフルアイス 3.60 201
夕食/1人分(チップ込み) 19.50 1,086
 旅行中の日課朝散歩♪
 駅の向こう側の郵便局(というか巨大な集配所)に行って、戻ってきてこっち側の郵便局にも行って、ホテルに帰る途中に果物屋さん見付けたからさくらんぼを買ってみました。すごく大きくて美味しそう♪
 今日のメインは朝市
 マルクト広場は昨日も大聖堂に行くので行ったし、道順はバッチリだっ。って言っても途中まで市電に乗ったんだけど(笑)。
 朝市おもしろ〜〜〜〜い! ジュース屋台はあるし、はちみつの蝋燭野菜、チーズやパン売ってる所もあるし、ピクルスやジャムもある〜。やっぱいーわ、こういうの。あっち行ってこっち歩いて向こう見て、ぐるぐる歩き回って楽しかった♪
 マインツの見所はだいたい昨日見ちゃったし、今日はお買い物デーということでホテル近くのスーパでお土産を買いこんだり、なんちょんが部屋で休んでいる間に、3人で夕食場所を物色しがてらまたお買い物(笑)。マルクト広場の脇にあった百貨店の店頭でワゴンセールのCDにハマってしまったのであった。だって1枚2DMとかからあるんだもん。2つのワゴンを総アサリで1時間くらい。あとはー…Mちゃんの荷物が予想以上に多くなってしまったので小型のソフトスーツケースを購入することになるんだけど、これについてはなんちょんに何も言わずに、明日いきなりMちゃんの荷物がスーツケースになってたら驚くよねぇ…と(笑)。実際めっちゃ驚いていただきました。ごめん、なんちょん(笑)。


2001年6月16日(土)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
スーパー/ボルビック500ml 0.99 55
パン挟みソーセージ 4.00 223
駅のコンビニ/ビール 2.99 167
 今朝の散歩はMちゃんと♪
 ちょうどタイミング良くバスが来たから飛び乗ってマルクト広場まで。今日は広場ではなく、大聖堂の後ろに続く古い街並みが残っている通りを散策。そして。ああああ!ここでMちゃんと2人してめっちゃお気に入りのお店を見つけてしまったのよ。こんなの、こんなガラスものなんて買っても持って帰るの大変だってのに、2人でさんざん悩んだあげく結局買っちゃいましたよ。2人とも。鉄とガラスで組み合わせて使う花瓶。あうっ、ホテル帰ってまた荷物詰めなおさなきゃ。
 1週間なんてあっという間だもんね。もう今日はなんちょんたち関西3人の帰国日。
 私はあと1日休みを貰ってるから、なんちょん達と空港で別れた後はまたフランクフルトへ戻って1日ふらふらする予定なんだけど。
 お昼頃空港にいたらすっごい土砂降りになって、
「うわ〜〜、この雨がこのまま続いたらヤだなぁ」と思ったのに、その後はあの雨は幻??ってくらいいい天気になっちゃってまぁ…。フランクフルトの街中の気温表示ってば26℃にまでなってました。日差し強いしカラっとしてるし、帰国後に「焼けた?」と言われたのは絶対この日に午後いっぱい歩き回っていたからだわ。
 歩いていると至る所でいろんな人達が演奏してるし、ソーセージやパンやアイスクリームの屋台も沢山。人出も私達が最初にフランクフルトを歩いた時より全然多くて、いったい今日はなんだ? と思って駅のインフォメーションに行ったら6/14-17で何かのフェスティバルがあったみたい。ヨーロッパの夏は短いから、ここぞとばかりに楽しむのね。
 …にしてもさぁ。こんなに人出が多い時でも、こんなに陽が長くて22時くらいまで明るくても、土曜日だから百貨店とか普通のお店は16:00で閉まってしまうってのはどうよ? 日本だったら絶対時間延長してお店開けてそうだよね。


2001年6月17日(日)

 1人になってもやっぱり朝はお散歩なのさ。
 フランクフルトのハンパもん(中央駅)って駅の中にも沢山お店入ってるし、郵便局もあるからなかなか楽しめるのだ。
 ホテルで朝食、荷物整理をしたらチェックアウトして空港へ。私の休みももう終わり〜。
 今回は荷物増えたなぁ。やっぱ小型でもスーツケースで来て正解だわ。ワインをハーフボトルで2本、フルボトル1本、もひとつ小さいミニボトル1本。そして花瓶。その他お土産にスナック菓子。これはやっぱ手荷物でしょー。・・・と空港でチェックインの時に機内持込みにしようとしたら、止められてしまって大慌て(汗)。
「荷物はここにおいて」「これはハンドバゲッジです」「重さ量るから置いてね。これはハンドバゲッジはダメよ」「えええ〜〜〜!」
でもでも、中身壊れ物なんだけどなぁ。えーっと、何て言ったらいいんだ? そうだっ、こういう時こそ『自遊自在ドイツ語』! 飛行機のページは・・・っと、あった。
「これは壊れ物です」という例文を指し示す。「OK!」と言われてほっとしたと思ったら、あれれれ?壊れ物在中のシール貼られて持ってかれちゃったよ。あうぅぅぅ……ま、いっか。こうなったらしょうがない、割れたら割れたでそん時だ。

 翌日早朝、なんとか無事に人間も荷物も成田到着。よかった〜。