ジョギング・コース
道路をひたすら歩いて行く。

午前9時半の日差しは強い。
日差しを遮るもののない道路をひたすら歩く。

ラフティングへ行く道を曲がると書いてあるけれど、いったい何処で曲がればいいのだろうか?

アタリを付けて脇道に入る。
こんな細い道、本当にラフティング行く道なのかなー。

うわっ!
樹が倒れて道を塞いでるじゃないのさ。あ、道の奥からラフティングをする会社の車が来た! でも樹で道通れないからね、来た道を戻って行っちゃったよ…。

ってか、これ本当に「ジョギング・コース」でいいんだろうねぇ??





ジョギング・コース
三叉路を左に折れて、その先には寺院マーク。


ああ、この竹の飾り(ペンジョール)は他でも沢山みたなぁ。日本のお盆みたいな日がウク暦の1年に1度(210日ごと)あって、その時に各家に1つ作るんだって言ってたやつ。これを目印に祖先の霊が帰ってくるんだとか。

そのペンジョールの先にお寺がある。ここをもっと先に進んで行くのね。
でもさー、これってホントに「ジョギング・コース」?





ジョギング・コース
ちょっとまてーーー!
田圃の中に入っちゃったじゃないのよ!!
畦道じゃないのさ、これって。あの地図と歩いてきた道の位置関係もちょっとおかしかったけど、ホントにこの道でいいんだろうねぇ?

おいおい、昨日の雨で畦道ぬかるんでるってば。歩くのも大変だよ。

ねぇ…。
……ホンットーにこれって「ジョギング・コース」????

「ジョギング・コース」というよりは、「エキサイティング農村地帯」って感じっすよ、これ。





ジェゴグ
バリ島西部。ヌガラ地方。
ウブドからは車で約3時間。

ジェゴグを聴く為に今回のバリ島旅行の日程を組んだ。
その音がいま、響き渡る。





ジェゴグ
2組のチームが
並んで演奏する

交互に演奏する
一緒に演奏する
競い合う
掛け声をかけて威嚇しあう

2つの演奏のぶつかり合い
ムバルン





ジェゴグ
一番小さいジェゴグは主旋律
激しく早く叩きつづける

竹が支えている紐から
外れることあり

叩いているバチが
欠けることあり

身体全体を使って
叩く 叩く 叩く!





ジェゴグ
一つ一つのジェゴグに
しっかりと
細かく
装飾が施されている





ジェゴグ
ジェゴグとはバリの言葉で「大きい」という意味を持つ。
一番後ろに位置する、一番大きいジェゴグは、その上に乗って叩く。

響き渡るこの重低音が、ジェゴグの醍醐味。





ジェゴグ
知らなかったこと

ジェゴグにも踊りがつくんだ





ジェゴグ
バリの芸能は
すべて神へのささげもの





食べること
空腹を満たすだけでなく
ココロまで満たされる幸せ