02■パリ【時計】
旅行の時に使うのは新宿のMYCITYで買った1980円の腕時計。
これが見た目オリエンタルなアンティークっぽい風合いを醸し出していてお気に入りなんだ。
ベルト部分がゴムだから着脱もラクだし、普段使いもするけど旅行の定番にもなっていた。
電池交換もして割りと長く使っている。

それがパリに到着して1日目の朝、よく見るとベルトのビーズの間からゴムが1本ひょろんと出てきているのを発見!
うわー、いくらなんでももうゴムが寿命か。
せめてこの旅行中はもってほしいなー。

改めて見てみると、この時計はベルト部分に2本のゴムが通っているようだった。
1本の太さは輪ゴムくらい。
もちろん強度は輪ゴムよりある。
それが2本。
そのうち1本が切れてしまったようだ。

そしてパリ2日目の朝、朝食を買いにパン屋へ行った時にそれはついにやってきた。
ショーケースから選んだパンを袋に入れてもらいつつ会計をしている時だった。
腕時計をしている左手でポケットから小銭を探っている時に、残りのゴムも切れてしまったのだ。

バラバラと床に散らばる赤い色と金属がくすんだような大ぶりのビーズ。
もちろん文字盤もころがった。
お金を受け取ろうと手をだしていた店員さんまで一緒になって拾ってくれる。

ちらばったビーズは小袋に入れて持ち帰り、できれば直して使いたい。
ちゃんと全部集められたかな?
この旅行中は、文字盤に残った切れたゴムをベルト通しに結んで懐中時計方式だ!
旅行中は常に腰につけてある時計を見ていたから、腕時計という存在をすっかり忘れていた。

そして帰国後。
会社に行く時もすっかり腕時計を忘れている小田蘭でありました。
いっつも通勤途中に気づくんだもんねー。
まぁ、なければないで携帯で時間確認できるし、特に困らないんだけどね。