12■ストーンヘンジ






ストーンヘンジにはいつか行きたかったけど、こうやって実際に行くことになってもなんだか実感がわいてこなかった。
たぶん、「ストーンヘンジに行くぞ!」と思って組んだ旅行じゃないからだと思う。
「ロンドンに行こう。ついでももう1都市どこかを回って。あ、ロンドンに行くなら足を伸ばせばストーンヘンジにも行ける??」
ということで行くことになったからじゃないかと思うんだな。

ソールズベリー近郊のだだっぴろい平原に、ぽつんと円を描くように立つ巨石の組み合わせ。
誰が、何のために作ったのか、謎の多い遺跡。
ロマンだよね〜♪
うっとり。

ということで、今回も日帰り遠出なのでツアーに乗っかります。
日本語ガイドと英語ガイドが同乗して、ストーンヘンジとソールズベリー大聖堂とバースがセットになったこのツアー。
ツアー会社から出発なのだけど、行きはいくつかのホテルでもピックアップしてくれる。
ちょうど宿泊先の近くに大きなホテルがあり、そこがピックアップポイントの1つになっていた。
地下鉄に乗っていかなくても、歩いて行ける範囲で拾ってもらえるならそっちがいいな〜。
ということで、ラッセル・ホテルを指定。
ピックアップは朝の8時。
こうれが功を奏すとは、申し込みをした時の私が知る由もなかった。

なんとね、朝のこの時間帯にツアー会社のある駅を通るサークル・ライン(地下鉄路線の1つ)がいきなり止まってしまったらしいのだ。
ツアーバスに乗り込んでいざ出発、という段になって慌てて駆け込んできた日本人女性2人組。
聞けば集合時間に余裕で到着する予定だったのに、途中でいきなり乗っていたサークル・サインが止まってしまい、周りに確認しながら地下鉄を乗り継いでなんとかギリギリたどり着けたということだった。
ロンドンの地下鉄って安心できないなぁ。

さて、ずっと行きたかったストーンヘンジはといえば。
「えー? 近くまで寄れないんだー」
「ま、周りで羊が放牧されてる…」
「ってか、めちゃくちゃ寒いっっ!!! この旅行中で一番寒いかもっ!」


ロマンの欠片もない。。。。
それはあたしか・・・。

石の間近に寄って下から巨石を見上げられるのかと思っていたら、周囲をぐるりと囲われていて見学者はその周りの見学路を一回りして眺めるのみ。
石を背にして周囲を見回せばあっちにもこっちにも羊が放牧されるし〜(笑)。
写真を撮るために手袋を外していたら、ストーンヘンジをぐるりと一周しただけで手が痛くなる程冷たくなってめちゃくちゃ寒い。
や、やっぱりこういう所はもっと気候のいい時期に来たほうがいいね(汗)。