11■ロンドン【食】










イギリスの食事がマズイという話はよく聞くけれど、私が食べたものにそんなにハズレはなかったと思う。

ロンドンで泊まったのはB&B。
Bed & Breakfast の名の通り、朝食も食べられる。
インターネットで見つけたこの宿は朝食が美味しいと評判だった。
これは楽しみ!

到着翌日はさっそくストーンヘンジへのバスツアーを入れてしまい、モン・サン・ミシェルの時ほどではないけど集合時間が早い。
でもせっかくだからここの朝食を食べたい。
ピックアップの場所と時間、そこまで行く為の移動時間、それらを考えると朝食の用意ができる時間から宿を出発するまでなんとか15分くらいある。
大急ぎで食べればなんとかなるかも。

そのまま出かけられる用意を整え、時間を待って宿泊客の中で一番最初にブレックファースト・ルームに入る。
ジュースと紅茶、お皿にはクロワッサンに卵とソーセージとマッシュルームを少量だけ盛り付けた。
宿の人にパンを焼くかと聞かれたけれど、そんな時間はない。
明日からは食パンも焼いてもらうんだ!
ごはん美味しかったよ〜〜〜。

初日は大慌てで食べた朝食だったけど、これが本当に美味しかった。
クロワッサンや各種ハード系パンはほんのり温まっていて美味しいし、オレンジジュースのピッチャーの手前には氷も用意されている。
シリアルも4種類。
テーブルにいるとパンを焼くかと聞かれるので、お願いするとサンドイッチ用の厚さの食パンを綺麗に焼き色をつけて運んできてくれる。
イングリッシュ・ブレックファーストの定番、暖めたトマトやビーンズもある。
スクランブル・エッグ、ベーコン、ソーセージ、マッシュルーム。
2日目以降はそれらをお皿に大盛にしてたっぷり食べていた。


お昼ごはんか早めの夜ごはんに何度かパブで食事をした。
ビールはエールを頼み、定番の食事はソーセージ&マッシュ(太いソーセージが2本とマッシュポテトが山盛り)。
これが結構なボリュームになる。

ある日、バッキンガムからヴィクトリア駅まで歩いて移動している途中に入ったパブでのこと。
私が食事をしているテーブルの近くに日本人の学生らしき男の子2人組が入ってきた。
やはり昼食をとる為にきたようで、テーブルでメニューを選び、カウンターへ注文に行く。
ビールを手に戻ってきた彼らは談笑後、しばらくしてから運ばれてきた料理を前に驚愕の表情と台詞。
多いのだ。量が。

彼らが注文していたのは、フィッシュ&チップスとハンバーガー+ポテト山盛り。
お皿からはみ出るほどの大きさのフィッシュ(衣をつけて揚げた白身魚)。
フィッシュの下敷きには大量のチップス(フライドポテト)。
手のひら大の分厚いハンバーガーに大量のフライドポテトと同じお皿にサラダもいっぱい。
2人で半分ずつ分けていたけど、確かにこれは若者でも驚く量かもしれない。

私は適量なソーセージ&マッシュを食べつつホッとした。
初日の夜にフィッシュ&チップスを持ち帰りして食べておいてよかった〜。
あの時のお店はここまですごい量じゃなかったもんね。
あそこで食べてなかったら私もここで注文してたかもしんないよ。


海外にくるとつくづく思うけど、日本人が小柄なのは絶対食事の違いだよね。
欧米・南米・中近東、中華料理もそうだけど、食事の量がもう絶対的に違うもん。