旧市街とか市場とか、その土地の人達が集まっている場所が好き。
アラブのメディナは城壁で囲まれた中に迷路のように存在し、迷いながら細い路地を歩いているのがおもしろい。 メイン通りには観光客向けのお土産を扱うお店が多いけど、ほんの少し奥に入るだけで地元の人達の生活密着型なお店も増え、ごちゃごちゃとさらにおもしろくなっていく。 狭い路地を行き買う人々は地元の人も観光客も入り乱れ、通路いっぱいに荷物を満載した荷車が通っていくこともある。 それらとすれ違いながら、何を買うでもなくのんびりと歩いているのが好きだ。 市場も同じで、滞在先にあればたいてい足を運ぶ。 量り売りの野菜や果物は短期旅行者には買いづらいけれど、鮮やかな色が山と積まれている様子を見ているだけでとても楽しい。 チュニスの中央市場では、果物と野菜が集まっている一角で桃の香りに包まれた。 あぁ、そういえば日本も桃の季節だな。 |
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