7月にチュニジアへ行こうと思って現地旅行会社に問い合わせをしていた時に、「夏のサハラはとても暑く、砂漠ツアーは人数が集まらなくて催行されないこともある」という回答をもらったことがあった。 インターネットで情報収集中にも夏のサハラはとんでもなく暑いから避けた方がいいという内容を何度か見かけた。 そ、そんなに暑いの?! この時期に砂漠へ行こうなんてサハラをなめてる? 結局サハラ砂漠を含むチュニジア南部は現地旅行会社であいのりツアーを調整して4WDで回ることになった。 外がいくら暑くても車に戻ればクーラーで車内は涼しく、1日の移動距離が長いため外にいる時間より車内にいる方が多かった。 サハラ砂漠で外にいたのも夕方か早朝の比較的穏やかな時間だ。 だから、そこまでめちゃくちゃ暑いとは感じなかった。 それでも車を降りて外を歩くとすぐTシャツは汗で濡れるし、背負っている布製リュックまで汗染みがっ! リュックの肩紐部分までぐっしょり濡れるよ…。 スースで1人旅に戻った後は、ホテル以外にクーラーの効いた場所には殆どいなかったので、これはもっとすごかった。 博物館など風通しはいいけれどクーラーが付いている所はないし、私がよく入る町の食堂レベルは壁一面が出入り口のような作りだから当然クーラーもない。 建物の中や日陰に入ると日差しがないだけでだいぶ涼しく、どこの町でも店先や木の下で陰のある所は人が大勢座っている。 さすがに地元の人は分かったもので、TGM(郊外電車)に乗ってもメトロ(路面電車)に乗っても、電車が動いても日陰のままの席から埋まっていく。 お、席空いてる〜と思って座っても、電車が動くと実はそこは日が当たって暑い席のことが多いのだ。 日本の夏の暑さとは質が違うからそんなに不快ではないんだけど、外にいるだけでゲルマニウム温浴した時みたいにじわじわと汗がでる。 何しろ私が1日に食事以外で500mlペットボトルの水を消費しきってしまうのだ。 な〜んだ、それくらい? と思うかもしれないけれど、小田蘭と旅をしたことのある人なら驚いてくれると思うのよ。 普段も旅行中も、食事時以外はさっぱり水分を必要としないからね。 メキシコやカンボジアで遺跡めぐりをしていても、500mlペットボトルがあれば2〜3日は余裕でもつくらいなのだ。 もちろん食事時にはビールを飲んだり水を頼むこともあるけれど、アルコールはともかく水やソフトドリンクは飲みきらなくて一緒にいる友達に渡してしまうことも多い。 そんな小田蘭が500mlペットボトルを1日1本消費していたのだから、どれだけ水分が失われていったかが分かろうというものだ。 食事時もあわせると1日1リットルは水を飲んでたかもしれない。 それでも水分摂取量が少ないって言われそう…(笑)。 たぶん、一緒にカンボジアに行った友人達なら1日4リットルくらい消費してそうだよ。 温度計なんて持ってないし、気温表示も見かけない。 TVも殆ど見なかったから天気予報も知らないし、いったい気温が何度あったのかは分からない。 分かるのは、日向にいると太陽光線がイタイということ。 日差しがとてもキツイのだ。 なるほど、これは長袖が必須アイテムなのは当然だ。 それでも、暑いよりも寒さが苦手な小田蘭は、この夏の時期にチュニジアを旅できてよかったな。 日本に帰ってきたら梅雨明けしたばかりの東京は涼しくてなんだか拍子抜けしちゃったよ。 最近は東京も暑くなってきたけど、日の当たらない所にいてもまとわりつくこの湿気はどうにかならないものかしらん。 |
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