07■日本語






今回ほど旅先で日本人をみかけない旅はなかったように思う。
日本人というか東洋系を殆どみかけなかった。

現地あいのりしたツアーでご一緒した日本人3人の他は、彼らと同じ飛行機に乗ってきたという団体ツアー客をケロアンで見かけたことと、他に数回。
最初のチュニスで夜ゴハンを食べようと歩いている時に、ロリエント(某歩き方にも載っているレストラン)の方向から歩いてきた日本人家族4人と、スースから鉄道でチュニスに着いた時のホームでそれらしきカップルを1組、後は最終日に泊まっていたホテルのレセプションで女性2人組を見かけたくらいだ。
最初に見かけた日本人家族は私とルートが似ていたらしく、タメルザとクサール・ギレンのホテルでも一緒になった。
少し話す機会があったので聞いてみたら、彼ら(小学校低学年くらいの子供2人と両親の4人)は実はドイツ在住だという。
やはりヨーロッパからはアクセスがいいのね。

それでもメディナを歩いていると日本語の挨拶や「ナカタ!」や「ナカムラ!」といった声がかかるからには、見かけないだけで日本人だってある程度は来ていると思うのだけど。
でも会わなかったね〜。


私たちにとってアラビア語が馴染みのない言葉のように、彼らにとっても日本語はすごく不思議な文字なのだろう。
今回の旅行中に自分の名前を日本語で書いて欲しいと言われたことがあった。

1度目は食堂の呼び込みのお姉ちゃん2人に。
食事の時に金額や名前をメモっていたら、どこからか紙を出してきて自分の名前をアルファベットで書き、私のメモ帳を指して
『その言葉で私の名前を書いて欲しい』と言われた。

2度目はメディナの中で。
量り売りのお菓子を買って金額を手帳にメモっていたら、やはり相手をしてくれていた兄ちゃんがそれを見つけてお店の奥から紙を取り出し、自分の名前を書き始めた。
食堂でのことがあったので、すぐにピンときてカタカナで書いてあげる。

これって、もしかしたら漢字を当ててあげたほうが喜ばれたのかしらん。
でも、SARAはいいとしても、MAROUAやBASMAは当て字が難しいよね(笑)。



写真は、シトロナーダ屋台とシトロナーダ。
そしてメディナの量り売り。