07■コシャリ




私まだコシャリ食べてないんだよね〜。
「じゃあ今日のお昼はコシャリにしよう!」

ルクソールから帰ってきた日、車に関して多々アクシデントのあったハルガダ組と宿で合流した日の昼食は、小田蘭のリクエストでコシャリを食べに行くことになった。
おろちゃんやkさんから話を聞く度に気になっていたエジプトの庶民的食べ物だ。
お米、細切れにしたパスタ麺、マカロニやヒヨコマメ、細かく刻んで揚げたサクサク玉葱を一皿にざっくり盛って、にトマトベースのソースをかける。
それに好みで辛味調味料とお酢を追加してぐしゃぐしゃに混ぜて食べるコシャリは庶民の味方、1杯で2〜5£E(40〜100円)。
炭水化物満載で腹持ちもいい。

何度もエジプトに来ている おろちゃんとみやちゃん の案内で向かった先はカイロでも人気のコシャリ屋「アブー・ターレク」。
顎に右手を添えて笑っているエジプトオヤジの看板写真が目印だ。
店内にもオヤジの写真が飾ってあるぞ。
私たちは持ち帰りのコシャリを待つ人たちでごったがえす1階を通り越え、席を探して3階へ。
普通サイズを頼んだと思っていたけれど、出てきたのはスペシャル(5£E)だった。
1杯でもぅお腹いっぱい!

内容物だけ見て(聞いて)いるとトマトソースのパスタな感じなのだけど、食べてみると揚げた玉葱やヒヨコマメの食感がアクセントになって美味しい。
安くて美味しくて腹持ちもいい。
なんて万能な食事なんだろう。
惜しむらくはラマダン中まるっきり閉店してしまうことだろうか。
ラマダン前日に食べて以降、数あるコシャリ屋は期間中約1ヶ月まるまる休業しているお店ばかりで1度しかコシャリが食べられなかったことが心残りだ。