10■ラパス







ラパスとは日本語で「平和」という意味を持つ。
名前の通り、海も穏やかだ。
高波にさらわれそうで遊泳禁止なロスカボスの海を見てきたから余計にそう感じるのだろうか。
大型高級リゾートホテルが乱立していることもなく、とにかく全体的にまったりとした雰囲気なのだ。
市街は海岸線に沿って賑わい、夕暮れ時には広い遊歩道から海に沈む太陽をのんびりと眺めることができる。
旅行会社からはダイビングやホェール・ウォッチングのツアーも出ているが町自体にこれといった見所がある訳ではなく、道を1つ奥に入ると静かな通りになるこの町は長期滞在に向いている。
海沿いの大通りにバスターミナルからはメキシコ各地への長距離バスも出ているし、近隣のビーチを繋ぐ路線バスも発着する。
私にとっては、大型観光地ではないこの町の居心地がいい。

フェリーのチケットを探して半日終了。
港までチケットを取りにいって1日終了。
町を歩いて教会やスーパーへ行って1日終了。
ホテルのテラスから海に沈む夕日を毎日眺め、日が落ちて涼しくなったら夜ご飯を食べに大通りを歩く。

3泊してやったことといえばフェリーのチケットを取ったことくらい。
メキシコの暑い空気と太陽と、日陰の涼しさが気持ちよかった。
この空気感がとても好きだ。