ロスカボスはアメリカ人たちの一大リゾートとなっている。 知名度的に日本人にはカンクンより知られていないのかもしれないけれど、海沿いに高級ホテルが立ち並び、観光客の集まる中心地を歩けば英語が飛び交う。 そこだけ見ているとここは本当にメキシコなのだろうかと思ってしまうくらいだ。 ロスカボスと一口に言ってもリゾートとして人が集まる場所は大きく2つ。 空港から近いのがサンホセ・デル・カボ。 こちらはビーチ沿いという訳ではなく、スペイン統治時代の古い建物が残る落ち着いた町だという。 カボ・サン・ルーカスは港を囲むようにして広がっている町でビーチも近い。 そして、これら2つの町からは少し離れるが、ホテルライフを売りにした高級ホテルがビーチ沿いに点在する。 空港からの移動手段はタクシーかシャトルバスの2通り。 シャトルバスはタクシーより割安で希望のホテルを回ってくれるのでとても便利だ。 空港の建物を出る前にカウンターでホテル名を告げてチケットを購入すれば、建物を出た所で案内の人が車まで案内してくれる。 6〜8人集まったら出発で、料金は1人150ペソ(約1,400円強)。 海にも行きたい。 町歩きもしたい。 そこまで高級なホテルは予算的にムリ。 ということで、予約をしたのはカボ・サン・ルーカスの高台にあるホテル。 町を一望できる見晴らしのいい丘の上にあり、ホテルからビーチに出られてプールもあるし、町の中心まで歩いて行ける。 町の夜景が綺麗で波の音も聞こえる。 ロケーションはバッチリだ。 ただ1つ想定外だったのは、波が高かったこと。 波が高くて引きが強くて、このあたりのビーチは遊泳禁止な所が殆どなのだそうだ。 砂浜は満潮の位置から深く抉れたように落ち込み、実際波打ち際まで近づいてみるものの自分の背丈の倍はありそうな波の高さに圧倒されて戻ってきてしまった。 果敢にチャレンジしている少年たちは2〜3人いたけれど、大丈夫かな…と心配になってしまう波の高さ。 ロスカボスは泳ぐには向かない海なのね。 波の音を聞きながらプールで泳いで、ビーチのパラソル下のハンモックで揺られて。 1〜3月のシーズンには近くの港からはホェール・ウォッチングに出掛けることもできる。 まさにアメリカ系リゾートって感じだねぇ。 |
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