09■ウユニ:復路




鉄道でオルーロまで戻るには、ウユニ駅の出発は真夜中25:45(月・木運行)。
日付越えてます!
それにまぁ・・・。日本以外の交通機関の時刻表は、目安であって確実性はあまりない。
たいてい遠くから走ってくる列車は遅れるのが定石だけど、定刻通りにやってきたり、ましてや早まって到着して早まった時間のまま出発されても、文句を行ってもどうにもならない(日本の列車やバスってホント優秀なのよ)。
なにしろ本数が少ないのだ。

そんな訳で、日本人の性も手伝って早めに駅へ向かう。
暗くて寒い中を駅まで歩いて向かうと、同じく列車を待つ人たちが待合室にいた。
そんな中、地元の家族連れの近くに腰掛けて時間を過ごすことにした。
昼間は直射日光の日差しが眩しくても標高の高い土地はやはり寒い。
小さくなり丸まりながら持ってきていた文庫を読んでいると、隣の家族がホームに移動をはじめた。
小学生くらいの女の子がこちらを気にしてくれたので、私も一緒に移動をし、ホームでもその家族の近くに居させてもらう。

うーん、屋根があるとはいえ、ホームはもっと寒いー。

言葉が通じないながらも家族のおばあちゃんや子供とコミュニケーションをとり、列車が到着した時には女の子が私の乗る車輌まで駆け足で案内してくれた。

ま、待って。
助かるけど待ってーっ。

標高高くて具合悪い時に荷物を持って小走りで移動は苦しい。
それでも女の子の好意に必死で付いていく。
寒いホームでほんのり暖かい交流を経て、列車に乗り込めば後は寝るだけ。
今度はオルーロが終点になるので乗り過ごす心配はない。