スペインごはんはどれも美味しい。 パエリャはもちろん美味しいけれど、鍋が大きいので少人数だとすぐにおなかがいっぱいになってしまうのがツライ所だ。 他にもスペインごはんはいろいろ食べたい。 スペインごはんはパエリャだけじゃないぞ! そんな時に嬉しいのがどこの街にもあるバル。 いわゆる立ち飲み屋なのだけれど、スペイン料理を扱い、お酒も飲めるしカフェにもなる。 昼や夜の食事時に地元の人でいっぱいになるバルは美味しい証拠だ。 時には店内に入りきらずにお店の外で樽をテーブルに立ち飲みしている人もいる。 朝も空いているバルは朝食にも使える。 バルがあれば1日中食に困ることはない。 バルは立ち飲みが基本だけれど、もちろんテーブル席もある。 立ち飲みとテーブル席とでは金額が違うので、時と場合に合わせて使い分けてもいいだろう。 私たちのような観光客はいろいろと歩き回った後に寄るので、ゆっくり座って食べていることが多いのだけど。 代表的なバルメシは、スペイン版オムレツのトルティージャ。 最初にメキシコを経験している小田蘭としては、トルティージャというとトウモロコシの粉で作った薄いクレープ生地のようなものを思い出してしまうのだけど、スペインで「トルティージャ」というとジャガイモや玉ねぎの入ったオムレツのことだ。 生ハム、 イベリコ豚、 クロケッタはクリームコロッケのようなもので、 マッシュルームのオイル焼き、 タラのフライ、 等々。 ガスパチョがアンダルシア地方のものだとは今回初めて知った。 ビールも州ごとに作られている。 カヴァはスペインのスパークリングワインだ。 シェリー酒はアンダルシア地方で作られる酒精強化ワインで、もちろんワインも赤白共にある。 サングリアも美味しい。 バルメシは幸せだ。 |
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