06■九份





千と千尋の神隠しの湯屋の舞台となったと言われている「九份」。
小田蘭も同行の1人もまだ行ったことがなかったので、今回1泊で出かけてきました。

提灯に明かりが灯る宵闇~夜がいいということなので、それなら1泊した方がゆっくりできるよね。
小雨がパラつく天気だったので山の上からの景色は見えなかったけれど、こちらも靄っているのがいい雰囲気を醸し出しているわぁ。

台北からローカルバスで約70分。
台湾内からも多くの観光客がやってくる場所なので、その混雑ぶりといったらもう…。
すごかった(汗)。
日本人団体観光客も列を連ねて歩いているし、個人客も多い。
写真を撮るにも必ずどこかにカメラを構える人の姿が入っちゃう、とかそんな感じ。
雰囲気がいいので結婚式の撮影をしているカップルもいたりして。

九份の路地にある宿に宿泊したので早朝散歩に出たら静かな雰囲気がこれまたいい。
やはり近辺に泊っている観光客数人とすれ違ったけれど、他に歩いているのここに住んでいる人達。
路地に連なるお店はまだ閉まっていて、1つ2つのお店が準備中だったくらいだ。
人がいないとこんなに印象が違うんだなぁ。
あちこち歩いて階段を昇って降りて、気付いたら聖明宮というお寺の敷地に入っていた。
7時を回った頃だというのに既に何人もお参りに来ている人がいて、蝋燭の明かりと線香の煙と香りにお供え物の食べ物やお花。
どんな宗教でも祈りの場に漂う静謐な空気が好きだ。

宿で朝食を食べて9時にはチェックアウトして台北行きのバスを待っていたのだけれど、この時間になるともう観光客がぞろぞろとやってきて賑わい始める九份の路地。
やっぱり1泊するのがオススメです。