■友達の友達の従兄弟






ダッチ・ホスピタルの中にある蟹専門店「Ministry of Crab」。
なんと、このお店のオーナーがkeiさんのお友達の従兄弟だという。

え? keiさんのお友達さんってスリランカの人?
と一瞬思ってしまったのだけど、友人は純粋日本人で叔母(伯母?)さんがスリランカの人と結婚したのだそうだ。
keiさんも話だけはよくその友人から聞いていたようで、とても初めて会う気がしないというオーナー、ダルシャン氏に会う為に連絡を取っていたところ、タイミングが合って私もご一緒させていただくことになった。
お会いしてみると彼はまるっきり日本人と同じ日本語を話し、見た目も「いるいる、こういう日本人!」という雰囲気だ。
日本人とスリランカ人のダブル(ハーフ)だと言われなければ、そのまま日本人で通ってしまうだろう。
彼は他にも「日本ばし」という和食のお店をコロンボに数店展開している。
「Ministry of Crab」で蟹料理をいただいた後、「日本ばし」本店にも案内していただいて鍋(しかも〆のラーメンまで!)もいただいて、更には従業員の方に運転していただいてニゴンボまで送ってもらうという有難い経験をさせてもらった。

それにしても複数店舗を構えてそのどれもが成功していて、更に海外展開まで考えている人は当たり前だけどパワフルだ。
同じテーブルで話をしていてもしょっちゅうかかってくる電話に応対し、見知った顔のお客を見かけると席に行って話をし、店内が混雑してくると見るやダッチ・ホスピタルの中庭にあるテーブルに食事の場を移し、私たちの相手もきちんとしてくれる。

「なんで店をやってるかって?
そりゃ自分が食べたいからでしょ」


うん、至極シンプルで当たり前で気持ちがいい。
「Ministry of Crab」も、本来スリランカ近海で取れる蟹はほとんどが輸出に回りるそうで、ダルシャンさんはそれをスリランカ国内でも美味しく食べられるお店をオープンさせたという。
広い天井の店内は所々に蟹をイメージしたようなオレンジ色が効いてとてもお洒落な雰囲気だ。
店内の片方がオープンキッチンになっていて、料理をする人達の様子がよく分かる。
逆の一角はバー・コーナーだ。
高級感あふれる雰囲気の店内は各エアライン乗務員もよく訪れるようで、私たちが食事をしていた時もダルシャンさんは某中東系エアラインの乗務員という女性たちと談笑していた。

場所を変えて「日本ばし」本店へ行けば、こちらは落ち着いた日本食レストラン。
本店には個室もあってやはり出入りしているのは身なりのいい人たちが多い。
私たちはTシャツにハーフパンツやキャミソール・ワンピースやチュニックで場違いで申し訳ない感じだった。
それにしてもここのつくね鍋は絶品!
こんなに柔らかくて美味しいつくねを食べたのは初めてかもしれない。
しっかりと出汁のきいたスープはそれだけで飲んでも美味しい。
〆のラーメンまで美味しく平らげ、最後にお茶が出てきた時には…。
なんというか、スリランカでこんなに美味しい日本の食事が出来るとは思いませんでした。
ごめんなさい!
と謝ってしまいたくなる程だった。

普段の自分の旅行では入ることはないだろうお店で食事が出来て、オーナーからもいろいろな話が聞けて、スリランカ到着早々にとても幸せな夜となりました。

Ministry of Crab : http://www.ministryofcrab.com/
日本ばし : http://www.nihonbashi.lk/



last update / 2013.02.03


■Hitch × kakeru*
1.11 スリランカ*コロンボですごい人に会った!
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