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興味はあったけれど日本ではなかなか体験できないアーユルヴェーダ。 インド周辺に古くからある伝統医学ということだけど、日本では美容目的が中心になって展開しているサロンが多いように思います。 小田蘭もアーユルヴェーダと聞いて思い浮かべたビジュアルは、額にオイルを垂らすシロダーラという施術。 調べれば日本で体験できるサロンもあるのだけれど、それなりにいいお値段がするので受けたことはない。 でもその単語を聞けば興味はある。 という程度には興味のあったアーユルヴェーダ。 ところがです! 先にスリランカ入りしていたkeiさんから、日本とはケタが違う金額で施術が受けられるみたいだと連絡をもらったらもう、これがやらずにいられようか、いや、いられるはずがない(反語?)(笑)。 アーユルヴェーダの全身マッサージが2,100ルピー(約1,500円)。 シロダーラは900ルピー(約650円) って! ちょっと、日本円に直した時の金額が日本で受けるのに比べてケタが1つは違いますよ。 ケタが違うどころか日本でシロダーラをやろうと思ったらこれの15倍〜20倍はかかるでしょ! “けた違い”とはまさにこのこと?! さっそく泊っている宿のお母さんにお願いして施術とトゥクトゥクの予約をしてもらい、keiさんと2人でレッツ、アーユルヴェーダです! 時間通りにやってきたトゥクトゥクに乗り、滞在している場所よりも更にローカルな雰囲気の通りを進んでいく。 15分程走って道を1本奥に入って止まった所は、壁に囲まれて丁寧に手を入れられた中庭のあるヴィラだった。 門から中に入ると、イエロー系でまとめられた建物が中庭を囲んでいる。 左側に受付があり、受付の横から正面にかけては施術の為の部屋が並び、右手には2階建ての宿泊施設がある。 後で調べて知ったのだけれど、アーユルヴェーダは数日〜1週間の単位で宿泊しながら施術を受けるのが本来らしい。 こちらのヴィラでも1日コースがあり、私達も進められたけれど午後からは宿を移って料理教室に参加することになっているので残念ながら時間的に余裕がない。 当初の予定通り全身マッサージとシロダーラでお願いすると、1人ずつ別々の部屋に案内された。 隣同士の部屋のため、施術者同士が壁を隔ててシンハラ語(タミル語かもしれない)で会話をしながら施術開始(笑)。 いやぁ、ゆるゆるでいいわぁ。 薄暗く施術台があるだけの簡素なつくりの部屋で、着ているものを脱ぐように指示されて横になる。 どことなくスパイスの香りのするオイルで全身丁寧に揉みほぐされると、オイルまみれの体を布で拭って備え付けの布を1枚羽織り、次の部屋へ移動。 2〜3台並んだの施術台の上には天井から吊り下げられたシロダーラの容器があった。 おおおおぉ、これ撮りたい! でも体中オイルまみれでカメラもさっきの部屋の中に置きっぱなしだ。 うーん、残念! 一瞬頭の中でそんな思いがよぎったけれども、施術者のおねーさんからは台に仰向けになるように言われてその通りに従う。 そのうちkeiさんもやってきたらしく、揃って一緒にシロダーラだ。 シロダーラは額の1点のみにオイルを垂らすのかと思っていたのだけれど、人肌より暖かい温度のオイルは額の上を左右に動きながら髪の毛を伝って下に落ちていく。 その暖かさにウトウトしかけたと思った頃にはもう終了で、実際の時間は20-30分くらいだったのだろうか、流れたオイルでしっとり重くなった髪の毛を搾ってくれるとまた部屋を移動する。 先ほどまでkeiさんが施術されていた部屋に案内されると、隣の部屋に置いてあった私の荷物や衣類一式も持ち込まれていた。 あれ? これで終了? 着替えるの? えーと、髪の毛から全身オイルまみれなんですけど…。 横を見るとkeiさんも同じ状態だ。 マッサージが終わった後に布で拭いてくれているとはいうものの、まだまだ全身オイルまみれ。 しかも髪の毛は搾っても搾ってもオイルが出てくる状態だ。 このまま服を着たら、頭からつたうオイルで服までオイルまみれ状態だよーっ。 keiさんを見ると、もともと髪の毛を縛っていたゴムで有無を言わせず髪の毛を纏められていた。 えーーーーっ?! 私は髪ゴムなんて持ってきてないよ。 バッグの中にヘアクリップは入ってるけど、バッグは受付に預けてきちゃったしさぁ。 と、髪の毛をどうにかしたいとジェスチャーすると、その場にあった伸びきったゴムで髪の毛をまとめられた…。 あーーーー……。 仕方がないので体は布でとにかく拭いて着替えて、髪の毛は受付に戻った後でバッグの中からヘアクリップを取りだして自分で纏め直してオイルが垂れて来ないようにする。 うーん、この状態でトゥクトゥクに乗って帰るのか。 しかもマッサージやシロダーラのオイルはスパイスが配合されているらしく、全身が微妙にカレー風味な香り(笑)。 支払いを終え、生姜が強烈に効いたハーブティをいただきながらトゥクトゥクを待つ間、keiさんと2人で顔を見合わせ 「これって、ネタ…?」 と苦笑するのでありました。 その間に欧米系の男性が施設の送迎車で出かけて行く様子を目にし、やはりこういう所はゆったりと滞在しながら施術を受けるものなのだと改めて納得するのだった。 おそらくこの男性は奥さんと一緒に泊っていて、奥さんが施術を受けている間は一人で町やビーチに出たかけていたりするのではなかろうか。 後日。 帰国後にネットを彷徨っていたらスリランカで滞在しながらアーユルヴェーダの施術を数日コースで受けたことのある人のブログを見て、髪の毛がオイルまみれのままなのは施術の一部だと知る。 頭皮にオイルを浸透させることで毒素を排出させる効果があるといい、本格的なシロダーラはなんとオイルまみれの頭のまま数日間過ごすのだとか。 (http://rasayana.info/insrilanka/shirodhara/) そうか、オイルまみれはデフォなのか…。 それじゃあどうしても滞在型の施術になるよね。 :参考: アーユルヴェーダ・プログラムについて http://www.srilanka-travel.jp/hotel/ayurveda.shtml last update / 2013.02.05 ■Hitch × kakeru* 1.12 スリランカ*ニゴンボでアーユルベーダ! http://ameblo.jp/hitchxkakeru/entry-11467708538.html |