■バラデロ








当初予定ではバラデロは観光地化されすぎているという話だったし、行く予定にはしていなかった。
ビーチに行くならキューバ在住の人が時々訪れるらしいローカルな島がオススメだと言われていたので、そちらに行こうと考えていたのだ。
なのだけど、ネットで検索をしたりキューバ専門の旅行会社の人に話を聞いたりしていると、その場所はあまりにもローカルすぎて公共交通機関のバスなんかは走っていなくて、在住の人が行く時には大抵自分の車で向かうということで。
日本で車の免許も持っていないような私や、海外にいる間に運転免許が失効してしまったゆうこさんとでは簡単に行くことができないということが判明した。

うーん、そしたらトリニダーの他はどこに行く?
サンティアゴ・デ・クーバは興味あるんだけどちょっと遠すぎるし。
ツアーで行けるような開かれた島は移動費も合わせてちょっと金額がお高めだし。
トリニダーがキューバ本当の南側だったから、今度は北側の海にも行ってみたいかなぁ。
そうすると、近場でサクっと行けそうなのはバラデロだったんだよね。
観光地化されすぎているってことだけど、まぁちょっとどんなもんだか行ってみよっか。

という感じで2泊。
ハバナのホテルに入っているツアーデスクで往復のバスと宿泊を予約した。
ホテルはやっぱりオールインクルーシブで、ツインの部屋で1泊1人分44cuc(約4,500円)。

その結果、、、、、、
海ヤバイ!!!
これこれ、カリブ海はこの色でなくちゃ!

もう随分と前にカンクンのイスラムヘーレスに行った時やベリーズの島に行った時に感動したのと同じこの海の青さ!
トリニダーの海ものんびりしていてよかったけど、海の色は断トツでこちらでしょう。
確かにリゾート地すぎるきらいはある。
細長く伸びる半島の海沿いに大型ホテルが立ち並んでいる所も、観光リゾート地な所も、ホテルゾーンと地元ゾーンがあってそこをシャトルバスが行き来しているところも、カンクンと似ている所が多い。
泊ったホテルの食事もトリニダーと同じく残念だった。
でもでも、この海の青さがあればそれでほぼ帳消しです。

はー。
チェックアウトの日もギリギリまでビーチでまったり満喫してしまったですよ。
うっとり。

午後になるとちょっと風が強くなって海も波立ってくるのでオススメは午前中!
午前中はビーチにいて、13時くらいからお昼を食べたらシャワーを浴びてシャトルでショッピングセンターにでも出かけて、夕方戻ってきたらビーチでサンセット。
私たちが泊ったホテルは敷地内に野外ステージがあって、毎夜なにかしらのショーやイベントが開催されていたし、他のホテルでもショーをやっている所はあるようだし、町の方でのナイトライフも充実しているようでした。

確かにバラデロはアメリカの経済制裁以前からリゾートとして開発されてきた場所ということもあって、完全なるリゾート仕様。
半島の真ん中くらいから付け根に近付くについれて地元の人が住むエリアになり、その辺りにはカサもあるらしいけれど数が少ないからすぐに埋まってしまうのだとか。
私たちも最初はカサに泊ろうと思ってハバナのツアーデスクでそんな話を(ゆうこさんが)したのだけれど、そんなことを言われてホテルゾーンに泊ることにしたのでした。
でもそれで正解。
ビーチリゾートを楽しむには設備の整っているホテルが一番。

バラデロはカナダの各都市からも飛行機が乗り入れているので、カナダ人が多かった!
いや、バラデロに限らずキューバはカナダからのアクセスがいいので白人系はカナダ人が圧倒的多数でした。
ホテルのイベントでどこから来たかをやっていたら、意外や意外、カナダ人とキューバ人がほぼ9割を占めて、残り1割がヨーロッパ各国という感じだったもんね。
アジア人なんて私たちくらいという(笑)。
ホテル内ではアジア人も見かけたし、バックパッカーっぽい若者が複数人グループでいたのを見かけたけれど、食事時やイベントステージでは見かけなかったしなぁ。

ともかく。
観光地化されたビーチリゾートだからなー、と思っていたバラデロは確かにその通りの場所だったけれど海の綺麗さでそれらは全て帳消しにされた感じでした。
あー、満喫した!


last update / 2014.08.24