初の海外一人旅

バンコク
1994年4月23日(金)〜30日(金)

last up date/2010.01.17


出発前

 父親がいる間にと、1年半の間にメキシコへ3回行ったら結構なマイルが溜まった。アジア圏なら往復できるくらいのマイルだ。今年中に期限が切れてしまうので、行ける時にどこかへ行こうと計画したのはバンコク。

 誰かと一緒の旅行で私だけマイレージ手配だといろいろ面倒くさいし、この頃は個人旅行や現地合流ができるような旅慣れた友達もまだいなかった。それなら初の1人旅?
 1人旅はこれが初めての初心者で、一応オンナの1人旅となるからには見所が近場に集まっていて観光するのに便利のいい所がいいだろう。
 マイルで行けるアジア圏で、個人的には暑い国がいい。そんでもって、ごはんが美味しくて、一人で動ける公共交通機関があって・・・。と考えて小田蘭が選択したのはタイのバンコクだった。
 バンコク市内はルートマップを見ればバスで動ける。タクシーもメーター付のものが走っているから選べば交渉する必要がない。ボートもある。
 バンコクの中には王宮やワット・ポー等の見所が固まっていて、バスに乗れば市内からなら乗換えなしでウィークエンド・マーケットにも行ける。日系デパートもある。バンコクからは日本語対応の現地ツアーも各種出ている。これは1人旅初心者でもなんとかなるかも。
 という訳で、マイレージを無料航空券に交換し、宿泊は日本から手配して、ネットをさまよいタイに詳しいサイトで質問もして準備は万端。
 それでも出発の時はすごくドキドキした。





1999年4月23日(金)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
ジュースとヨーグルト
 in セブンイレブン
24.50 82
 海外旅行はこれが始めてではないし、一人で飛行機に乗ったことだってある。だけど、さすがにフリーで全行程一人なのはこれが初めて。家を出る瞬間からドキドキだ。
 会社へ行く時間よりも更に早く家を出て、電車を乗り継ぎ成田空港まで到着した。チェックインを済ませて5000円分だけタイバーツに両替をする。成田空港での両替は割高だけど、初めての一人旅だ、安心を買おう。
 初めて使うE70の搭乗ゲート。空港の端っこのゲートからは、更にバスに乗り込んで飛行機が止まっているところまで運んでもらう。すると、そこは貨物用飛行機が沢山回りに止まっていた。形は同じなのに窓の付いていない、のっぺりした機体がいっぱいある! 初めて見た!
 そんな初めてづくしの初一人旅。夕方バンコクの空港に到着すると、空港からタクシーに乗ってそのままホテルへと向かった。この日の予定はもうこれだけ。夕方到着して、ホテルにチェックインするともう17時を回っている。機内食も食べたていたし、軽食用にホテル近くのセブンイレブンで飲み物とデザートを買って、機内で食べなかった「おつまみ」とを簡単にお腹に入れたら家に到着の電話入れて20時にはもうベッドに潜り込んでいた。緊張して疲れていたんだよ(笑)。





1999年4月24日(土)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
バス代
(ホテル前〜ウィークエンドマーケット)
8.00 27
コースター5枚
  in ウィークエンドマーケット
5.00 168
ライムジュース
  in ウィークエンドマーケット
20.00 67
昼食/ケンタッキー 65.00 218
バスルートマップ 40.00 134
タイ古式マッサージ2時間(チップ込み) 420.00 1,410
夕食/ホテル近くに出ていた屋台で麺 25.00 84
 さすがに昨日寝たのが早すぎたからか、朝は6時半に起きる。気分爽快! 朝食を食べたらさっそく外へ!
 今日は土曜日。チャトチャクのウィークエンド・マーケットへ行こう。行き方はガイドブックで下調べ済み。宿を出てすぐ近くのホァランポーンの駅前からNo.29のエアコンバスに乗れば乗換えなしで行けるのだ。だがしかし、駅にはそれらしい乗り場なんてものは見当たらず。とりあえず車やバスが進む方向を追いかけて道を歩いていってみよう。上手くすれば目的のバスが途中で捕まるだろうしね。結局15分くらい歩いてNo.29のバスが止まるバス停を見つけて乗り込み、9時前には到着してしまった。
 うーん、しまった。ちょっと早すぎたかも。どのお店もまだ開店準備中じゃないのよ。それでもふらふらと歩き回って買物して、カフェでドリンクを飲みつつお昼までまったり。
 今度はNo.13のエアコンバスに乗ってワールド・トレード・センターを目指しましょ。
 お昼を食べた後はイセタンの中の本屋さんでバスルートマップを買ってみた。これでバスはバッチリ?(笑)
 そして、バンコクに来たらやりたかったタイ・マッサージ
 事前にバンコク在住の方の情報サイトで調べていた、本式タイ・マッサージのお店へ行くのだ〜。そうそう、ひな壇にマッサージしてくれるお姉ちゃんが座っている所ですよ。ちゃんとその人(女性)のサイトでも「見た目は怪しいけど大丈夫」って書いてあったし、いざ!
 う・・・さすがに英語も伝わらない。なんとか指を2本立てて2時間お願いしたいことを伝えたら、受付の人が勝手にひな壇に座っているお姉ちゃんを呼んでくれた。彼女は39番って番号バッジをつけていた。まぁこっちはタイ語話せないし、マッサージする人を選べって言われても一見さんでは誰が上手いのかなんて分かるはずもない。細い人より少し太った感じの人の方がマッサージされている時に指や腕の当たりが柔らかくて面積もあるからいいらしい、というのはあるみたいだけど。
 入口を入ると右手に受付、左手にはひな壇(そしてそこに座った女性たち)、正面には急な階段。
 これだけ読んでるとすっごくアヤシイでしょ? 実際その場にいてもすっごくアヤシかったもん。でも大丈夫・・・なはず! ちゃんと入口の外には「トラディショナル・マッサージ」って看板出ていたし、アメージング・タイランドのキャンペーンのマークもあったし! といい聞かせながら、39番のお姉ちゃんに案内されて階段下右手のドアへ。よかった、階段を上っていくんじゃなくて。とちょっぴり思ったりして。ドアを入るとカーテンで区切られたベッドが5〜6個並んでいる。一番奥のベッドに案内されて、カーテンを引いて渡されたパジャマに着替えて荷物や服はベッドの右側にある台の上に置く。するとタイミングを見計らってさっきのお姉ちゃんがお湯の入った洗面器を持ってきて、まずは裸足になった足を洗ってもらうのです。タオルで腕も拭いてくれたら、足元からゆーっくり時間をかけてじっくりほぐされていく。仰向けで片足の先から上に向かってマッサージされ、両足が終わると腕もほぐされ、うつ伏せになったり顔や頭までほぐされて、最後はエビゾリっ!
 いやー、でも気持ちよかったです。2時間たっぷりほぐされたらもうほにゃほにゃですよ。冷房が効きすぎていて途中で寒くなってくるのをのぞけばね(笑)。これで2時間で1000円ちょい(チップを入れても1500円いかない))だってんだもん。毎日やりたくなっちゃうよ。
 ほにゃほにゃになりながら再びワールド・トレード・センターへ戻り、今度はタワーレコードでCDを物色。入口で荷物を預けさせられたのは万引き防止なのかしらん。前から欲しいと思っていたBOY THAIのCDを買おうと探し、各種タイ・ポップスが集まったテープとを選んで店内をぐるぐる見て回る。
 おぉ! なんとJapanese Popsコーナーがっ!! タイでも日本の音楽って人気なんだー。あと中国Popsのコーナーもあったなぁ。
 これでとりあえず本日の目的は果たしたし、歩きながらホテル近くまで通るバスのバス停を見つけて戻りましょ。
 一旦部屋に戻って荷物を置いて、ホテルの近くに屋台が出ているからそこでごはん! そして18時には部屋に戻って今日も20時睡眠だ(笑)。




1999年4月25日(日)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
ボート代(チャオプラヤEXP)
  GPO〜タ・チャン
6.00 20
入場料/ワット・プラケオ(王宮) 125.00 420
タクシー
(王宮付近〜ホァランポーン駅前)
50.00 168
昼食/ワッフルサンド、アイスティー 95.00 319
バス代
(シーロム〜ホァランポーン駅)
6.00 20
駅構内で絵葉書:1枚分 7.00 24
夕食/コンビニでドーナツやヨーグルト等 43.25 145
 せっかくチャオプラヤー川まで歩ける距離に止まっているんだから、ボートに乗って観光に出かけよう。午前中にまずはワット・プラケオへ行こうと思い、郵便局の脇からボート乗り場へ。ボートの表示を見つけたから、その細い道に入っていってみたのだけど、工事中にような道で行き止まりになっちゃった(汗)。戻ろうとUターンした所へお兄ちゃんが現れ、ボートはこっちだと案内してくれた。
 う、うーん・・・。一応ちゃんとボート乗り場に連れてきてはくれたんだけど、チャオプラヤー・エクスプレスではなく別の船に乗らないかとのお誘いが・・・。うわ、そうだったか! 
『どこまで行くんだい?』『タ・チャン(ワット・プラケオの最寄)だよ』すると近くにあった川の地図を指差しながら、『こっちの船だったら、ここをこう回ってタ・チャンに行くよ。いろいろ写真も撮れるし』『うーん、でもまっすぐ行きたいんだよね。だからエクスプレスでいいの』『目的地は同じだからこっちがいいよ』『No!』
 とりあえずそれ以上はしつこく勧誘してはこなかったけど、ボートを待つ間、乗り場の椅子に一緒に座ることになってなんとなく・・・。でもエクスプレスのボートが来たら
『それがそうだよ』って教えてくれたし、“ありがとう”ってタイ語でなんて言うんだっけ?とわたわたしていたら『早く前に行かないと止まってくれないよ』ってな感じでジェスチャーしてくれたし、なんだ結構いい人じゃん。「サンキュー!」って言ってボートに乗り込んで手を振り合っちゃったりなんかして。疑ってごめんね、そりゃ兄ちゃんもボートのお誘いするのが仕事だもんね。
 タ・チャンの乗り場はさすがに観光地最寄だけあってお土産屋さんがあったり大きいわ。さっきの乗り場とは違うなぁ。
 人波の流れに乗って進んでいくとワット・プラケオへたどり着く。うえーっ、すごい人!! しまった、今日は日曜日じゃん。失敗したかな・・・。それにしても中国人の団体ばっかり。中に入っても人・人・人! おまけに今日はめちゃくちゃいい天気で暑いしねぇ。でもこれが一人のラクなトコロ。ふらふら好きに歩きまわって回廊の絵も自由に見れるもんね。そうしたら、さっきまで前で団体さんのガイドをしていた人がなにやら話しかけてきたよ。うわーん、タイ語分かんない!!
 『タイ語しゃべれません〜〜〜』って英語で言ったら、そうか、みたいな感じで笑って去って行かれました(笑)。一人で熱心そうに見ていたからタイ語が分かると思われたのかな(苦笑)。
 ワット・プラケオの後は近いからワット・ポーに行くつもりだったんだけど、こんなに近いのに歩いている途中で
『今日はやってない』だの『この時間は空いてない』だの、話には聞いていたけどうざったい。近くの学校で先生をやっているとか、安くていい店があるとか、はいはい分かったからもういいよ・・・。あまりの声のかかりぐあいに疲れて、タクシーを捕まえてホテルに戻る。ここまで声かけがすごいとはヤラレタなー。
 一息ついて、今度は王宮とは逆方向へ向かって歩く。さすがにタイで一番あっついこの時期の真っ昼間に外を歩いている人はあまりいなくて、王宮付近に比べたら全然声もかからなくてラクチンです。暑いけど(笑)。適当にふらふらして、お昼を食べて、バスに乗ってホテルまで戻る途中でホァランポーン駅へ寄ってみた。絵葉書が欲しくて、きっと駅だったら売っている所もあるんじゃないかと思ってね。
 駅前は工事中だったけど、駅構内に入ってみると意外と広くてちょっとビックリ。いやでも一国の首都の中心にある駅なんだから大きくて当たり前だよ。とりあえず絵葉書ないかな〜、とウロウロしていたら駅のインフォメーションの人に声かけられた(汗)。うん、いい人なんだ。それは分かる。不慣れな旅行者を案内してくれようとしているのはすっごく分かる。
『私たちは駅のインフォメーションだから大丈夫だよ』って胸につけた黄色いプレートを見せてくれるのはとってもとってもありがたい。でもでも、私は絵葉書買いに(&駅の雰囲気を見に)来ただけで、電車に乗ったりチケット買いに来たわけではないんだーっ。ごめんなさい(ぺこり)。親切で人懐っこい国民性はすっごい嬉しいし有難いんだけど、目的もなくたいした目的もなくウロウロしたい時はちょっと・・・。
 今日もサクっと日暮れ前に部屋へ戻ってのんびり睡眠。はー、今日はなんかいろいろ疲れたわ。。。。




1999年4月26日(月)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
エアメイル/日本まで1通分 12.00 40
タ・ティアンの船着場で絵葉書:1枚分 4.00 13
入場料/ワット・ポー 20.00 67
ワット・ポーで1時間タイマッサージ 200.00 671
昼食/MBK内フードコート 60.00 201
フェイシャルマッサージ 540.00 1,813
音楽CD 220.00 738
夕食/屋台で持ち帰り 20.00 67
 今朝も朝ごはんはホテルのビュッフェ。いやね、旅先ではいつも朝はゆっくりのんびり食べていると必ずトイレに行きたくなるので、ホテルで済ませるのが一番都合がいいんだよね〜。健康的でいいことなんだけど、外ゴハンも捨てがたい。うーむ、ジレンマ(笑)。
 今朝も同じ朝食ビュッフェに向かうと、なんだか同じ格好をした人達が沢山いるのは何だろう。男の人も女の人も何かの制服っぽい。席もあまり空いていないくらいの状態で、なんとか空いているテーブルについて食べていたらその制服のお兄ちゃんが
『ここ座ってもいい?』と相席することに。まぁこんなに混んでるんだもん、オッケーですよ。『どこから来たの?』とかお決まりの会話をしていたら他の人達もゾロゾロと集まりだして『彼女は日本人だって』とかなんとか最初の人が説明しちゃったもんだから注目浴びちゃったじゃないの〜(汗)。皆ベージュで飾りもついた制服を着ていたんだけど、私の左に座った人は白シャツで、でも格好は違うけど同じ団体なんだろうな〜という雰囲気だ。この白シャツの人はカタコトの日本語が話せてあらビックリ。どこから来たのかとか、昨日は何処に行ったとか、今日は何処に行くんだとか、そんな話をしている間にこの人達がどういう人なのかを聞いてみたら「Police」だって。うぉっと、警官ですか。なんだかいろいろ言っていたけど、どうやら研修みたいで白シャツの人が先生みたい。
 昨日と同じルートを歩いて船着場まで行き、途中で郵便局に寄ってエアメイルを出す。
 今日はワット・ポーへ行くのでタ・ティアンで降りて、船着場にいくつもあるお店の中から適当に絵葉書を買う。昨日買った絵葉書よりここの方が安いよ。まだまだエアメイル出したい人はいるし、沢山買っちゃえ。そうしたら、このお店のおっちゃんがすごくいい人で。私がワット・ポーに行くと分かったら紙に簡単な地図を書いてくれて、閉まっている入口と空いている入口を教えてくれたのがすっごい有難かった! ワット・プラケオやワット・ポーの辺りはめちゃくちゃ観光地だから、適当なこと言って知り合いのお店に連れて行こうとする人とか沢山いるんだよね。「今日は閉まっている」とか「今の時間は閉まっている」とかさ〜。このお店のおじちゃんもそれを言っていて
『歩い2〜3分だから歩いて行った方がいいよ。トゥクトゥクや誰かが「今日は閉まっている」と言ってもそれは嘘だからね』と教えてくれて。いい人だ〜!
 言われた通りにサクサク歩いてワット・ポーへ。まずは寝釈迦仏のいる建物へ。寝そべっている仏様の背中のほうには壁沿いに托鉢の鉢がいくつも並んでいて、そこに少しずつ小銭を入れていいる欧米系女性がいたので写真を撮らせてもらう。ドイツの女性でした。私も20バーツで托鉢用の小銭をもらい、ちまちまと入れながら歩いてみたりして。
 この建物は土足厳禁なので入る時に靴を脱ぐのだけど、出る時にそこで靴を履いていたら入口警備の人が
『座って履いたら?』というのでありがたく椅子に座らせてもらうと、『どこから来たの?』って。覚えたてのタイ語で「イープン(日本)」と言ったらタイ語で話しかけられちゃった(汗)。うわ〜ん、私そういう単語しか分からないんだよぅ。。。。結局お互いのカタコト英語とカタコト日本語でコミュニコーション(笑)。平日の午前中であんまり人いなかったからできることかしらんねー。そこを離れた後も敷地内を行き来してこの前を通る度に手を振ってくれる。昨日のワット・プラケオからの客引きトゥクトゥクや外の人々の攻勢がすごくてまいっていたから、今日の人達がすごく嬉しいわ。
 境内をウロウロして本堂にももちろん入って、マッサージ場で1時間揉んでもらう。ここ、日陰で扇風機があって、天井には大きなファンがゆっくり回っていて外からの風も通るし、鳥の声や人の声が心地いい・・・。ロケーションいいなぁ。一昨日の街中でのマッサージも気持ちよかったけど、あそこはエアコン寒かったもんね。この時期のタイって日向はすっごく暑いけど日陰に入れば風がとっても気持ちいいんだよ。はぁ、至福。。。。
 マッサージを終えたらバスでマーブンクロングまで行ってフードコートでお昼を食べて、今度はフェイシャルマッサージ♪
 某歩き方にも載っているお店でメイクなしのフェイシャルのみをお願いしました。私が入った時には中で1人しか施術されていなかったのに、その後どんどん混んできて帰る頃には満員御礼だ。腕もマッサージしてもらって、ハーブティも貰って、顔はツルツル。これが2000円弱だなんて、バンコクってシアワセ。
 帰りがけにマーブンクロング周辺で飲茶系な屋台でテイクアウトをして、タイミングよくやってきたバスに乗ってホテルまで。
 うん、今日はすっごく充実してた! だいぶバンコクの街歩きにも慣れてきたかな。




1999年4月27日(火)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
アユタヤ1日ツアー代(パンダバス) 1,200.00 4,028
ツアー内象乗りオプション 200.00 671
軽食/サンドイッチとコーヒー 118.00 396
バス代(エアコンなし)
 エラワン・プーン〜ホァランポーン駅
3.50 12
夕食/ホテル近くの屋台で焼鳥 3.00 10
 この日はバンコクに来てから申し込んだツアーでアユタヤへ行く。
 最初は列車とか使って行ってみようかとも思ったんだけど、やはり効率よく回りたいのと、こっち来て街歩きしている時の暑さを考えるとやはり・・・ということで。
 宿泊場所までピックアップに来てくれて、別の場所でコース別に分かれてバスに乗り換える。そうしたら、昨日ワット・ポーでマッサージしている時に向かいで揉まれていた女の人と一緒でビックリ。その人は幼稚園くらいの子供(男の子)と一緒に来ているとのことで、一昨日バンコクに到着して明日にはベトナムに向かうんだって。うーん、小さな子連れ旅なんてすごい。しかもお母さんと子供の2人旅なんてヤルなぁ。
 まずはバーン・パイン宮殿。ちょっと雨がパラついてきた。それにしてもここ・・・。妙に綺麗で街灯に取り付けられたスピーカーから音楽なんか流れているし、なんというか、アミューズメントパークみたい。オレンジの布を纏った小坊主さんたちもぞろぞろいる。ガイドさんの話では、タイでは5月中旬くらいまで夏休みで、10歳くらいまでの子供は休み中にお寺に預けることが多いんだとか。中学生くらいの小坊主さん達もいて、彼らから一緒に写真を撮って欲しいと言われたけど、確かぼーさんって女性に触ったらダメなんだよね? 触らないように気をつけて・・・っと。
 次はワット・ヤイ・チャイ・モンコン。結構雨が降ってきたよ。傘を差しながらの観光はちょっと面倒。
 集合して次の移動はワット・プラ・マハタート。この辺りでなんとか雨も止んでくれて助かった〜!
 ワット・プラ・シー・サンペットへ回ったら象に乗ってツアー終了。帰りはバスの人と船で帰る人とに別れて、私はバス組。バスの中でお弁当を貰って食べつつ、お土産屋にも寄りつつ(ツアーだからね(笑))、バンコクへ。
 このツアーは観光場所に連れて行ってくれた時にその場で説明をしてくれて、その後は時間を決めて自由行動ってのがよかったな。全部べったりツアーじゃなくて。タイはこういう観光地での入場料が3パターンくらいに分かれていて、外国人とタイ人とお坊さんで入場料が違うのね。当然一番高いのが外国人で、一番安いのがお坊さん。
 ツアーの帰りはWTCの辺りで降ろしてもらって、のんびりお茶してから戻ろうとバスを待つけど目的のエアコンバス「1」が全く通りかからない。そういえば、昨日ワット・ポーからMBKに行きたいって聞いた時に25番のバスに乗れって言われたけど、それでもいいのかな。逆ルートで走ってるんならホテルの前を通るなぁ。と、ごそごそバスルートマップを確認。赤バス(エアコンなし)25番もエアコン付の1番バスと同じルートを走っているのね。おっけー、それでいいや。そっちのが安いしw
 ってことでバス停からホテルへ向かう間に屋台で買物をして、それが今日の夜ゴハン♪




1999年4月28日(水)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
焼きバナナ 3.00 10
入場料/ワット・トライミット 20.00 67
タイ古式マッサージ2時間(チップ込み) 370.00 1,242
昼食/大衆食堂にて指差し 26.00 87
屋台お菓子 10.00 34
タワーレコードで音楽CD 499.00 1,618
軽食/MBK内フードコート 40.00 134
コンビにで缶ビール 24.50 82
 まずは大きな郵便局で日本にエアメイルを出して、その足でワット・トライミットへ行こう。
 いや〜、チャルンクルン通りって屋台がいっぱいあって楽しいわ。郵便局前で焼きバナナを買ってみた。バナナって焼くとこんなに甘くなるんだね。美味しいじゃん。
 ワット・トライミットは本当に黄金仏だけしか見所がなく、すぐ終わっちゃったよ(笑)。そのままラマ4通りにつながるチャルンクルン通りのバス停で止まっていたエアコンバス7番に乗ってルンピニまで。結構渋滞してた。
 ここに来たのはタイ・マッサージをしてもらおうと思ってなんだけど、果たしてマッサージ屋はこの時間からやっているのか? マクドナルドで涼みつつ飲み物飲んでガイドブック確認。ここら辺は日本人向けのマッサージ屋が多いんだよね〜。さ、どんな感じかな。
 さすがに午前中は空いていて、2時間たっぷり揉んでもらって最後にジャスミンティーをいただく。んー、でも、バンコクに来て最初に入った地元向けっぽいマッサージ屋みたく足洗ってくれないし、手も拭いてくれないし、マッサージは同じくしっかり良かったんだけど、そういう点では向こうの方がいいかな。
 マッサージが終わったらちょうどお昼時で、マッサージ屋の路地を出てすぐ大衆食堂を見つけたので昼食決定。お店の入口でおかずが沢山並んでいるのを見たらやっぱりね、食べたくなっちゃうよね〜。
 向かいに座ったタイのOL風お姉さんとカタコト英語とタイ語と日本語でなんとなく会話してみたりして。お店の人もこのお姉さんもいい人たちでよかったー。
 午後はショッピングセンターが固まっている辺りでお土産小間物なんかを物色しつつ、フードコートで休憩して夕方帰ろうと外を歩いていたら雨が来た! 東南アジアのスコールってヤツかな。バス停がすぐ近くだったので雨宿りがてらバスを待ち、乗ったバスが渋滞に引っかかっている間に雨が止んだのはラッキーでした。こうやって東南アジアは雨期に入っていくんだなぁ。






1999年4月29日(木)〜30日(金)

明細(一部抜粋) 外貨 円貨
屋台ジュース 40.00 134
昼食/麺屋 33.00 111
ボディ・トリートメント1時間 1,500.00 4,909
鉄道代
(ホァランポーン駅〜ドン・ムアン)
5.00 17
空港税 500.00 1,678
 昨日見つけたワット・トライミットの入口あたりで売っていた屋台のジュース屋さん、まだいるかな? 実は頼まれごとしてるんだもんね。以前一緒にプーケットへ行った友人がオレンジジュースにハマッてしまい、タイに行ったらあのオレンジジュースを買って来て!と。でもなかなかプーケットで飲んだ味には出会えなくて、こういう屋台モノだったらあの味の可能性高いかもと思って。朝ごはんの後散歩がてらワット・トライミットまで行ってジュース買って、戻ってきて荷物を詰めたらチェックアウト。今日の夜には帰国だから、フロントで荷物を預かってもらい、最後の街歩きへ出かけるよ!
 午前中はいろんなデパートをうろうろしてみたけど、エンポオリアムは本当に高級って感じで私には用無し・・・ってか、おもしろくない。サクっと切り上げて早めのお昼でネットで見つけたバミー屋で麺を食べて、エステへ向かおう。
 暑い中ホテルはチェックアウトしちゃったから、夜中の飛行機に乗る前にちょっとさっぱりしたかったってのもあり。日本人向け(?)のハナコトーキョーというエステサロンに飛び込みで行ってみた。こういう所は予約が基本だと分かってはいるものの、予約の電話なんて言葉が分からなくてムリだったんだもん。いきなり行ったけどなんとかやってもらえて有難かったです。ボディ・トリートメント1時間で1500Bはちょっと高いかも…。でもさっぱりしたし、まぁいっか。
 お茶した後、エンポリウムのGFに寄ってみたらなんだか正面の入口がすごい人! フェラガモのロゴの入ったステージが出来ていたから、何かの発表会でもあるのかと思ってはいたけど結構大掛かりなショーなんだ。フェラガモのショーが見れるなんて、こんな機会はめったにないぞ。
 人だかりに混ざってショーを見学して、バスでホテルまで戻ろうとしたら道路大渋滞! この頃は工事していたけどまだまだBTS(高架鉄道)も地下鉄もバンコクに出来てなかったもんね。街中移動はバスが主要手段だったもんだから夕方の大渋滞にハマっちゃったみたい。約1時間かけてホテルに戻り、預けた荷物を受取ったら駅へ向かおう。飛行機の時間まではたーっぷりあるし、鉄道に乗って空港まで行こうと考えてたんだよね。一度乗ってみたくてさー。でも鉄道はまったく時間が読めない(走れば走るほど時間が遅れていって、時刻表なんてあってなきがごとし)という話を聞いていたから、到着時に空港から街中に出るよりも帰る時に始発駅のホァランポーン駅から乗れば乗車時間が分かる分間違いが少ないだろうと思って。
 と思っていざホテルを出ようと思ったらスコール!!
 なんでーっ?!
 さっき帰ってきた時は大丈夫だったのに、この短時間でこの雨…。さすが東南アジアのスコールだ。なんとか30分くらいで小振りになってきたから駅へと向かう。
 一応事前にネットでホァランポーン駅を出て空港駅を通る電車の時間は調べてきていたので、それによると18時に快速列車があるはず…。一応インフォメーションで確認すると14番の窓口へ行けと言われたのだけど、14番の窓口はクローズ。おい(笑)。モニターに出ていた18時発の電車の番号は16番で、とりあえず16番の窓口へ行ってみる。合ってたみたい。「ドン・ムアン」と言って切符を買うと、18:15だということだ。さっそく遅れてる?(笑)
 5番ホームに折り返しの列車が入ってきて、バックパック持った日本人らしきお姉ちゃんがいたのでなんとなくその人の近くに座ってみた。なんとなく安心するですよ。ボックス席ではない横並びの座席で、私の隣にはタイ人OL風のお姉ちゃんが座った。一応その人に
「ドン・ムアン、OK?」と確認してみたりして。初めての1人旅は何かと不安なのよ。
 すると、そのOL風お姉ちゃんと一緒に乗ってきた人が、
『ドン・ムアンで私の友達も降りるから』と言ってその降りるという人に『この人がドン・ムアンで降りるから教えてあげて』みたいに声かけてくれたのが有難かったー!
 列車に乗り込んで待っている間に稲光が走り、雨もまた激しく降ってきた。しかも出発もちょっと遅れたし。訳分からなくて送れるとすごい不安。分単位で発着している日本社会に慣れてるからなぁ。しかも、これまた少し動いたと思うとなんでか分からずすぐ止まったりするし。音楽が聞こえてきたってことは、これが朝と夕方に流れるというタイ国歌? 歌が終わるとやっと普通に動き出す。
 って、動き出したら開け放された窓から雨が吹き込むからか、乗ってる皆が窓を閉め始めちゃった! それは別にいいんだけど、窓ってガラスじゃなくて雨戸っぽいものしかなくて、それを締めちゃうから外の景色が見えないよーっ! タイ語のアナウンスなんて分からないし、外の景色が見えなかったらどこで降りたらいいのか分からないじゃない! ぎゃーっ。隣に座っていたOL風の人はは2〜3駅目で
「バイ」と言って降りて行っちゃったし(汗)。あとはさっきお願いしてくれた彼女の友達が頼り・・・と思ったら隣の空いた席におじさんが座って話しかけてきた! うわわわわ。タイ語じゃ何言ってんだか分からないけど、多分『どこまでだい?』とでも言っているんだろうと勝手に解釈して「ドン・ムアン」と言ってみる。そうしたら「にほんじん?」って、日本語?! おじさーん!!
 10年前に横浜国立大学に留学したことがあるという公務員のおじさまでした。私が持っていた(ネットから打ち出して持ってきた)時刻表を見て、駅に止まるごとに
「ここは○○」と指差しながら教えてくれるのが有難いですー。どうやらこの時刻表に載っていない小さな駅にも止まっているらしく、そのおじさまはドン・ムアンの1つ前の小さな駅で降りて行かれました。
 ドン・ムアンの駅でお願いしてくれていたお姉さんに
『ここよ』と促されて一緒に降りて、無事に空港へ到着することができました。あーっ、よかった! 親切な人ばっかりでめちゃくちゃ有難かったよー。
 あまりにも余裕を見すぎた為にめちゃくちゃ寒い空港の中で冷凍マグロになりそうになりながら時間まで過ごして帰国の途へ。