04■タンヌーラ








2007年9月現在、カイロでは週2回(水・土)無料でタンヌーラを見ることができる。


タンヌーラとはエジプトのスーフィー旋回舞踊のことで、カラフルなスカートをまとってくるくると回り続けながら踊るのだ。
演奏のタイコや立笛や弦楽器に歌、踊り手まで全て男性。
今年5月の東京イフティファール(http://www.kwaiesa.net/ihtifaal)でタブラ・クワイエサがそれを全て日本人で演奏して踊っていたけれど、いつか本場エジプトで見たいと思っていた。

スーフィーというのはイスラム神秘主義で、くるくると回ることによって神と一体化するという私たちから見たらとても不思議な宗教儀式がある。
私が以前から知っていたのはトルコのスーフィーで、実際に自分の目で見たことがあるスーフィー・ダンスもそれだった。
エジプトのようにカラフルなスカートではなく、女性も踊っていた。

ラマダン中でもこのタンヌーラは変わらずやっているとのことだったので、私たちはエジプト滞在中に連続して水・土2回も観に行ってしまった。
ただもう、圧巻。
これをタダで見せてしまっていいのか、エジプト!
各種タイコにサガート(指シンバル)、エジプトオヤジの朗々とした歌声が響く響く。
そこにひたすらくるくると回りながら舞台上を移動していく3人の踊り手。
回りながら重ねたスカートを上に脱ぎ、それを首のあたりや頭の上で回す。
回るスカートの柄がとても綺麗だ。
迫力のタイコ。
やばい。ダラブッカ欲しくなる。

エジプト留学中のさくちゃんの調査(笑)により、サガート奏者から1時間100£E(約2000円)でレッスンが受けられるという情報を得て出待ちをする私たち。
残念ながら私は一足先に帰国してしまう為に日程が合わず参加できなかったけれど、皆はさくちゃんの家で2時間のレッスンを受けたらしい。
タブラ・クワイエサの方々も彼らからいろいろ教えてもらったりしていたようです。
http://kwaiesa.net/egypt.htm
エジプトで巨匠に習うサガートレッスン。
ううう、なんて羨ましい!
出待ちをして約束を取り付け、師匠に手を見せてサガートのサイズを教えてもらい、楽器屋をハシゴして音と価格勝負でレッスン参加者全員サガートを購入。
私も便乗してジルを購入。

おろちゃん達のベリーダンスの先生も同時期にエジプト入りして別な地域へ出かけていたのだけど、この為にカイロに戻ってきて一緒にレッスンを受けたそうです。
そして、帰国後に彼女達の教室のベリーダンス・パーティがあり、そこで習ったサガートを披露するというのでお邪魔してきました!
うーわーっ♪
いいなぁ、サガート。
ジルもまだ使ったことない私だけど、早くこういうの使えるようになりたいなぁ。
そして次のエジプトでは私も一緒にレッスンをーーーっ!
ダラブッカも欲しい・・・。