ラパスに到着した翌日の午前中にバスターミナルからビーチへ向かうバスに乗り込んで約20分。 大きなフェリーが停泊している姿が見えてきた。 「あれだ」 そこがフェリー乗り場でもあるピチリンゲの港。 何人かがここで降り、彼らの後をついていくとフェリー・ターミナルの窓口があった。 ロスモチス行きとマサトラン行きで窓口は分かれているみたいなのだけど、待っている人が少なければどちらからでも大丈夫のようだ。 待つこと数分、無事に2日後のチケットを購入できたはいいが、さて今度はラパス市内へどう戻ったら良いのだろうか。 バスが止まったということは、帰りもバスがある筈だけど・・・。 分からない時は誰かに聞くのがセオリーだ。 スペイン語なんて挨拶やいくつかの簡単な単語しか分からないのに、体当たりでそこにいる人に声をかけるのが小田蘭流。 旅は笑顔と度胸で体当たり(笑)。 幸い手元にラパスの地図も持っている。 地図を見せながら、ラパス行きのバスはどこから出るのかを確認すると、1時間後に敷地出入口の門の辺りに来ることが分かった。 なんとかなるものだ。 そこで暫く待っていると、同じくラパスに向かうカップルもやってきた。 通りがかるタクシーが乗らないかと声をかけてくる。 バスなら1人20ペソ。 タクシーは1台150ペソが相場だ。 1台目のタクシーはあっさり引き下がったのだけど、次にやってきたタクシーはなかなか引かない。 『バスは遅いぞ』 『150ペソでどうだ』 バスを待つからいらないよー。 『いくらだったら乗るね?』 えー? しつこいなぁ。 あのカップルも一緒で100ペソだったら乗ってもいいかな。 そうしたら1人25ペソになって、バスに乗るのとあんまり代わらないもんね。 なんだかんだと100ペソで交渉成立。 お金で時間を買いました。 お昼前にラパスに戻れたのは助かった。 |
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