初めてシリアへ行った2000年から10年。 10年の間にダマスカスの旧市街はなんだかとっても観光地化していた。 古い邸宅を改装したカフェやプチホテルが格段に増えている。 はいじさんは昨年こちらに来た当初は旧市街の中に部屋を借りていたけれど、その家の隣がカフェに改装されてしまい、夜中まで続く騒がしさに引越しをしたそうだ。 そんな旧市街の中では、 近年新しく出来たホテルに併設されたハマムの入浴とシリア料理をセットにしたプランも登場した。 トルコではイスタンブルで何度かハマムに入ったことがあるけれど、特に昼間に天井から差し込む光の下でハマムに入り、蒸し風呂の中でのんびりしていい具合に蒸しあがった頃にアカスリやマッサージをしてもらうと旅の疲れも一気に解消されて気持ちいいことこの上ない。 日本人の湯船と同じくらい、こちらの人にも愛されていると思うハマム。 10年前はシリアで女性も入れるハマムというのは観光客にとっては簡単に見当たらなかったと思うのだけど、すっかり変わったものだなぁ。 紹介してくれたのは、ダマスカス在住で今回宿泊させてもらうことになった友人の友人S氏。 仕事として日本から派遣されてきている為、女性1人暮らしにしてはなかなかに広い家に住んでいる。 はいじさんとは友人を介してこちらで知り合ったらしく、今回会った事もない小田蘭を快く泊めてくれるという懐の大きい方だ。 はいじさんもこのホテルのハマム&シリア料理は初めてということで、小田蘭の到着当日にさっそく2人で向かってみることにした。 邸宅を改装したホテルの宿泊はそれなりにお値段がするのだけど、このプランはハマムにアカスリやマッサージのフルコースがついて食事とセットで1000SP(シリアポンド)。約2000円だ。 アカスリやマッサージの技術はまぁそれなりだけど、蒸し風呂の中でボーッとしていることの気持ちよさはたまりません。 そしてその後、天気の良い日に中庭で青空を見上げながら心地よい風に吹かれての食事。 これはこの季節(4月下旬〜5月上旬)ならではかもしれません。 他にも旧市街にはいくつかハマムがあって、そこはこういうホテル併設のものよりはお安いと思うので、機会があれば是非一度いかがですか? ハマムには男性専用の所が多く、女性が入れる所でも女性と男性で時間帯が分かれている所が多いので、行かれる際にはお気をつけて・・・。 ハマム+シリア料理のプランがあるホテル ■Beit Zaman http://www.beit-zaman.com/ |
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