サグラダ・ファミリアはいつか直接見に行きたいと思っていた。 そう思い始めたのはいつからだろう。 ネスカフェのCM?(笑) 世界遺産に興味を持ち始めた頃? 2003年には東京でやっていたガウディ展にも行った。 未だ建設途中でいつ完成するか分からない世界遺産だということがずーっと頭の片隅にあった。 最初に意識したのはサグラダ・ファミリアだけだったのだけれど、ガウディは他にもいくつもおもしろい建築を手がけている。 カラフルなトカゲが印象的なグエル公園。 いろんな部分が曲線で作られているカラ・ミラは屋上に上るとさらに不思議な形の煙突が並ぶ。 カサバトリョは壁面装飾や屋根の形が特徴的で、海をモチーフにしているのだとか。 レイアール広場には初期の頃に手がけた街灯があるという。 他にもグエル邸、グエル別邸、コロニア・グエル教会堂、等々。バルセロナのあちらこちらにガウディの痕跡が見られるので、滞在中には是非いくつか訪れてみたいものだ。 今回、小田蘭はサグラダ・ファミリアとカラミラとグエル公園の中に入り、広場の街灯を見に行き、カサ・バトリョは外観を眺めてきた。 入場して見学する所はどこもうっかり時間をはずすとチケット購入の列が出来てしまうし、バトリョさんは他に比べて入場料も高いこともあって今回はパスしてしまいました。 内装がすごく綺麗だということなので、次回またバルセロナに行く機会があれば入ってみようかな。 カサ・ミラは朝一番で向かったので列もなくサクサク入場。 見学用の部屋がいくつかあり、そこを回った後は最上階にあるガウディ建築に関する博物館も見学する。 ここにはカサ・ミラの模型や実験道具などなど、見ていてとても興味深い。 さらに屋上からはサグラダ・ファミリアが見える。 ただ単に見えるだけではなく、アーチの中にすっぽりサグラダ・ファミリアが収まって見えるポイントなどもあるのが面白い。 これは考えられているのか、おそらく考えられているんだろう。 人の顔を模したような煙突もにょきにょきと立ち、屋上をぐるりと移動するだけでもアップダウンがあり、本当に直線を排しているいるんだと実感できる建築だった。 レイアール広場にはガウディが初めて手掛けた作品である街灯がある、ということで行ってみることにした。 広場なのでもちろん入場料等はかからない。 サグラダ・ファミリアやカラ・ミラ等々の建築を見た後だと小さくて言われなければ絶対に見過ごしてしまいそうな街灯だ。 ガウディの建築の数々がここから始まったのかと思えばなんとも感慨深いかも。 近くにはミロのモザイク画が埋め込まれているランブラス通りもあるので、合わせて訪れてみるといいと思う。 サグラダ・ファミリアへは満を持して朝一番で向かったけれど、天候の為塔へは登れなかったのが残念だった。 しかし、塔には登れなくても堂内の広い空間と高い天井は今まで見てきた教会建築にはないシンプルさなのに神秘的な雰囲気が漂い、ここは完成したらまた是非来てみたい場所だと思った。 グエル公園は公園だけに、寒さが厳しくなってきた11月に訪れたのは少し残念だったかもしれない。 次に来る機会があれば春か夏がいい。 現在ではガウディに代表されるモデルニスモと呼ばれる建築様式はバルセロナには他にいくつもあり、実はその当時はガウディよりも他の建築家の方が有名だったという話です。 |
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