小田蘭がスペインに行きたいと思った最初の理由はサグラダファミリアを実際に見てみたいと思ったからだ。 1882年から建設が始まり、現在いまだに完成していない巨大な建造物。 「完成していない世界遺産」「入場料を取る工事現場」等々いろいろ言われているようですが、実際にこの目で見てその大きさを実感したかった。 当時の工法では完成まで300年はかかるとも言われていたようですが、どうやら最近では各種技術の進歩もあって現在では後15年くらいで完成するまでになったとか。 ガウディ没後100周年目の2026年に完成するように頑張っているようです。 さて。 そんなサグラダファミリアですが、2010年11月7日にローマ法王(ベネディクト16世)が訪れてミサを執り行い、正式な教会として認定するとともに、上位の教会堂として扱われる権利を持つバシリカとなりました。 11月7日ったら小田蘭のスペイン入りの1週間前じゃないですか! 時期がズレててよかった〜。 日程が重なっちゃってたらきっと中に入れなかったよ。 周辺もすごい混雑だっただろうしね。 いや、それでもその影響はしばらく続いているのか、朝イチで行っても入場まで1時間待ちとかでしたケド。 バルセロナは3泊の予定で実質動けるのは丸2日。 到着翌日の15時頃に向かってみると、入場待ちの列がチケット売り場から伸びて折れ曲がっている。 見た瞬間に、「あ、明日の朝イチで来よ」と思い直してその日は外周をぐるりと回って外観を一通り撮る。 その日の夜に宿の人達と夕食に出かけたのだけれど、どうもローマ法王がいらしてからここ数日は朝イチで行っても並んでいるらしい。 え? 9時オープンだからそれに合わせて行こうと思ってたんだけど、それじゃ遅いってこと? 「遅くとも8時45分までには行ってた方がいいと思いますよ。それでも並んでると思いますけど」 うわ、そうなんだ! だったら今日並んじゃった方がよかったかな…。 まぁ過ぎたことを言ってもしょうがない。 明日早めに行って並ぶか! 教えてくれたその人は10時頃に到着したら入場まで2時間も待ち、塔に上るエレベーターの指定時間がさらに入場の2時間後。 塔に上るエレベーターには人数制限と時間の指定があって、その日に上れる予定人数分を時間で割り振っているらしい。 あれ? そんなことガイドブックには書いてないよ? 最近変わった仕組みなのかな。 でも2時間待って中に入ってさらにエレベーターが2時間後って…。 日中の予定がほぼサグラダ・ファミリアだけで終了しちゃうじゃん! キッツイわぁ。 ハイシーズンでもないのにこれって、やっぱりローマ法王効果? 実際に私たちも8時30分過ぎに到着したのに昨日の昼間に来た時と同じくらい列ができていた。 教皇様効果すごい。 しかもこの日は曇りがちで風も強くて待っている間が寒かった。 その上天候のせいで塔に上るエレベーターが動いてない! エレベーターの前には係員がいるだけで並んでいる人もいない。 聞いてみると、今日は動いていないと言われてしまった。 あれ? そういえば入場待ちしている時に列の脇になんか看板が立ってたよね。 そこに何か書いてあった気がする! 一通り見終わって改めて入場待ちの列の所へ戻ってみると、それは小さな案内板。 スペイン語と英語を含む3言語で書かれていた内容を見てみると、エレベーターは天気がよくなかったり希望者多数の場合は登れないことがある、ってなことが書いてある。 何〜〜〜〜〜〜?! そんなの知らなかったよぅ! だったらなおさら昨日並んで入っておけばよかった。。。。。 ぐぐっ。 知らなかったとはいえ、悔しいなぁ。 あ、でも昨日並んで入ったとしても夕方だったからエレベーター待ちの人が多くて登れなかったってこともあるよね。 むむ。 これはまたバルセロナ再チャレンジかしらん。 |
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