■独立30周年










ベリーズは2011年が独立30周年というまだ若い国だ。
独立記念日は9月21日だという。

これは…。
小田蘭の旅行期間とバッチリ重なるじゃないですか!
何かイベントやってるかな〜♪

と、現地手配会社のBPRPに聞いてみると、パレードがあるという。
というか、ちょうどこの頃、日本でもTVでベリーズのことが放映されていて、どうも記念日当日のみならず8月中からパレードやらイベントが度々行われていたらしい。

さすが30周年。
国を挙げての大イベントなんだなー。
と思っておりました。

で。
当日。
その日は午前中にブルーホールの遊覧飛行に出かけ、戻ってきた所でBPRPのオーナーとお子さんと一緒にパレードを見学に行くことになった。
パレードには当然のことながらルートがあって、その周辺は車の立ち入りが制限されていた。
パレードルートに近くなるほど路上駐車の車が多くなり、我々も適当な所に車を止めて歩いて向かう。
大勢の人が人垣を作っているあたりがパレードの通り道だと認識してそちらへ向かうと、既に結構な人数が道路を挟み、脇にある家のバルコニーにも人だかりが出来ていた。
日よけの為の傘をさしている人も多い人垣の後ろから背伸びをしたり、人の頭の隙間から覗いたりしてパレードを見ようと試みるのだけれど、道路との段差はないわ、人はみっしりだわでパレードの写真はなかなか上手く撮れなかった。

小学生くらいの子供のパレードが通り、高校生くらいの子が演奏しながら歩いていたり、大きな旗を何人かで持って歩いていたり、そのまま歩いている子は氷水の袋なんか咥えていたり。
地域の空手教室の人達はパレードの途中で演武をし、サウンドカーや大人たちのパレードも後から続く。
人は多いし、パレードもどんどん続いてくるのだけれど、なんというかこの雰囲気……

のどかだ!

熱狂している訳でもなく、言ってみれば小学校の運動会で家族や近所の人達が一緒に集まって子供たちが走るのを見ているような。
それも白熱系ではなく、お昼にみんなでごはんを食べながら運動会を眺めているような。
そんな感じ。

雨季の時期とは言えこの日は快晴。
晴れ上がった真っ青な空は気持ちがいいのだけれど、遮るもののない直射日光は容赦なく照りつけてくる。
30分もいると苦しくなってきたので子供たちはかき氷を買い、私たちも昼ごはんに近くの屋台で売っているライス&ビーンズを買って帰ることにした。