■アレクサンドリア












以前来た時はラマダン中で滞在時間5時間程であっという間に帰ってきてしまったこの町は、再びゆっくり泊りで来てみたかった。
予定通りなら夜行バスで早朝に到着して朝から動けるはずが、思いがけないずにカイロから列車で昼間の到着になってしまった。
しかし1泊するのでそこまで焦る必要もなし。
ガイドブックでアタリを付けていたホテルに飛び込みで向かうと、海沿いでWifiも繋がるホテルに3人1室朝食付きで1人830円で泊ることができた。
ホテルランクとしては中級クラスで部屋数も多く各部屋にバス・トイレ付き。
立地もいい。

荷物を置いたら同行2名のオススメのシーフードレストランで昼食を食べに行き、その後はタクシーでカタコンベへ移動して見学してから日が暮れる前にアレクサンドリア図書館だ!

紀元前300年頃、プトレマイオス朝のファラオ・プトレマイオス1世によって建てられた図書館は世界中の文献を収集することを目的として、古代最大・最高の図書館と言われている。
その所蔵文献はパピルスの巻物でおよそ70万巻にものぼったと言われ、現在のアレクサンドリア図書館は火災や破壊で失われた過去の図書館を模してユネスコとエジプト政府が共同で建設した巨大な図書館兼文化センターなのだ。
現在の建物は11階建てで、総面積約8万5000平方m。
ネットワークも駆使してその名に違わず巨大な知識の集積場所となっている。

5年前は時間がなくて行けなかったこの図書館へ今度こそ!

なんかこういうのってわくわくするよね。
学生でもなくエジプト国民でもない私たちは10エジポン(1エジプトポンドはこの時約13円)の入場料を払って荷物を預けて中へ入る。
外観も大きかったけれど、中に入ると階段状に吹き抜けになっているフロアは広すぎて感覚が麻痺するくらいだ。
建物の中にいる人達が遠目にとても小さく見える。
テーブルでは資料を広げて調べ物や仲間と勉強している人達もいれば、1人用の机に黙々と向かっている人、パソコンで調べ物をしている人、と思い思いに活用している姿が目に入る。
大きいとはいえ図書館独特の静けさの中で、私たちは上階にある適当なフロアに入って書架の間をウロついてみたり、テーブルや机に座ってみたり。
ネットワークが発達して調べ物や発注も簡単になったけど、やっぱりアナログな書籍のある場所って雰囲気が好きだなぁ。
図書館だったりとか、本屋さんだったりとか。

ここにはプラネタリウムや博物館も併設されているので1日いても楽しいかも。
私たちは図書館内を軽くウロついた後、ショップで買い物をして帰りました。


アレクサンドリア図書館公式日本語サイト
http://www.bibalex.jp/Japanese/index.htm


last update / 2013.01.04