世界には「○○のパリ」と称される都市がいくつかある。 それぞれヨーロッパから遠く離れているものの、欧州の雰囲気のする華やかで綺麗でお洒落な都市だ。 その1つ、「中東のパリ」と称されるベイルート。 (他には、東洋のパリ「プノンペン」、北米のパリ「モントリオール」、南米のパリ「ブエノスアイレス」) 1970年代からの内戦や2006年の空爆の影響がまだ色濃く残るベイルートは、近年の復興が著しい。 爆撃や銃弾の跡が残る建物も残るなか、欧風な建物が立ち並ぶ間にモスクが見え、町中ではあちこちで工事が進んでいるというなんとも不思議な雰囲気の町だった。 さすがに「中東のパリ」と呼ばれるだけのことはあり、ポールやメゾンカイザーといったフランス資本のパン屋さんも出店している。 綺麗な花屋さんもあり、H&Mのお店まで見つけた時にはここは本当に中東なのだろうかと思ってしまうくらいだ。 でもね、海沿いの遊歩道から釣り糸を下げている人がいたり、ハードロックカフェの前でバックギャモンなんかしてるの見ると「あぁ、やっぱり中東だ」とほっとするのだ。 |
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