■You should go !







ハマで思わぬ脱水症状に倒れてしまったため、当初の予定より1日送れてレバノンへ入国した。
寝込んでしまった日に予定していたクラック・デ・シュバリエ(in シリア)は結局パスしてレバノンへ向かい、バールベック(in レバノン)も行けないかなーと計画変更を考えていたのだけれど。

ベイルートからザハレへ向かう前日に、泊まったホテルの前にあるバーで飲んでいた時にカウンターで同席したザハレ近郊出身の兄ちゃんにそう言われてしまったら行かない訳には行かないでしょう。

『バールベックには行かない予定なんだ〜』
というようなことをはいじさんがその彼に言うと、
「You should go!」
是非行くべきだ!って、そんなそこまでレバノン人に言わせる遺跡とは!

はいじさんはアラビア語が出来る。
そのため、こちらの人に話しかける時はいつもアラビア語だ。
東洋人がアラビア語を話すぞ、と大抵驚かれるようだけれど、見ているとこちらが(はいじさんが)アラビア語を話して、相手が英語を話して、アラビア語 vs 英語の会話になることが多いのがどうにも不思議な感じがするのであった。

ん? アラビア語で話しているのになんで向こうは英語で話してくれるの?
まぁ英語だったら傍で聞いている私にもなんとなく内容が分かるから助かるんだけど。
はいじさん曰く、お互い切替が上手くいってないんじゃないかということだ。

はいじさん:
 →せっかく勉強しているんだからアラビア語で会話したい。
相手:
 →外国人はアラビア語分からないだろうから英語で話さなきゃ。

ということらしい。
お互いそう思って、頭の中が「アラビア語」とか「英語」に意識がいっちゃって、脳内で相手の言っている内容は理解していても口をついてでてくるのは相手が話している言語ではなく自分が話そうとする言語のようだ。

まぁ、そんな感じでレバノンに住んでいる人に強くオススメされたので、あいにくの天気で雨がパラついていたけれどザハレに到着した当日にさっそく行ってみました。

いやー、デカイ!
神殿や柱そのものがもう想像を超えたスケールでした。
比較対象物がないとその大きさが分からないから人を入れて撮ってみようと思うのだけれど、人と一緒に撮ってみても人が小さくてわかりづらい。
2枚目と4枚目の写真は、柱の下のあたりに人がいるのですが、特に2枚目分かるかなー?

バールベックは巨大ですごかった。
確かにこれは「You should go!」だわ。