■公用語




ベリーズの公用語は英語だ。
メキシコ以南のラテンアメリカ圏の殆どがスペイン語を公用語している中では珍しいが、旅をするには助かる点も多い。
しかし、やはり周囲がスペイン語圏なだけあって、スペイン語もだいたいにおいて通じる。
メキシコの隣ということもあってかメキシコ料理のお店も多く、特に庶民的なメキシコ料理食堂のような所では当然のようにお店の人の言葉はスペイン語だった。
もちろん英語も通じるけれど。

そんななか、旅の最後に泊った宿では久しぶりにヤラレタ感を感じてしまった。

蛇口をひねってからシャワーの温度が熱くなるまで暫く待っていたのだけれど、これがなかなか熱くならない。
うーん、おかしい。
さっきトイレの水が流れなかったこともあったし(トイレに繋がる水道の栓が途中で閉まっていた)、またホテルスタッフを呼ぶかなぁ…。
と、考えていた時にハタと思いいたったのだ。

も…、もしや!

蛇口を「C」のマークの方向へひねってみる。
すると、すぐに温度が上がった。

やっぱり…。

英語圏なんでうっかりしてたよ。
なんで蛇口表示がスペイン語なの〜〜〜?

初めてスペイン語圏を旅した時に経験したスペイン語マジックだった(笑)。
スペイン語では、熱いを意味する単語は「Caliente(カリエンテ)」で、蛇口には「C」と表示される。
蛇口の「C」はコールドの「C」ではないのだ。
ちなみに、冷たいを意味するスペイン語は「Frio(フリオ)」なのだけど、小田蘭、初めてのメキシコではスペイン語なまりでホットの表記が「F」になるのかと思っていたのだ。
(その時の旅行記はこちらから

久々にスペイン語の罠にハマったわ〜(笑)。