2010年5月11日アーカイブ

水煙草だけじゃないんだけどね。

去る2010年4月21日。
この日よりシリアでは公共の場での禁煙令が施行された。
20100511-1.jpgシリアに到着早々、23日に入った旧市街の邸宅跡を改装した中庭のあるお洒落カフェ(でも当然のように水煙草も出す)では、さっそく禁煙マークが壁に貼られていた。禁煙令の説明書きも!

在住の友人はいじさん曰く、
「2007年の第○条(ここ忘れた・・・(汗))により、2010年4月21日から禁煙ですよー」
と、その説明書きには書いてあるらしい。

なのに・・・。
中庭でも2F席でも堂々と喫煙。
水煙草を吸う人々。
そして、炭係の人。

20100511-2.jpgそう、飲食店では店員さんの役割がきっちり決まっていて、注文を取る人は注文を取る、配膳の人は配膳のみ、水煙草の係りは水煙草のみ(見回って炭を足してもくれます)。
配膳の人に注文を頼んでも受けてくれないのです。
そんなきっちりと役割分担されているもんだから、カフェで禁煙なんてことになったら炭係りの人は職がなくなっちゃうじゃない!

なんてことはいらぬ心配?
お店に入る前からあたりには水煙草独特の香りが漂う旧市街のカフェなのであった。
特に旧市街は路地が狭くて周りは壁で、壁にある扉を抜けると中庭のある家。
という作りだから、通りを歩いているだけだとカフェもホテルもその場所が分かりづらい。
でもカフェはコツ(?)を掴めば簡単に分かります。
それは・・・、水煙草の香り。
独特の香りが漂っていれば、その周辺には大抵水煙草も出すカフェがあります。
これ重要(笑)。

レバノンではスターバックスでも水煙草を置いているとかいないとか。
残念ながら時間とタイミングが合わなくて「海沿いのスターバックスで海を眺めながらコーヒーと水煙草」はできなかったけれど、ダマスカスの旧市街で水煙草をふかしてきました。
禁煙マークあったけど(笑)。
はいじさんによると、公共の場でもオープンカフェならいいらしい。
このカフェも1Fは吹き抜けの中庭がカフェになっているし、2Fも屋根や硝子の窓がほぼオープン状態に開閉できるようになっていた。
20100511-3.jpgゆるい!
シリアゆるいよ!
こんなんでいいのか、禁煙令(笑)。

そして、本日共同通信によるニュースにもなってました。
【シリア伝統の水たばこに打撃 大統領が禁煙令】
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051101000637.html
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小田蘭
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