ビザとは。
「私の国へ入ってもいいですよ」とその国の大使館(領事館)に許可してもらった証である。
例えたらJRの切符がパスポートで、新幹線の入場料や特急券がビザみたいなもの?
乗車券(パスポート)が前提条件で、新幹線の改札を通るには改めて別の切符(ビザ)が必要、ってね。
お互いの取り決めで短期の観光ならビザの必要ない国も多いのに、小田蘭の今年の旅先はなんだか見事に全部ビザがいる国だ。
入国時にその場で取得可能な国もあるけれど、時間があるなら日本で取っておいた方がやっぱり安心。
今回ビザに関してはいろんな人からいろんな話を聞かせてもらった。
「シリアのビザって取りやすくなったよ。前は1週間くらいかかって、取る時ももっと大変だったんだよー」
(中近東は何度も旅したことのある今回の同行者談)
「昔は渡航の理由を書いた英文のレポートを提出した上に高額のビザ代がかかったのでヨルダンの空港でとりました。その方が安かったので・・・ 」
(3ー4年前に旅行したヒカルさん談)
「ロシアのビザってね、発行までの日数によって金額が変わるんだよ! 即日なら●万円、翌日■万円で、1週間後受取なら▲千円だって。ちょっとこれどういうことー?」
(同時期にシリアへ行く2人の旅仲間談。ロシア経由で時間があるから外に出ようとビザを申請したらしい)
その時、その国の状況によってビザの発給には変化が生じる。
極端に言えば「昨日までは無料だったビザが今日から有料5000円」とかもありえるのだ。
もちろんその逆もあるけど。
特にアラブ世界は日本赤軍のこともあって、割と最近まで日本人はなにかと大変だったらしい。
多様に変化する世界情勢は旅行者にとっても見逃せない。
情報はここでもやっぱり重要なのだ。