今回の発表会、演目は「ピーターパン」でした。
外部からフック船長や海賊役の男性を呼び、ウェンディにはやはり外部からバレエ教室の小学生、ピーターパンやティンカーベルやフック船長の麗しのレディ等にスタジオの先生が扮するというもの。
生徒達の群舞の間に先生方の小芝居が入り、ピーターのフライングあり、殺陣あり、ワニも登場(笑)、後には当スタジオ所属の方が作詞作曲した歌を出演者全員で歌って幕となる、これだけ聞いたらいったいなんの発表会なんだと思ってしまうような盛りだくさんな内容です。
で、私たちのチームはオリエンタル衣装(写真左)からサイーディ・ドレス(写真右)へ早替えをしました。
写真は小田蘭ですw
オリエンタル衣装はみんな自分の好きなものを、サイーディはピンクとブルーの2色で揃えてヒップスカーフは4色で。
オリエンタル衣装で1分程度踊って袖に一旦引っ込んだら、ものの30秒ー1分に満たない短時間でスカートを脱ぎすててサイーディー・ドレスに着替えてアサヤを持って再登場。
この早替えがキモでした。
アサヤ(ステッキ)を使って踊る時はサイーディのリズムでこういうドレスを着て踊るのがよく見られるのですが、発表会用のレッスンが始まった当初は全てオリエンタルの衣装でアサヤを使った踊りをするということでした。
・・・が。
途中からサイーディ・ドレスを着るという話になり、オリエンタルの衣装を買った人もいるから、それなら両方着て踊っちゃえば?
となった訳です。
今までのスタジオ発表会でもそんなこと(出番の途中で早着替え)はやったことがなく初めての試み。
先生がエジプトでよく行く衣装屋さんと連絡を取ってサイーディ・ドレスを送ってもらい、腰に巻くヒップスカーフは別途チームメンバーで相談して日本でおそろいで購入し、早替えに対応できるようドレスに縫い付ける。
それでも着替えの時には裾や袖が自分の体と衣装の間に巻き込まれて、それを引っ張りだしたり襟口から長い髪の毛を外に出していると、早替えの時間なんてあっという間に過ぎてしまって出るべき所で出られなくなってしまう。
そんな心臓に悪い早着替え。
でも成功すれば見ている人の意表をつける。
何度も練習を重ね、オリエンタル衣装のスカート部分もカギホックの部分をスナップボタンに替えて着脱しやすいようにしたり、ヒップスカーフも結んだ状態で着替えられるようにしてみたり、試行錯誤の末になんとか時間内に着替えられるようになったのですが・・・。
やはり本番の舞台は魔物のようで。
薄暗い舞台袖での着替えは練習とはまた違い、焦りもあってか当日の本番前に行なわれたゲネプロでは私も含む前列4人が4人とも早替えに失敗して出るべき所で出て来れないという事態になってしまうなんて!
土曜日チームも日曜日チームも衣装の色は違えど同じパターンで早替えをするので、土曜日の本番には日曜日チームが、日曜日の本番には土曜日チームが早着替えのお手伝いに入ることになりました。
着替えている時に裾が巻き込んでしまったら引っ張り出してもらい、衣装の中に入ってしまう髪の毛を外に出してもら。
上手下手それぞれに2人ずつお手伝いの人が入れば、1人に1人お手伝いがつくようになれば、なんとかなるのではないか、と。
ゲネプロでもお手伝いには来てもらっていたのだけど、お手伝いに入れることが決まったのが遅かった為にお手伝いを入れての練習ってしてなかったんだよねー。
あわてて本番前にお手伝いの子達と打ち合わせをして、臨んだ本番の早替えはバッチリ!
あぁ、お手伝いしてもらえてよかった!!
そんな本番の舞台裏でした。
いやー、それにしてもこの発表会は本当にメンバーにも先生にも恵まれたと思ってます。
当日は朝からみんな緊張なんか全然なくリラックスしていたし、ゲネプロで結構ボロボロだったにもかかわらずひどく落ち込むような人もなく。
1週間前の通し稽古から急遽フィナーレを変えることができたのも、本番が終わった後にはみんな自画自賛しちゃうくらいの良い出来だったと思えたのも、このメンバーだったからこそなんだよね。きっと。
本番で踊っている時、特にラストに近づくにつれ、「あぁ、もう終わっちゃう・・・」と本気で寂しくなったよ!
皆で撮った写真を見ているとあの時を思い出してすごく楽しい気持ちになるの。
楽屋で撮った写真、終演後にロビーで皆集まって撮った写真、ピーターと一緒や海賊達とも一緒に撮った写真。
本当に、あの日はネバーランドにいたと思います。
発表会の後、いつも発表会の練習をしていた金曜日。
いつもの時間に普通のレッスンに行く時に、もうアサヤを持って行かないというのが不思議でしょうがなかった。
次は土曜日チーム・日曜日チーム合同の打上げです。
うん、これもめっちゃ楽しみ!
振り返り
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