歩いて帰宅

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11日の地震の時は勤務時間なので当然会社におりました。
自分の席からは離れて、向かいの机で他部の人と一緒にPCを見ながら確認中。

あ、地震?

と思ったら揺れはどんどん大きくなって、周りもみんな慌てながらとりあえずデスクの下にもぐってみる。
2年前に新しく建ったビルの7階は、免震構造なのか揺れが結構大きかった。
空席の机の椅子は動くわ、脇机は動くわ、机の上の積み上げてあった書類は落ちるわ、社内用衛星放送の為のTVの乗っている台はキャスター付でTVは落ちなかったものの台がぐるんと移動していた。

すぐにそのTVを通常のTV番組チャンネルに合わせてみると、宮城で震度7!? 東京は震度5!
その後も結構大きな揺れがあり、TVの映像は津波の状況も映し出されてきた。
度々の地震の後、社内放送でまだ明るいうちに帰れる人は落下物に気をつけて帰ってくださいと連絡があるものの、都内の交通はJR・私鉄・地下鉄全てが全滅。
私は幸い歩いて帰れる距離だし、一度クロスバイクで走ったこともあるし、基本的に全て大通り沿いを歩いて行けるので、ヘルメット入りの防災リュックを背負って17時過ぎに会社を出発して歩いて帰ることにした。
その時既に家が遠い人はビル内にある販売機で飲料水を買って戻ってきたりと、長期戦覚悟で会社に残る用意をしていた。
 
外に出ると周りは歩いている人でいっぱいで、バスもタクシーも新たに乗れる状態ではなく、道路も歩道も渋滞中。
途中で窓硝子が割れたビルもあって、そのビルの下では危ないからとテープが張られて人を迂回させる誘導もされていた!

1時間半程の徒歩距離は苦ではなかったけれど、自宅に着いたらやっぱりマンションのエレベーターは止まっていて、13階に住んでいる私はまずは一息と近所の行きつけ飲み屋で夜ごはん。
そこのママさんと、ママさんの小学生の子供と、お店にいた人達とTVを見ながら話をしていた。
こうやって知っている人と会ってご飯を食べられるって、本当にほっとしたわ!
この頃になってやっと携帯でtwitterに繋がったのでとりあえず報告。
メールはもう少し前に繋がっていたから家族と連絡は取れて安心したけれど、携帯でのtwitterは少し時間がかかってた。
メールも送信に時間がかかったし、受信は受信確認しないと受け取れなかったりしたけれど。

お腹もココロもとりあえず満たされて、さて気合い入れて階段を登ってみると、本棚の一部の棚が落ちて本が散乱して足の踏み場もなかった...。
でも食器や鏡みたいな割れ物がなかったのがなにより!
ガスが止まっていたので復旧させて、台所や洗面周りに散らかったものを片付けて、本棚はまた次の日にして、当日は顔だけ洗って、浴槽やシンクの桶に水貯めて、倒れるもののないようにスペース作ってまずは寝るようにしたのだけれど、結局揺れと携帯の緊急地震速報で何度か目が覚めて朝を迎えたのでした。

次の日は部屋の片づけとTVを見てtwitterを確認したりするくらいしか出来なくて、今日になってやっとPCの前に座ってます。

とりあえずの状況報告。
思うことはもう本当に沢山あるけど、まずは報告だけ。

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このページは、小田蘭が2011年3月13日 17:15に書いたブログ記事です。

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