6月下旬に田中真知さんが紹介していた写真展へと出かけて衝撃を受け、ご本人と真知さんと写真家の方の3人で話すトークイベントにも参加してきました。
トークイベントは通常の営業が終了した後の時間にギャラリーの1Fを使って、もう椅子とかぎゅうぎゅうに詰まって大盛況。
3人それぞれの旅の話や、真知さんと横谷さんが出会ったカイロでの当時の写真とか、なかなかおもしろく濃いトークの時間でした。
トークで横谷さんの作品の背景とかが分かってくると、また改めてじっくりと展示されている作品を見たくなってくるもので。
撮影にも現像にもあれだけの時間をかけてのこだわりだからこそ、あの吸いこまれてしまいそうな作品になるんだなぁ。
印画紙を自作するってこういうことか、というね。
これは実際に見ないと分からない。
寄って印画紙の質感も合わせてじっくり見るのと、引いて遠目で見るのとでも印象が違う。
絵画のような、古い記憶の夢の中に入り込んだような、そんな錯覚を覚える不思議さに魅せられた(魅入られた)写真展でした。
■横谷宣写真展「森話」「黙想録」
場 所 / galley bauhaus
会 期 / 2013年6月5日(水)~8月10日(土)
時 間 / 11:00~19:00
休 廊 / 日・月・祝
入場料 / 無料