多種多様な人達のサポートに参加し、自身も歌いアルバムを出していたHONZIさんが亡くなって10年。
彼女にゆかりあるミュージシャン達が集まるライヴを今年も観に行ってきました。
私が彼女の演奏を知ったのはMETROFARCEのサポートとしてバイオリンを弾いていた時でした。
メトロのライヴや松尾スズキ作演出の音楽劇『キレイ』の舞台くらいで他の活動を多く観ていた訳ではないけれど、こうやってライヴに集まる人達の演奏や話されるエピソードからは愛すべき自由っぷりが伺えて、本人も周りにいる人達もとても素敵だ。
15日にはHONZIさんのお兄さんもチェロで出演されていて、「彼女は野生だったから...」とか「きちんと書かれた譜面もあるけどそうじゃないのもあり...」「今日のステージでセッションを観ていて、そうかこういう人達と演っていたのかと」みたいなことをお話しされていたのがとても印象的でした。
15日は出演者がとてもバラエティに富んでいて、シャンソンあり島唄ありクラシックあり、なんでもありで最初から弾き語り一人の所に呼び込み飛び入りセッションで4人も入り、次からはその流れができちゃってその場合わせのセッションの連続!
16日はいつも観に行っている人達ばかりの出演者で2/1東流会と重なる人達も多く、15日とはまた違う雰囲気で暖かく包み込むようなライヴ。
本当に彼女はジャンルを問わずいろんな人達と一緒に演っていて、両日共に出演者みんなHONZIさんに負けず劣らず自由ですごい人達が集まっていて、今も集まり続けている。
演奏スタート前と後に会場で映写されていたHONZIさんの映像にも改めて魅了された夜でした。