野苺のある家

自宅から駅へ向かう途中にある一軒の家。
数日前にその家の庭先で野苺をみかけた。

小田蘭がわんぱく小僧だった小学生の頃、放課後は裏山を走り回り、ロッククライミングよろしく崖を登り、秘密基地もあったりした。
野生の野苺を摘んで食べ、花の蜜を吸い、からすのえんどうや鬼灯やどんぐりで作った笛を鳴らして、暗くなるまで外で遊んだ。

この家の野苺を見て、そんな小学生の頃を思い出した。
現在住んでいる所にそこまでの環境はないけれど、久しぶりにからすのえんどうの笛を作って吹いてみたくなった。

ちなみにこの家、クリスマスの時は家の壁や塀に電飾付きでディスプレイがされていた。
梯子を上るサンタの後姿が壁にかかっていて、サンタがいなくなった年末年始は和な飾り。
次はどんな飾り付けになるのか、日々楽しみな家なのだ。