合鴨農法の鴨料理

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食べるということは、命をいただくこと。

合鴨農法でお米を育てている農家から入手した鴨を食べる機会を得た。
シェフが直接農家へ出向き、血抜きして羽を毟るところから一緒にやってもらってきたという鴨を食べさせてくれるなんて、なんて贅沢な!!
そのためとっても少人数でゴメンナサイな会だったのです。

金曜日は午後から外部セミナーで直帰。
余裕で間に合うどころか途中で買物でもしてからお店に向かおうかと思っていたのに、講演会場に到着したとたんに電話が入って急遽会社に戻らないといけないない事態が発生!
どうしようかと思ったけど、講演が早く終わったのも幸いしてなんとか無事に予定通りの時間にお店到着。
買物は出来なかったけどね・・・。

鴨を貰いに行った時に一緒に行った常連さんもいたので、その時の話を聞きながら前菜からメインまで鴨を1羽まるごと余すところなくいただきました。
だいたい1羽で2人分の量になるこの料理。
話を聞きながら食べていると、食べるってことは「命」を食べているんだ、という普段は忘れがちだけど一番大切な部分がしっかり実感できた夜でした。

20071207-1.jpgこの農家はここ数年毎年鴨を卵から孵して雛も自分達で育てて田んぼに放っているという。
普段は鴨の産む卵を食べ、田植えの時期に合せて卵を数個分けて孵化させているというから本格的だ。
今回の鴨を貰いに行った時にその卵もいただいてきたらしいのだけど、黄身が普通に鶏卵とは比べ物にならないくらいしっかり濃厚な味らしい。
卵かけごはんが一番美味しい、というくらい卵の味をしっかり味わいたくなるなんて。
た・・・、食べてみたい!
卵を孵す時は鶏さんに一緒に暖めてもらっているというのはなんか笑っちゃったけど、合鴨農法で毎年卵から孵して育て、お米を収穫した後の鴨はこうして希望者に分けてくれる。
そう聞いたらなんだかすごく本格的な感じがしたのだけど、それを引退したご夫婦が自分達が食べるお米を育てるためにやっているというからまたすごい。

鴨のフルコース、たっぷり堪能してまいりました。
ワインも料理に合せて4種類の赤を原価で出していただき幸せいっぱい、お腹もいっぱい♪
初の試みで今年はお試しみたいなもので、来年はもう少し多くの人にも食べてもらえるようにしたいと言っていたから、これまた来年を楽しみに待ちましょう!
12月の最初の週は明けておかなくちゃ☆


★メニュー

前菜1:鴨の首の皮を使い、中には内臓や頬肉を。
   首の皮の弾力といい、内臓のしっかりした味といい・・・
20071207-2.jpg前菜2:手羽とレバーとぼんじり
   手羽がもう、骨もいつまでもしゃぶっていたくなるくらい(笑)。
20071207-3.jpgメイン1:腿肉と葱のつけ合わせ。
   下仁田葱のペーストと一緒に。
   このペーストがこれまた絶品。これだけでお酒が飲めるー
20071207-4.jpgメイン2:胸肉のプルーンのソースかけ。付け合せはワイルドライス。
   も、何もいえません・・・
   うっとり・・・。
20071207-5.jpgデザート:リンゴとクルミのタルト

紅茶:いつもは紅茶とコーヒーと選べるけど、この日は紅茶のみ。
   なぜなら・・・鴨と同じ産地のレモンを使ったレモンティーだから。

ワイン:4種を前菜とメインに合せて
20071207-6.jpgこんな機会は滅多にない!
ということで、会社行って講演会行ってというスケジュールなのに鞄にデジタル一眼レフカメラを入れてっちゃいましたよ(笑)。

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このページは、小田蘭が2007年12月 7日 16:55に書いたブログ記事です。

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