岩波ホールで『光のノスタルジア』と『真珠のボタン』を観た。
淡々としたスペイン語の語り口が心地よいのだけど、内容はとても重く悲しく、さすがに一度に2本は観れなくて日にちを分けて観に行った。
キーワードは「アグア(水)」。
乾燥しきったアタカマ砂漠を擁するチリは長い海岸線を持つ国でもある。
「考えるという行為は、すべてのものに適応するという水の能力に似ている。人間の思考の原理は水と同じだ。あらかじめ、あらゆるものに順応できるようできているのだ」という言葉が沁みる。
『光のノスタルジア』『真珠のボタン』