鳥髑髏はいのうえ歌舞伎というよりネタモノ寄りな感じもして、これぞザ・新感線。
ストーリー、殺陣、歌、踊り、笑い、テンコ盛り。
ストーリー、殺陣、歌、踊り、笑い、テンコ盛り。
なんといっても成志・贋鉄斎のキャラクターたるや!ネタモノだと思ってしまう最大の要因(笑)。
サダヲ・捨之介も今までと全く違う人物像で、97再演髑髏から毎回観ている身としては序盤「んん?」って感じだったけど、これはこれでアリだし新しいものを魅せてくれました。
そして早乙女・蘭兵衛がワカドクロの時より殺陣の素晴らしさと美しさが数段増し増しで目を奪われる。
初演髑髏(これはさすがに未見)から7年ごとの上演で30年近く、基本ストーリーは変わらないのに関係性とかキャラクターが毎回演じる役者によって微妙に変わってこんなに続けられているのってすごい。
新感線の音楽を毎回手掛ける岡﨑司さんの引き出しもいつも楽しみ。演奏におかげ様ブラザーズの方々のお名前を見かけてはにやりとするのも楽しみですが......岡部さん(涙)。
どんな演目でもザ・エンタテインメントなのは変わらず、シリアスでもネタモノでもどこの劇場でも開演前のあの音楽とベルの音で新感線を観に来た感が高まるのが好きなんですよねぇ。
髑髏城の七人 Season鳥