カウンターがあるお店に出向いて何かを観る時はカウンターに座りたいし、終演後もそのまま飲んでお店の人と話が弾むことがままあります。
パンクIPAが樽で繋がっていたのに驚き、カウンターの中に見覚えのある7インチジャケット(『Little Green Bag』カマタミズキとEscalera al Cielo.)を見つけて驚く。
そんな先日は、演目に魅かれて高田馬場のバー公演へ。
10名前後の客席にバーの常連でもない、演者の関係者でもない、見ず知らずの一見さんはやっぱり珍しいのか。
小劇場とかバー公演とか、規模が小さければ小さいほど客層が影響するものは大きい。
ゲッコーパレード出張公演 崎田ゆかりの夜物語『アラビアン・ナイト』
「その日の用事が済んだら、どうぞそのままお越しください。」
妄想するのはウードやサズやバイオリンなど弦楽器の生演奏と語り部に踊り子。
室礼は絨毯敷きやランプの明かりで床に座りながら。
シーシャがあってデーツやナッツやお酒に甘いシャーイやカフワがあってくつろげる。
音楽が流れ、いつしかお話が始まり、踊り子がゆるりと人々の間を揺蕩う。
そんな場に迷い込みたい。
なんなら踊り子になりたい。
『アラビアン・ナイト』