NY在住の日本人監督がリベリアとNYを舞台に描く移民の話。
前半はリベリア、後半はNYが舞台となり、1人の男を中心に据え淡々と状況が描かれていて特に何かが起こって展開していく訳ではなく、結局どこに行っても苦しい状況に変わりわないという一見救いのない話だけれど、映し出される映像が美しい。
撮影監督はリベリアでの撮影中にマラリアに感染して死亡されたとのことを後から知る。
リベリアでのゴム農園での作業、女たちがストライキしている旦那を愚痴りながら木を集めて運び墨が作られていくシーン、そういう作業の場面が印象に残る。
リベリアの白い血