低温ロースト

久しぶりに隣県のいつものお店がパリ祭をやるということで、わーい♪と参加してきました。
7/14はフランスの革命記念日。
フランス革命の発端となったという1789年のバスティーユ監獄襲撃、1年後の1790年の同日を建国記念日として、毎年この日のフランスではパレードがあったり、花火があがったり、いろんなイベントがあったりするようです。
フランスではそのものズバリ7月14日という意味の「Quatorze Juillet」と呼ばれているけど、日本ではこの映画が「巴里祭」と邦訳された影響で「パリ祭」と呼ばれているのだとか。
参考：http://www.france-jp.net/02info/02etc/10.html
　　　 http://www.kachispo.com/k/1566/

でもって、いつものフランス郷土料理のお店のムッシュとマダムの息子くんの誕生日もまさにこの日！
フランス料理のお店をやっている人の子供の誕生日がパリ祭って、すごいよね。
そんなこともあってこの日はその子が小さい頃から（産まれた頃から？）知っている常連さん達とも一緒に、以前はよくこの日にパリ祭と称してお店で夏のイベントをやっていたのです。
こういうイベント時には子連れな人達もやってきてわいわいやるから、お店の息子くんも含めて何人かは親戚の子供状態で年に1回の成長確認にもなってたりして（笑）。

最近パリ祭やんないなー、と思っていたら久しぶりに開催案内がきて、今年はＧＷの周年の時も夏も日本にいるし、もちろん行くよー！
すっごい久しぶりに顔を見る人もいて、数年前に転勤で浜松の方に行っちゃってた人が聞けばその後の移動で今は東京の西の方にいるらしく、3連休だから実家に戻ってきたのと合わせて顔出しに来たんだとか。
いやぁいいね、こういうの。

この日のメニューはロースト祭り！（笑）
牛さん豚さん鶏さんと、肉巻きおにぎりも牛肉と豚肉の2種類あったよ♪
他にもサラダやスープにごはんモノ、ケーキ盛合せにフルーツまで一通り。

  
  

なかでも絶品だったのが、チキンの低温ロースト！
鶏さんがまるっとそのまま出てきて、その後で切り分けてくれたのだけどこれが柔らかくってジューシーで普通に焼いたらこうはならないでしょ、ってもので。
キッチンで切り分けてくれている所を3-4人で囲んでムッシュの話を聞きながら、切り分けつつ部位の説明を聞きながら、切ったその場でちょっとずつお裾分けをいただいてつまみ食い的な感じもありつつ（笑）。
鶏さん解体ショーを見ていた人だけの特典も味わっちゃいました。
下の写真が鶏さん丸ごと＆解体ショー（笑）。
盛り付けは一番上の大きな写真♪

  

ムッシュ曰く。
フランス料理って当日その場で出来ることって殆どなくて、提供する前までの仕込みで味も含めた殆どのことが決まってくるというのが目からウロコでした。
例えば日本料理だったら新鮮な魚をその場で捌いて出すことができるしそれも醍醐味なんだけど、フランス料理はそうはいかないという。

今回の低温ローストもまさにそうで。
話を聞くと2日前から塩をふり、焼く時はバターを塗って120度程度のオーブンで40分。取り出してから20分おいたらまたバターを塗って40分、そして20分おくという繰り返し。
（バター塗って120度で40分＋20分おく）のセットを3回繰り返すんだとか。
そして更に、切り分けて提供する前にもう少し高めの温度で少し焼いてからソースをかけてテーブルへという。
最後の焼くというのも、120度で焼いて置いて切り分けているからそのままでは食べる時にぬるいので、食べる前に適温にするという意味なんだとか。
手間がかかってるなぁ。
その手間の分だけ当然美味しくて、ささみがあんなに柔らかくて美味しいものだとは感動な食感でした。
鶏刺しとかあるけどそれとは違う、火が入っているんだけど食感は生みたいな柔らかさ。でも生じゃない！
胸肉も手羽もいつも食べているものとは全然違う！

はー、幸せごはんだった。
やっぱりここのごはん大好きだわ。